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《北大路魯山人美術館》魯山人から現代の生き方、美意識を学ぶ

2020.7.27
《北大路魯山人美術館》魯山人から現代の生き方、美意識を学ぶ

新型コロナウイルスの影響が続く中、今年誕生した施設や開業間近の施設は多い。今回は、世界遺産、厳島神社でも有名な、広島県の宮島にオープンした、宮島「北大路魯山人美術館」を紹介する。

陶芸家、書道家、画家、料理家……多才な顔をもつ芸術家、北大路魯山人。日本の歴史上、稀代の美食家としても知られる北大路魯山人の「食器は料理の着物」の一言は、彼の美意識を象徴する言葉として、その後の、日本料理界にも多大な影響を残している。本美術館では、牡丹模様平鉢や、志野茶碗はじめ、魯山人の代表的な作品を800点所蔵し、その中から、600点が常時展示される。会員制の「美食倶楽部」を創設し、自分の能力、嗜好性を最大限に活かしてマルチに活躍した魯山人。彼の生き方や作品を通して、副業や、サロンといった現代にも活かせるヒントや、美のインスピレーションを得てみてはいかがだろうか。

宮島「北大路魯山人美術館」
住所|広島県廿日市市宮島町60-1 宮島歴史民俗資料館向い
時間|9:00〜17:00(入館は16:30まで)
料金|一般1500円、高中小生800円
Tel|0829-78-0885
www.rosanjinmuseum.jp

2020年7・8月号 特集「この夏、どこ行く?ニッポンの旅計画108」


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