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現代美術作家 杉本博司と建築家の榊田倫之が手がけた、白井屋ホテル 特別個室「真茶亭」が完成!

2021.1.26
現代美術作家 杉本博司と建築家の榊田倫之が手がけた、白井屋ホテル 特別個室「真茶亭」が完成!

前橋市の話題のアートデスティネーション「白井屋ホテル(シロイヤホテル)」の新たなアート空間、現代美術作家、杉本博司と建築家の榊田*倫之による新素材研究所設計の「真茶亭」がついに完成。素材や職人技にこだわりぬいた新たな空間「真茶亭」は、特別個室としてプライベートの会食や催事などに使われる予定で、アートデスティネーションである白井屋ホテルにまた一つ空間的作品が増え、ますますデザイン、アート好きにとっては特別な目的地となった。
(* 榊田の榊の漢字は、木ネ申です)

新素材研究所/杉本博司+榊田倫之
新素材研究所は、現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之が2008年に設立した建築設計事務所。その名称に反して、古代や中世、近世に用いられた素材や技法を研究し、それらの現代における再解釈と再興を活動の中核に据えている。すべてが規格化され表層的になってしまった現代の建築資材に異を唱え、敢えて扱いが難しい伝統的素材の建築的な可能性を追求する。それは近代化のなかで忘れられつつある高度な職人の技術を伝承し、さらにその技術に磨きをかけることでもある。時代の潮流を避けながら旧素材を扱った建築を造ることこそが、今もっとも新しい試みであると確信し、設計に取り組んでいる。

「真茶亭」の由来

室内の扁額にも揮毫されているこの名称は、本施設の奥に佇む茶室*の壁の緑色、ホテルの周囲に溢れる自然の緑色に調和しながら、真の抹茶色を体現した土壁の色に由来する。扁額は、杉本博司によって揮毫された。

*茶室について
「真茶亭」の奥には白井屋ホテルの前身、旧白井屋の最後の女将、関根春江さんが愛用した緑色の壁の茶室「春月(しゅんげつ)」を移築した空間もあり、地元の茶会やコミュニティーの集まり、ワークショップなどの場として貸し出す予定。

柔らかく光を透過する積層ガラスのファサードによって、内部空間は昼間と夜間で違う表情を見せる。この割肌が特徴的な積層ガラスは、厚さ19mm のフロートガラスを硝子職人の手で一枚一枚小口を割って表情をつけたもので、さらに、割肌の表情を読みながら、100枚以上のガラスを手作業で丁寧に重ね、壁として仕上げた。

室内中央を占める無垢の杉材を使用したカウンターは、そのうつくしい杢目を、ボトルクーラーとして据えた石製立ち手水からこぼれる水の波紋の広がりが、波打っていく様に見立てている。そのため、素材から澄んだ水の流れを喚起する杢目を選び、手水から自然に連なるよう工夫した。正面に扁額を飾る土壁は、見切り材の枠を極力細くし、壁の色と馴染むよう神代杉を用いた刃掛け納まりとして、真の抹茶色とは何かを体現し、繊細な配合で顔料を混ぜ合わせた左官仕上げが施されている。

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真茶亭(まっちゃてい)特別個室
住所|群馬県前橋市本町2-2-15 白井屋ホテル内(グリーンタワー 1階)
アクセス|JR前橋駅より徒歩約15分、東京から新幹線利用で約1.5時間、車で約2時間
※完全予約制
https://www.shiroiya.com/

photos:©️Hiroshi Sugimoto / Courtesy of New Material Research Laboratory


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