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しまなみ海道沿いの瀬戸田・しおまち商店街にて「住みたいまち、しおまち」を目指すプロジェクトが本格始動

2020.12.28
しまなみ海道沿いの瀬戸田・しおまち商店街にて「住みたいまち、しおまち」を目指すプロジェクトが本格始動
しおまち商店街活性化プロジェクトに関わるメンバーたち(一部)

株式会社しおまち企画は、「ローカルをグローバルマップに載せる」の理念のもと2019年より計画を進めてきたしおまち商店街活性化プロジェクトを本格始動させ、2021年春を目途に順次実行していく。

株式会社しおまち企画
ローカルに根差した街づくりを行いながら瀬戸田地域全体の経済を活性化させる新たな「地域商社」として、2019年に設立。地域活性化にあたって、地域の方々との対話を重ねながら、いわゆる観光ツーリズムの一時のブームとして消費されるのではなく、その土地の日常が魅力で溢れ、今後将来にわたって「住みたいまち」であり続けること、そして旅行者がその日常に触れ、体感し、魅力に共感することで「住みたいまち」となることを目指している。

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「しおまち商店街 活性化プロジェクト」
の3つの方針

1)行政と住民の中間にあるコレクティブ(※1)が突き上げる参加型の地域活性

本プロジェクトは先にマスタープラン等を策定することをせず、自治体及び地域住民の方々と共に瀬戸田の魅力や問題点の抽出、描く将来像やアイディアの共有を行う「しおまちとワークショップ」を2019年より定期開催を実施し、行政・住民・民間企業等多様なプレーヤーが参加し、対話を重ねながら進めてきた。

トップダウンまたはボトムアップのどちらでもなく、民間企業であるしおまち企画を中心に多様な方々が意見を出し合い、参加者それぞれが自分事として街の将来を考える過程こそが大切であると考え、一人一人がプロジェクトを自分事と感じられることを目指している。

※1)コレクティブとは、官民関係なく共有の目的意識と意思を持つ集まりのこと。

同ワークショップは、尾道市、せとうちDMO、地元の有志団体「しおまち商店街の輪」と共催しており、2019年は全3回のワークショップを実施、成果発表を行った際には地域内外より約200名が参加。

2)「住みたいまち」を実現する、自社事業による魅力創出と新規事業の誘致

志雄町企画では、地元住民と訪問者がインタラクティブに時間や経験を共有する場所の創出が必要不可欠と考え、自社事業として「SOIL SETODA」を建設中。また商店街周辺の空き物件をデータベース化し新規事業者の誘致を積極的に図り、新規事業者の方々の事業計画策定・資金調達のサポートをしている。地域のマスターデベロッパーとして、職住両面での新しい魅力創出につなげていきたいと考えている。

まちのリビングルーム「SOIL SETODA」
地元住民と訪問者がインタラクティブに時間や経験を共有する場所の創出を目的とした、飲食、宿泊、アクティビティーセンターを備えた複合施設。地域のリビングルームのような位置付けとし、活発で和やかなコミュニケーションが生まれる空間を目指している。瀬戸田の海の玄関口である瀬戸田港から徒歩1分、しおまち商店街入口に開業を予定。(※当施設の詳細は追って発表。)

同施設のほか、商店街に点在する空き物件を活用し、地元で採れる海鮮を提供する軽食店や、地元のハーブ等とかけあわせたスイーツショップ、アウトドアカルチャーを発信する新たなバイクショップといった新規事業者が開業計画中。

SOIL SETODA インスタグラム
https://www.instagram.com/soil.setoda/

3)自然との共生を意識した、先端技術を用いたインフラ導入

「住みたいまち」を実現させる要素のひとつとして、海洋汚染や大気汚染など環境問題に対して積極的に取り組むこと、必要なテクノロジーを積極的に取り入れることも、未来も安心して住み続けられる街として新たな瀬戸田の魅力創出につながっている。

