ART

「WHAT」天王洲の巨大倉庫を開放!
現代アートを発信するコレクターズミュージアム

2021.1.17
「WHAT」天王洲の巨大倉庫を開放!<br>現代アートを発信するコレクターズミュージアム

いま、天王洲アイルを起点にした寺田倉庫の地域ブランディングが止まらない。2020年10月にはギャラリーとカフェが融合した「WHAT CAFE」を、11月には4隻の小舟からなる水上ホテル「PETALS TOKYO」をオープン。そして12月、総面積1600㎡を誇るコレクターズミュージアム「WHAT」が誕生した。コレクターから預かる貴重な作品たちを通じて、現代アートの魅力を臨場感のある場で体感できる。

photo by Keizo KIOKU

「WHAT」は寺田倉庫がコレクターから預かり、保管する貴重なアート作品の公開を目的とした新しい芸術文化発信施設。日本を代表するコレクターが自らの価値基準で収集した作品との出会いをつくり出すというもの。「WHAT(WAREHOUSE OF ART TERRADA)」という施設名称には、「倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する」 というユニークなコンセプトが込められている。

photo by Keizo KIOKU

オープニング展は、高橋龍太郎コレクションは「描き初め(かきぞめ)」をテーマに、A氏コレクションは2000年前後の奈良美智作品を中心に紹介。2名がそれぞれの視点、価値観をもって収集した、新作・未公開作品を含む約70点にわたるコレクションに焦点を当て、現代アートの魅力に迫る。奈良美智から若手作家の作品まで、19の作家の作品を展示。期中、A氏コレクション作品を対象に一部展示入替えを予定している。

photo by Keizo KIOKU

高橋龍太郎コレクション
作品点数|約30点
出展作家|18作家(予定)(敬称略、五十音順)
会田誠、今津景、梅沢和木、大山エンリコイサム、岡﨑乾二郎、川内理香子、草間彌生、合田佐和子、近藤亜樹、鈴木ヒラク、佃弘樹、土取郁香、DIEGO、野澤聖、BIEN、水戸部七絵、村山悟郎、毛利悠子

高橋龍太郎(たかはし・りゅうたろう)
精神科医、現代アートコレクター。1946 年山形県に生まれ、小学校から高校卒業までを名古屋で過ごす。東邦大学医学部を卒業後、慶應義塾大学精神神経科入局。国際協力事業団の医療専門家としてのペルー派遣などを経て、1990 年東京・蒲田にタカハシクリニックを開設、院長となる。1997年より本格的に現代美術のコレクションを開始し、所蔵作品は現在2000点以上に及ぶ。これまでに国内外21館の美術館等で高橋コレクション展が開催された。代表的なものに、2015年「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」(東京オペラシティアートギャラリー)、2015−2016年「Cosmos/Intime- Collection Takahashi~内なる宇宙-高橋コレクション展」(パリ日本文化会館)等がある。著書「現代美術コレクター」(講談社現代新書)他多数。

A氏コレクション
作品点数|約40点(会期中に作品の入替を実施予定)
出展作家|奈良美智

A氏
日本の実業家、投資家。1969年生まれ千葉県出身。大学卒業後、投資会社に就職しベンチャー企業への投資・育成業務を担当。その後複数の企業を上場させ、現在も上場企業の代表を務める傍ら、様々なベンチャー企業のエンジェル投資家としても活躍。2001年に奈良美智の作品を美術館で鑑賞したことをきっかけに、コレクションをスタート。奈良美智作品を中心にコレクションしながらも、現代アートにこだわらずコレクションを続けている。

photo by Kenji Seo
photo by Kenji Seo

コレクション展と同時開催されるのは、建築倉庫プロジェクト「謳う建築」。文芸家と建築家という異色のコラボレーションが実現し、建築家が生み出した住宅に宿る空気感や五感を揺さぶる空間について、文芸家が謳い浮かび上がらせるというもの。企画のインスピレーションとなったのは、詩人・建築家の立原道造の「住宅する精神は、ボールの表面を包み、エッセイする精神は、中空のボールの内部の凹状空間の表面を包まうとする」という言葉(『住宅・エッセイ』(1936)より)。

《こちらも合わせてご覧ください》
詩人の眼差しが発見する建築。建築と文芸がコラボレーション「謳う建築」が開催

今、都内でも要注目のアートの魅力発信地へ足を運んでみてはいかがだろうか。

WHAT
住所|東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号
開館時間|11:00~19:00(最終入館18:00)
休館日|月曜(祝日の場合は翌休)
※緊急事態宣言に伴い、開館曜日および時間を変更しております。詳しくは、WHAT公式サイトにてご確認ください。
入場料|一般1200円、大学生・専門学校生700円、高中生以下500円 ※オンラインチケット制
https://what.warehouseofart.org


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