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世界遺産 富岡製糸場の国宝
「西置繭所」の全貌を公開!

2020.11.25
世界遺産 富岡製糸場の国宝<br>「西置繭所」の全貌を公開!

1872(明治5)年に建設された世界遺産の「富岡製糸場」。その敷地内にある国宝「西置繭所」が、約6年にわたる保存整備工事を終え、10月3日にグランドオープンした。西置繭所は、富岡製糸場の3棟ある国宝のうちの一棟で、生糸の原料である繭を保管していた倉庫。木骨レンガづくりの2階建て、南北に約104mある長大な建物で、今回の保存整備工事により1階内部に耐震補強のための鉄骨を骨組みとしてガラスの部屋を設置。ガラス越しに建築の様子が見られる多目的ホールと、ギャラリー(資料展示室)が新たに設けられた。国宝としての価値を維持継承しながら、積極的な活用に取り組んでいる西置繭所に注目が集まっている。

西置繭所の全貌を写真と共に紹介!

「ガラスのホール」

世界遺産・国宝の中のガラスのホールはまさしくユニークベニュー
国宝の建物自体も鑑賞対象。壁、天井、柱をLEDでライトアップ
操業中に壁や建具に貼られた新聞紙なども歴史的資料

1階北側に、ハウスインハウス手法により多目的ホールが整備。耐震補強用の鉄骨を骨組みとしたハウスインハウスで、壁と天井がガラスのユニークベニュー。イベントを行いながらガラス越しに国宝建物を体感できる。

「ギャラリー(資料展示室)」

展示台に使用している机も富岡製糸場で使われてきた歴史的資料
創業から115年間の作業服の変遷を史料にもとづき1/2サイズで再現
生糸づくりの工程をイラストで分かりやすく説明

「2階展示エリア」

保存整備工事に際して判明したことを展示解説
繭倉庫としての機能の変遷の説明や貯繭の様子を再現
漆喰壁や柱などには115年間の操業の歴史が刻まれている

「ホワイエ」

休憩スペースとして利用できるホワイエには富岡製糸場の歴史が分かる巨大な年表パネルが設置されている。

「2つの音声ガイド」

西置繭所の見どころを紹介する音声ガイドを整備。スマートフォンにアプリ(無料)をダウンロードして利用できる。ガイドは2種類あり、展示資料や建物の特徴など見どころを人気声優の武内駿輔さんが案内するメインガイドと、2階の漆喰壁の落書きの痕跡や煉瓦積みの様子などから浪曲師、玉川太福さんが創作浪曲で案内するスペシャルガイドがある。楽しみながら富岡製糸場や西置繭所の歴史に触れてください。(メインガイドは、英語・中国語・韓国語・フランス語対応。スペシャルガイドの浪曲は日本語のみ、ただし英語による解説版がある。)

 

武内駿輔(たけうち・しゅんすけ)
声優。主なアニメ出演作は『KING OF PRISM』アレクサンダー役、『彼方のアストラ』ザック・ウォーカー役、『A3!』兵頭十座役など。美術展音声ガイドでは『原三渓の美術』など好評を得る。2016年に「第10回声優アワード・新人男優賞」受賞。

玉川太福(たまがわ・だいふく)
浪曲師。年間50公演を超える独演会を開催し、近年は落語の定席にも出演。「天保水滸伝」や「清水次郎長伝」といった古典演目を継承しながら、独自の新作浪曲にも意欲的に取り組んでいる。2017年「第72回文化庁芸術祭・大衆芸能部門新人賞」、2020年「第37回浅草芸能大賞・新人賞」受賞。

富岡製糸場
住所|群馬県富岡市富岡1-1富岡製糸場
開場時間|09:00~17:00(入場受付は16:30まで)
見学に関する問合せ|0274-67-0075(総合案内所)
http://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk-mill/

※混雑時は入場を制限する場合がございます。予めご了承ください。
※製糸場入場時に検温にご協力ください。また、マスク着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保をお願いします。


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