具体的には、丸紅株式会社と共に地域内の使用電力を再生可能エネルギー由来に転換していくことを目指すほか、CO2を排出しない電動キックボード「mobby」を活用した観光サービス事業も開始。また本四バス開発株式会社とともに小型で低速の電気自動車「グリーンスローモビリティ」での島内移動を推進、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)とはオリジナル自転車を活用した観光周遊を推進すべく「SHIMANAMI LEMON BIKE」の運営における連携を計画中。

その他、NECソリューションイノベータ株式会社と地域内のキャッシュレス決済サービスの推進を図っている。これらの取り組みにより地域の新しい魅力創出につなげていく。

新しい風が吹き始める瀬戸田の
「しおまち商店街」

上記に記載した当社の「3つの方針」により実現される各新規施策のほか、来春には本プロジェクトスタートのきっかけとなった新たな旅館「Azumi Setoda」および銭湯付帯宿泊施設「yubune」がオープン予定。また、今年10月には観光型高速クルーザー「SEA SPICA」が瀬戸田港に就航し広島港からのアクセスが格段に良くなるなど、様々な面で瀬戸田が大きな注目を集めている。

しおまち商店街を一緒に盛り上げるパートナーを募集
しおまち商店街内の空き物件を活用して新規事業を行いたい事業者、その他施策を共に考え実行に移すパートナーを募集しています。ご興味ある方は以下サイトより是非ご応募ください。

しおまちとワークショップ
https://shiomachi.jp/

株式会社しおまち企画 代表取締役 根本真帆のコメント
「新しい土地を訪れる時に一番印象深く心に残る瞬間は、その街らしい日常に触れた時です。近年、地域活性化のため観光客誘致を図った結果、いわゆるオーバーツーリズムにより街が消費されてしまったという事例が多く聞かれますが、しおまち企画は、あくまでもその街「らしさ」にフォーカスを当ててその魅力を磨くことに注力しています。地域の方々の街への愛着が高まり誇りが持てること、訪れた方が地域の日常に容易に馴染むことができ住みたいと思えることを目指した街づくりを行います」。

瀬戸田について

瀬戸田は、瀬戸内海のしまなみ海道沿い、本州側から数えて3つ目に位置する島。島の半分が傾斜地で日当たりが良いこと、年間の降水量が少ない温暖な気候であることを生かして柑橘の栽培が盛んとなっており、とりわけレモンについては日本一の国産レモンの生産地としてその名を知られている。現在では、広島と愛媛をつなぐしまなみ海道をはしるサイクリストや、耕三寺/向上寺/平山郁夫美術館を訪れる観光客に人気のスポットともなっている。

尾道市長 平谷祐宏氏のコメント
「歴史ある旧堀内邸の活用をきっかけにスタートした、しおまち商店街活性化プロジェクトが、いよいよ本格始動することとなり、地元市長として、大変喜ばしく思います。今回の取組が、地域の誇りとなり、活力となるよう、市としても積極的に応援させていただきます」。

株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション 代表取締役 藤田明久氏のコメント
「せとうちDMOは「瀬戸内しまなみ海道」を広域観光周遊ルート「せとうち・海の道」における重要なエリアの一つとして位置付け、しおまち企画をはじめ、地域内外の皆さんと連携を図ることで、瀬戸内が何度も訪れたい地域となるよう事業を推進しています」。

SDGs視点解説!広島県が全国1位の項目とは?

人間、地球及び繁栄のための行動計画として、持続可能な開発目標として国際的に採択されたSDGs。17の目標のうちゴール13の気候変動に具体的な対策を」に注目してみると、広島県は「公民館における環境保全活動の実施数 (環境保全活動の実施数/公民館数/2018)」が全国1位です。

環境保全活動はいつまでも「住みたいまち」であり続けるために必要な取り組み。Co2を排出しない電動キックボードの観光活用や、電動車の共同利用を促し、タクシーやマイカーの利用を減らすことでCO2排出量の削減を目指す意図がある「グリーンスローモビリティ」は、地域社会が積極的に環境保全活動に対応していることを示す具体的な取り組みと言えるでしょう。
(解説協力:サステナブル・ラボ株式会社


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