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【noma×うつわ】
noma×京都の料理を彩ったうつわ作家たち
ノーマ京都のすべて ⑬

2023.8.11
【noma×うつわ】<br>noma×京都の料理を彩ったうつわ作家たち<br><small>ノーマ京都のすべて ⑬</small>

nomaのシェフたちにパワーとインスピレーションを与えた今回のうつわ。濃密な3時間半を振り返りながら、その一部を作家とともに紹介する。

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0品目 酒を飲むうつわ

八田 亨さん(大阪・富田林)
大学で環境デザインを学び、2003年から陶芸家として活動。富田林市にろくろ場を、堺市に穴窯を設けている。土の声に耳を傾けたような力強い作風の酒カップは、nomaが本国のレストランで常にテーブルに置いておく手づくりのワイングラスの代わりに選ばれた
Instagram:@toru_hatta

1〜5品目 八寸 湯葉と行者ニンニク

水谷智美さん(佐賀・多久)
佐賀に自宅兼工房を構え、ヨーロッパでストーンウェアと呼ぶ陶器と磁器の間をいくような土でつくる炻器(せっき)の生活道具をつくる。色合いにバラつきはあるものの、その個体差も持ち味。素朴な感じがプロジェクトのコンセプトに合い、少し小さめの皿を誂えた
Instagram:@tomomi_mizutani

6品目 海藻のしゃぶしゃぶ
9品目 お豆腐と生アーモンド
14品目 緑米と薔薇

内田可織さん(東京・代々木上原)
美大を卒業後、陶芸作家に。海藻しゃぶしゃぶはご飯炊き窯がベース。お豆腐と生アーモンドのうつわは厚みも釉薬にも試行錯誤したという。緑米と薔薇で使った土鍋は、高橋さんいわく「文句のつけどころがない」。「インパクトがあり力強さを感じます」と神尾さん
Instagram:@uchida_kaori

7品目 タケノコとヤリイカの出汁

小林徹也さん(愛知・瀬戸)
大学の法学部を卒業後、陶芸家の道へ。写真のレタッチャーとして働いた経験もある異色の経歴をもつ。伝統に重きを置きつつ、独自の釉薬や手法で自身の世界観を構築している。7品目の料理は「このうつわを見て全体のフォームが決まった」と髙橋さん
Instagram:@tcovayaci

8品目 メカジキと昆布

十場あすかさん(兵庫・神戸)
京都で陶芸を学び、夫で陶芸家の十場天伸さんと兵庫・神戸で開窯。自家菜園で出る稲わらの灰からつくる藁白釉が作風に反映。サンプルより大きめにつくられた9㎝の八角形の皿は、窪みのあるデザインが使いやすく、多くのシェフがこれを使いたがったとか
Instagram:@asukajuba

10品目 キンキ
6品目 海藻のしゃぶしゃぶ

壷田和宏さん 亜矢さん(宮崎・高千穂)
雄大な自然の中で作陶生活を送っている。三重・伊賀の土でつくる土鍋は焦げつかないと評判。炭化焼締の手法でつくった6品目の皿は、nomaがリクエストした青っぽいグレーに。10品目のスキレットは、「色合いがキンキの色合いとマッチした」と髙橋さんは振り返る
Instagram:@tsuboaya005

12品目 山菜
7〜13品目のベースプレート

田中信彦さん(埼玉・入間)
大学を卒業後、京都で陶芸を勉強。1994年、埼玉・入間で開窯。近年は、淡い色調のやさしい作風が特徴の「色のうつわ」シリーズが人気。12品目の山菜に使われたうつわは、「レネの好きな雰囲気」と神尾さん。見た瞬間に山菜を盛りつけようとイメージがわいたそう
Instagram:@nobuhiko.tanaka

14品目 緑米と薔薇

山本憲卓さん(沖縄・読谷村)
沖縄の大学を卒業後、陶芸家・大嶺實清(じっせい)さんに師事。読谷村に工房を築き、灯油窯と登窯で作陶する。土の持ち味を生かそうと、そこに含まれる成分や性質はできるだけ生かす手法が個性に。工房を構える沖縄から豊かなインスピレーションも受け取っている
Instagram:@yamamoto__noritaka

15品目 ユズ シジミ ハマグリ

沖原紗耶さん(山梨・富士川町)
山梨で竹のカトラリーをつくる工芸作家。自身で竹を切り出して、半年ほど乾燥してからつくりはじめるという。自ら田畑を耕し暮らす生活の中から生まれるカトラリーは、15品目のデザートで起用された。軽やかな竹素材のスプーンが日本のポップアップを印象づけた

読了ライン

noma×京都とコラボレーションした
国内外の工芸作家

◎アイナー・ポールセンさん(デンマーク ボーンホルム)
◎アキコケンメイド(デンマーク) 
◎アナメテ・ヨーツさん(デンマーク) 
◎アンシャーロッテ・オールソンさん(デンマーク) 
◎石田正一さん(京都) 
◎茨城伸恵さん(栃木) 
◎岩見晋介さん(栃木) 
◎内田可織さん(東京) 
◎江戸木箸(東京) 
◎尾形アツシさん(奈良) 
◎沖原紗耶さん(山梨)
◎河上智美さん(茨城) 
◎クリスティーネ・ヴェデルさん(デンマーク) 
◎ケイコンドーさん(茨城) 
◎小林徹也さん(愛知) 
◎十場あすかさん(兵庫) 
◎十場天伸さん(兵庫)
◎只木芳明さん(埼玉) 
◎田中信彦さん(埼玉) 
◎八田 亨さん(大阪) 
◎ハナ・ブラックホール・スミスさん(デンマーク) 
◎船木祥啓さん(京都) 
◎マイ・ジョーゲンセンさん(デンマーク) 
◎水谷智美さん(佐賀) 
◎村上慶子さん(千葉) 
◎壷田和宏さん、亜矢さん(宮崎) 
◎山本憲卓さん(沖縄) 
◎ヤナキー・ラーセンさん(カナダ) 
◎湯浅ロベルト淳さん(静岡) 
◎ヨーツ工場(デンマーク)

《ノーマ京都のすべて》
01|世界一のレストラン《noma/ノーマ》が京都にやってきた
02|【noma×日本料理】京都の野山を味わう“八寸”から
03|【noma×日本料理】ニッポンの海と懐石料理の文化を再発見
04|みんなでひとつを生む、nomaのつくり方。
05|世界一のレストランnomaのキーマンはヘッドR&Dシェフ・髙橋惇一さん
06|nomaが惚れた、ニッポンの食材
07|【noma×日本料理】限りなく無作為な自然をいただく。
08|【noma×日本料理】文化、食材への“探求”=nomaだ
09|最高の食事とサービスを提供するノーマ京都の舞台裏を公開
10|理想のうつわを求めて、宮崎・高千穂へ【前編】
11|理想のうつわを求めて、宮崎・高千穂へ【後編】
12|【noma×うつわ】うつわ選びへのこだわり
13|【noma×うつわ】noma×京都の料理を彩ったうつわ作家たち

text: Mayumi Furuichi
Discover Japan 2023年7月号「感性を刺激するホテル/ローカルが愛する沖縄」

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