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2022秋 全国の美術館おすすめ展示会・企画展

2022.9.30
2022秋 全国の美術館おすすめ展示会・企画展
猪熊弦一郎《顔80》1989年丸亀市猪熊弦一郎現代美術館蔵©The MIMOCA Foundation

芸術の秋がやってきた。過ごしやすい気候の中、少し足を伸ばしてじっくりと芸術鑑賞を楽しんではいかがだろう。今回、わざわざ行きたい全国の美術館で行われるおすすめ展覧会を紹介。土地の魅力とともにアートを堪能しよう。

大阪府〈あべのハルカス美術館〉
27年ぶりの新作公開も!独創的な世界観に染まる

《ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館》より「80 へびのように」(部分) 2021年アクリルガッシュ、紙 ©楳図かずお

傑出した漫画作品を多く世に送り出した楳図かずお。漫画という既存の分野だけでは語りきることができない先見的な世界観、幻視的なヴィジョンが発揮された「楳図かずおの世界」を読み解く展覧会が、あべのハルカス美術館で2022年9月17日(土)~11月20日(日)にかけて開催。27年ぶりに公開される新作にも注目が集まる。

「楳図かずお大美術展」
会期|2022年9月17日(土)~11月20日(日)
会場|あべのハルカス美術館
住所|大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F
時間|火~金曜10:00~20:00、月土日曜・祝日10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日|9月26日(月)
料金|一般1700円、大高生1300円、中小生500円
https://umezz-art.jp

 

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神奈川県〈横須賀美術館〉
元祖マルチクリエイター・ 猪熊弦一郎に迫る

猪熊弦一郎《顔80》1989年丸亀市猪熊弦一郎現代美術館蔵©The MIMOCA Foundation

20世紀の日本を代表する、画家・猪熊弦一郎氏の生誕120年を記念する「猪熊弦一郎展」が、9月17日(土)〜11月6日(日)まで、神奈川県の横須賀美術館で開催される。猪熊氏は東京美術学校(現在の東京藝術大学)で西洋絵画を学んだ後、パリ、ニューヨークを経てハワイにも拠点をもち、絵画のほかにも壁画やテキスタイルデザイン、本の装丁などを幅広く手がけた。生誕120年を記念する本展では、彼の作品から社会の中で芸術家が担う役割を読み解く。

「生誕120年 猪熊弦一郎展」
会期|2022年9月17日(土)~11月6日(日)
会場|横須賀美術館
住所|神奈川県横須賀市鴨居4-1
開館時間|10:00~18:00
休館日|10月3日
料金|一般 1300円、高大生・65歳以上 1100円、中学生以下無料
※11月3日は無料観覧日
Tel|046-845-1211
www.yokosuka-moa.jp

 

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兵庫県〈市立伊丹ミュージアム〉
隈研吾が手掛けた伊丹市新庁舎をひも解く

隈研吾《Itami City Hall》スケッチ

兵庫県伊丹市の市立伊丹ミュージアムにて、11月28日に開庁する伊丹市新庁舎を記念した企画展が2022年9月10日(土)~11月6日(日)にかけて開催。設計を手掛けた隈研吾氏、現代彫刻家の三沢厚彦氏と棚田康司氏の資料から見えてくる新庁舎ができるまでの物語とは?

「伊丹市新庁舎開庁記念 建築と彫刻の交差展-隈研吾×三沢厚彦×棚田康司」
会期|2022年9月10日(土)~11月6日(日)
会場|市立伊丹ミュージアム
住所|兵庫県伊丹市宮ノ前 2-5-20
時間|10:00〜18:00 ※入館は17:30まで
休館日|月曜(祝日の場合は開館、翌平日休館)
料金|一般500円、大高生300円、中小生200円
Tel|072-772-5959
https://itami-im.jp

 

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秋田県〈秋田県立美術館〉
藤田嗣治が生涯描き続けた、子どもへのまなざし

日本生まれのフランス人画家・藤田嗣治は生涯、子どもを愛情込めて描き続けた。日本各地や中国、中南米、そして戦後に居を構えたパリのモンパルナス…藤田が訪れたさまざまな土地で、激動の時代を生きる子どもたち。1950年代の油彩画や生活空間を彩ったボード画『小さな職人たち』を中心に、子どもが登場する1930年代の作品もあわせて展観される。
「私には小供がない。私の画の小供が、私の息子なり娘なり一番愛したい小供だ」と語った藤田の子どもへの想い、そして子どもへ向けたまなざしとは。

「藤田嗣治 子どもへのまなざし展」
会期|2022年9月3日(土)~11月6日(日)
会場|秋田県立美術館
住所|秋田県秋田市中通1-4-2
一般|1000円、大高生800円、中学生以下無料
Tel|018-853-8686
https://www.akita-museum-of-art.jp

景色が移ろい感性が研ぎ澄まされるこの季節、しっとりと芸術に触れる秋旅を楽しんでみてはいかがだろうか。

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