タレント・女優 清水みさとさん
忙しくても《サウナ》で自分らしく。
1日24時間は平等に与えられているのに、時間に忙殺されず輝いているあの人。そんな人たちが考える「癒し」についてうかがってみると、いそがしくても心を亡くさないためのアイデアが満載でした。
タレント・女優
清水みさとさん
サウナ好きが高じてサウナ・スパプロフェッショナルなどの資格も取得。ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(JFN21局/AuDee)のパーソナリティも務める。著書『サウナのぷりンセス』(トラツグミ出版)が発売中
大好きなサウナで心も身体も軽やかに!
19歳の頃から約10年、毎日サウナに入っている清水みさとさん。それほど愛してやまないサウナの魅力とは?
「むくみが取れたり冷え性が和らいだり、身体にいいこともいっぱいありますが、一番の魅力は気分をすっきりリセットできること。日常では情報が押し寄せて頭がいっぱいになりがちですが、サウナに入るといったん立ち止まり、またはじめようという気分になれるんです。嫌なことがあったときも、サウナに入ると“まぁいっか”と思えたり。いつも元気で機嫌よくいられるのはサウナのおかげだと思っています」
一日に何度もサウナに入ることも多いとか。
「運動よりもサウナを目的にスポーツジムに入会していて、毎日いつでもサウナに入れるので、今日も朝から入ってきました。ジムのサウナを基本に、外出先や仕事帰りに銭湯やサウナに行くことも。思い立ったらいつでも行けるよう、手拭いとコスメのセットはいつも持ち歩いています。サウナは時間帯によっても効果が変わるんですよ。朝のサウナはよく目が覚めるし、お仕事の合間のサウナは気分を切り替えられる。夜にサウナに入るとぐっすり眠れるんです」。
サウナは時間がかかると思われがちだが、1時間あれば十分入れるのだそう。
「時短のコツは、サウナと水風呂の後の休憩を短くし、最後に長めに休むこと。本格的に疲れを癒したいときには、むしろ時間は気にせず丸一日サウナに捧げます。そんなときは、館内が清潔でごはんも美味しく、館内着も着心地よくて、本や漫画などもある施設を選びます。後楽園の『スパ ラクーア』や、宮前平の『湯けむりの庄』がおすすめです」。
普段使いの定番は、学生の頃から通っている三軒茶屋の「駒の湯」や、新大久保にある女性専用の「ルビーパレス」という清水さん。ここ数年、サウナ施設がどんどん増えているので、新規開拓も抜かりない。
「仕事などで知らない街を訪れたら、全国のサウナ施設が検索できるサイト『サウナイキタイ』でその街のサウナや銭湯を調べて立ち寄ります。選ぶ決め手は、空間のおしゃれさよりもサウナの温度! 温度が低過ぎるサウナは好みではないので、85℃以上を目安にしています」。
サウナを目的とした旅「サ旅」にもよく出掛けているようで、おすすめのサ旅も教えてもらった。
「最近心に残っているのが新潟県の『SHIIYA VILLAGE』と長野県の『The Sauna』。どちらも若いオーナーさんが、仲間と一緒に木を切ったり壁をつくったりした手づくりの施設。ほかにはないこだわりのサウナが楽しめる上、大自然に囲まれた環境もその地ならでは。地域を盛り上げたいという想いにあふれた、温かいお人柄も印象的なんです。サウナ施設もやっぱり大事なのは〝人”なんだと実感しました」。サウナをきっかけに訪れ、自然や美味、すてきな人々に出会い、その街ごと好きになる。そんな「サ旅」が、清水さんのとっておきの癒しになっている。
住所|新潟県柏崎市椎谷1839
Tel|090-6333-1839
営業時間|13:00〜21:30、土・日曜、祝日10:00〜(事前予約制)
定休日|なし
料金|2時間30分制2200円、1棟貸切は1万7600円(最大10名まで可)
https://shiiyavillage.com
住所|長野県上水内郡信濃町野尻379-2
Tel|026-258-2978
営業時間|日帰り利用/ユクシ10:00〜21:30、カクシ9:00〜20:30(それぞれ第1〜4部は2時間制、第5部のみ90分制) 貸切利用/コルメ9:30〜19:30、ネリャ10:30〜20:30(ともに第1〜3部のうち3時間制)
定休日|火曜
料金|日帰り/3000円、土・日曜、祝日は3500円、貸切/3万円、土・日曜、祝日は3万3000円
https://lampinc.co.jp/nojiriko/sauna
清水さんの癒しのMyルール
▶︎一人のときはテキパキ
1時間くらいでサウナへ
頭と身体を洗う
→(冬は湯船に1分)
→(サウナ5〜8分
→水風呂30秒〜1分
→室温休憩1分)×3〜4セット
▶︎マイサウナセットを持ち歩く
▶︎水は1日2ℓを目標に飲む
▶︎疲れているときは丸一日
サウナ施設に捧げる
読了ライン
1|SANUブランドディレクター・本間貴裕さん
2|タレント・女優 清水みさとさん
3|編集者・本屋B&B運営 原カントくん
4|モデル・柴田紗希さん
5|発酵研究家・料理家 真藤舞衣子さん
text: Miyo Yoshinaga photo: Asami Endo
Discover Japan 2023年2月号「癒しの旅と温泉。」