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田井将博|ガラス作家
≪日本の夏に涼を運ぶガラスのうつわ≫

2021.6.4
田井将博|ガラス作家<br> <small>≪日本の夏に涼を運ぶガラスのうつわ≫</small>

暑い夏。ガラスで涼を感じてみてはいかがでしょう。食卓に涼やかさを運んでくれるガラスのうつわが、渋谷PARCOにある小誌の直営店「Discover Japan Lab.」に到着しました。各地を拠点に活躍する人気作家3名の作品から、厳選したうつわを、期間限定で、特別展として展開します。店頭に足を運べない方も、オンラインショップでお買い求めいただけるので、ご安心を。眺めて、触れて、癒される。作家の真心が込められたガラスを、夏の暮らしにぜひ。

田井将博(たい まさひろ)
1977年、香川県高松市生まれ。’95 年、香川県立高松工芸高等学校デザイン科卒業。’99年、倉敷芸術科学大学工芸学科ガラスコース卒業後、岡山県清音村(現・総社市)で石川昌浩さんとともに硝子工房ライを設立。2003 年、硝子工房ライを解散し、香川県綾川町にガラス工房グラスタイムを設立。’02年「工芸都市高岡クラフトコンペティション」審査員賞・特別賞。琥珀色のガラスを巻いた輪花モールシリーズは田井さんを象徴する作品。
Instagram|@glass_tai.m.

暮らしに馴染み、日ごとに愛着が増す、
日常使いのガラス

右から、「輪花モール平鉢」3850円、「輪花モール鉢 小」3300円、「みなもグラス」4400円

田井将博さんが倉敷芸術科学大学工芸学科でガラスコースを専攻したのは、「おもしろそうだな」という漠然とした気持ちだった。しかし当時教授を務めていたガラス作家・小谷眞三さんとの出会いによって、「ガラスで生きていく」と心に決める。田井さんのものづくりの根底には、いまも小谷さんの言葉が息づいているという。

「『人を驚かせるものではなく、人を感動させるものをつくりなさい』と小谷先生が仰ったんです。僕はその言葉を『人が驚くような作品は、受け手側の感情がすぐに冷めてしまうからだ』と受け止めました。だから一見なんの変哲もないうつわでも、使うほどに愛着が湧き、長く愛していただけるガラスがつくりたいと思うんです」

師である小谷さんと同様、田井さんが制作するのは日常使いできるガラスだ。フチに琥珀色のガラスを巻いた輪花モールシリーズは田井さんを象徴する作品で、季節を問わず食卓で可憐に咲く。

「陶磁器ではよく目にする輪花ですが、ガラスだと手間もかかるし、高い技術も要します。だけどかたちが綺麗だなと感じ、最初は何の気なしにつくりはじめました。コロッとしたデザインが好きなので、輪花に限らず僕のガラスは丸みのあるフォルムが多いですね」

美しい緑が広がる香川県綾川町の工房で、田井さんは今日もガラスを吹き続ける。

工房での制作風景
田井さん自身が撮影してくれた、食卓の風景。可憐な輪花モールシリーズは日々の食事を彩ってくれる

田井将博さんのガラスのうつわを
オンラインショップで購入できます!

Discover Japan公式オンラインショップにて、田井将博さんの作品を販売中! 田井さんが生み出す暮らしに馴染むガラスのうつわを実際に見て触って愉しもう。

 

 

 

田井将博の作品一覧

Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00~20:00
定休日|なし
※うつわはすべて数量・期間限定販売
※営業時間の変更の場合がありますので、最新情報は渋谷PARCOの営業時間(https://shibuya.parco.jp)をご確認ください

Discover Japan Lab.で出合う、ガラスのうつわ
田井将博
安土草多
小路口力恵

text: Nao Ohmori, Discover Japan photo: Shimpei Fukazawa
2021年7月号「ととのう発酵。」

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