北海道・輪厚《SONEKA/ソネカ》
北の大地に誕生したよみがえりの森に佇むヴィラへ
みずみずしくよみがえった北海道・輪厚(ワッツ)の森と風にたなびく草原地帯。この大地に極上のリゾート「SONEKA(ソネカ)」が誕生。森に包まれ木の香り放つヴィラづくり、滞在するだけで心身が癒されるウェルネスなストーリーがはじまる。
文=せきねきょうこ
ホテルジャーナリスト。フランス・アンジェで大学生活を送り、スイス山岳リゾート地で観光案内所勤務中に3年間のホテル暮らしを体験。1994年から現職。連載・著書多数、アドバイザー、コンサルティングも
www.kyokosekine.com
プライベートヴィラで羽を休める滞在を
いまだ誰も知らないプライベートなヴィラリゾートが誕生すると知り、6月末、北の大地へと向かった。開業の8月1日までは到底待ちきれなかった。目的地である輪厚は北広島市にある。そしてリゾート名「SONEKA」は、“ようこそ”を意味するアイヌ語と知った。宿泊者が自然と出合える場所でありたいとオーナーが選んだ温かい名である。
リゾートがある森は、新千歳空港から車でわずか30分ほど。輪厚は、アイヌ語のウツナイ(脇川、助骨川の意)を語源とする輪厚川の上流域に位置している。リゾート敷地に入ると視野に入るのは森と草原と大空、そして森に包まれるように点在するヴィラ4棟だ。
ヴィラの前には広大な草原が緑のじゅうたんのように広がり、草が風になびく情景はアートのように美しい。大自然の中に建つ木造のヴィラの室内には、木造家具の聖地・旭川の家具がしつらえられ、木の呼吸すら感じられる癒しの滞在ができる。
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大自然のエネルギーを体感できる滞在
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photo: Atsushi Yamahira
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