HOTEL

北海道・輪厚《SONEKA/ソネカ》
北の大地に誕生したよみがえりの森に佇むヴィラへ

2024.8.27
北海道・輪厚《SONEKA/ソネカ》<br><small>北の大地に誕生したよみがえりの森に佇むヴィラへ</small>

みずみずしくよみがえった北海道・輪厚(ワッツ)の森と風にたなびく草原地帯。この大地に極上のリゾート「SONEKA(ソネカ)」が誕生。森に包まれ木の香り放つヴィラづくり、滞在するだけで心身が癒されるウェルネスなストーリーがはじまる。

文=せきねきょうこ
ホテルジャーナリスト。フランス・アンジェで大学生活を送り、スイス山岳リゾート地で観光案内所勤務中に3年間のホテル暮らしを体験。1994年から現職。連載・著書多数、アドバイザー、コンサルティングも
www.kyokosekine.com

プライベートヴィラで羽を休める滞在を

Nupuの全景。ふたつの寝室、ヴィラ内と露天風呂の2カ所は源泉かけ流しのモール温泉。ダイニングキッチン、暖炉付きの広いリビングも快適

いまだ誰も知らないプライベートなヴィラリゾートが誕生すると知り、6月末、北の大地へと向かった。開業の8月1日までは到底待ちきれなかった。目的地である輪厚は北広島市にある。そしてリゾート名「SONEKA」は、“ようこそ”を意味するアイヌ語と知った。宿泊者が自然と出合える場所でありたいとオーナーが選んだ温かい名である。

リゾートがある森は、新千歳空港から車でわずか30分ほど。輪厚は、アイヌ語のウツナイ(脇川、助骨川の意)を語源とする輪厚川の上流域に位置している。リゾート敷地に入ると視野に入るのは森と草原と大空、そして森に包まれるように点在するヴィラ4棟だ。

木造のヴィラは4棟ともに森からの間伐材も随所に利用。写真はヴィラ「Nupu(ヌプ)」の室内ダイニングから見た室内とアウトドアデッキ。アウトドアデッキにもキッチンとダイニングが。露天の温泉、サーマルプール、ネットベッドなども
森に包まれ佇むヴィラ「Nitai」(ニタイ)。ほかのヴィラ同様の施設のほか、デッキにツリーテラスやスパが完備。木漏れ日の中で浸かる温泉は自然との一体感が満載

ヴィラの前には広大な草原が緑のじゅうたんのように広がり、草が風になびく情景はアートのように美しい。大自然の中に建つ木造のヴィラの室内には、木造家具の聖地・旭川の家具がしつらえられ、木の呼吸すら感じられる癒しの滞在ができる。

敷地内の森を歩く野生のエゾシカは時には親子で現れる。よみがえった森では野生との共生が成立。知らないことの多い輪厚の自然や歴史、伝統まで学べる滞在
スタッフの面々。中央に黒いスーツの総支配人・西尾智則さん、左隣に紅一点のマネージャー・藤岡綾さん、その左にシェフ・大山航平さんら若い力が結集

line

 

《SONEKA》
大自然のエネルギーを体感できる滞在

 
≫次の記事を読む
 
  
 

photo: Atsushi Yamahira
Discover Japan 2024年9月号「木と暮らす」

北海道のオススメ記事

関連するテーマの人気記事