隈研吾氏デザインで、世界初のイッタラカフェ併設直営店「イッタラ表参道 ストア&カフェ」がオープン!
北欧デザインのパイオニアとして北欧の暮らしの本質を内包するイッタラは、2月19日(金)、東京にイッタラ表参道 ストア&カフェをオープン。建築家隈研吾氏が内装デザインを手がけた新店舗は、イッタラにとって初めての試みとなる体験型ショップとなり、訪れる方々がイッタラを通して北欧文化や暮らしを体感できる場を提供。店内には世界初となるイッタラのカフェが併設され、伝統とモダンが融合したスタイルで北欧の食を味わうことができる。
建築家
隈研吾(くま・けんご)
1954年生まれ。1979年に東京大学大学院工学部建築学科で修士号を取得、コロンビア大学の客員研究員を経て、1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立。その後東京大学大学院工学系研究科の教授を務め、現在は東京大学特別教授・名誉教授。
主な作品に亀老山展望台(1994)、水/ガラス(1995、AIA ベネディクタス賞受賞)、森舞台/宮城県登米町伝統芸能伝承館(1996、1997年日本建築学会賞受賞)、那珂川町馬頭広重美術館(2000、2001年村野藤吾賞受賞)、梼原木橋ミュージアム(2010)、浅草文化観光センター(2012)、アオーレ長岡(2012)、寿月堂銀座歌舞伎座(2013)、海外では2012年にフランスのブサンソン芸術文化センターとマルセイユ現代美術センター、2013年にダリウス・ミヨー音楽院。そして昨年、隈研吾建築都市設計事務所は大成建設と梓設計と共に新国立競技場を完成。現在も日本を始めヨーロッパ、アメリカ、中国などのアジア諸国において100近くのプロジェクトを抱えている。2000年に出版された「反オブジェクト 建築を溶かし、砕く(英題Anti-Object)」は英語、中国語、韓国語にも翻訳され世界でも最も著名な日本人建築家の一人。
「イッタラ表参道 ストア&カフェ」のデザインは、ここかしこに北欧の革新性・美意識ある伝統が散りばめられ、イノベイティブでサスティナブルな新素材と木を採用したインテリアを通して、北欧の自然が醸し出す穏やかさを表現。店内に入ると、フィンランドの自然を映し出した映像、この店のために考案されたマウスブローのユニークなガラスの照明、フィンランドにあるイッタラガラス工場で使われているガラス製品を製造するための木型など、北欧の雰囲気を感じられる。
また壁のデザインは、フィンランドの森に着想得ており、壁とカウンターには、一部がコーヒー豆からできた持続可能な、新しく革新的なリサイクル素材SOLIDO typeE を使用。カフェ側には、千鳥格子の技術が採用され、日本の伝統工芸と自然に対する敬意を表現。製品のディスプレー台には、フィンランドのアアルト大学の学生たちとタッグを組み生まれた、イッタラの工場から出た廃棄ガラス、パルプ、顔料、石膏、Aalto Cell と呼ばれるセルロース(MCC)などの革新的な素材を活用した人目を引く持続可能な什器を使用しておりサステナブルな観点も大切にされている。
イッタラ表参道ストアは、アイコニックな商品やレアな製品、特別な限定品なども充実。それらは季節ごとにリフレッシュされ、イッタラのキュレーションによるイッタラ以外の高品質なフィンランドデザインも紹介する。また、ムーミンシリーズをはじめとするアラビア製品も店頭に並び北欧デザイン好きのツボを押さえたラインナップとなっている。
世界初となる、店内に併設されたカフェでは、伝統とモダンが融合され、調和された北欧インテリアが心地よい空間となっており、カフェのメニューはシンプルさと北欧らしい食材にこだわっている。例えば、フィンランド人のソウルフードでもあるシナモンロールや、エッグバターを添えた伝統的なカレリアパイなどを、一杯のコーヒーと共に楽しむことができ、気軽に北欧気分を味わうことができる空間となっている。
「イッタラ表参道 ストア&カフェ」では、今後、北欧の暮らしに関連したトークショーやワークショップ、展示会などのバラエティーに富んだイベントを通じて、北欧文化を深く掘り下げていく予定。
表参道に、また定期的に通いたい場所が増えた。
Iittala Omotesando store & café/イッタラ表参道 ストア&カフェ
住所|東京都渋谷区神宮前5丁目46番地7 GEMS青山クロス 1F
オープン| 2021年2月19日(金)
https://iittala.jp/
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