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《アコーホテルズ》
創業時から続く”ホスピタリティ”へのこだわり
|ホテルブランド大解剖④

2024.6.23
《アコーホテルズ》<br><small>創業時から続く”ホスピタリティ”へのこだわり<br>|ホテルブランド大解剖④</small>

日本発の高級ホテルから外資系ホテルまで、国内で展開されるホテルブランドを大解剖! クラシカル、ラグジュアリー、リゾート、都市型、コンセプト型など、どのホテルも個性豊かだ。
 
今回はフランスを拠点に世界110カ国でホテルやレジデンスなどを展開する「アコーホテルズ」の4種類のブランドについて紹介。

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フランス・パリを拠点に世界110カ国5500以上のホテルやレジデンスなどを展開するホスピタリティグループ。2024年4月に、山梨・八ヶ岳、沖縄・残波岬など「グランドメルキュール」が12軒、「メルキュール」が10軒オープンした。

01|LUXURY

ラグジュアリーにセグメントされる「フェアモント」は、イギリス王室も滞在するほど世界的に高い評価を受けるアコーのホテルコレクションで、2025年度に東京・芝浦に「フェアモント東京」として開業予定。「Mギャラリー」はホテルが建つ土地に由来するストーリーを有するブランド。日本では2024年1月に、「ホテル創成札幌 Mギャラリー」として北海道・札幌にオープンした。北海道のパイオニア精神とモダンなスタイルを融合させた独自の魅力を備えている。

ホテル創成札幌 MギャラリーのBAR

02|PREMIUM

アッパースケールのホテルコレクションであるプレミアム。日本では、デザインや食体験などから地域の独自性を体現する「グランドメルキュール」、コスモポリタンな旅行者をターゲットとする「プルマン」、優雅な雰囲気が漂う「スイスホテル」を展開している。「プルマン」は東京・田町に「プルマン東京田町」を、「スイスホテル」は大阪・難波に「スイスホテル南海大阪」を構える。4月1日には、日本各地で12軒の「グランドメルキュール」がいっせい開業。コンセプト“Proudly Local〜その地に、誇りを〜”を体感できる滞在を提案していく。

スイスホテル南海大阪の客室

03|MIDSCALE

日本で展開されるアコーのミッドスケールのホテルコレクションは、ビジネスやレジャーといった多様な目的にマッチし、現地の魅力を満喫できる「メルキュール」や、充実した滞在価値を届けるデスティネーションホテル「ノボテル」がある。“Local Inspired Hotel〜ローカルインスピレーションから生みだされるホテル〜”を掲げる「メルキュール」は、京都・宮津や宮城・蔵王など都会から離れた地を中心にいっせい開業を果たした。「ノボテル」は沖縄に「ノボテル沖縄那覇」を構え、2024年9月には奈良に「ノボテル奈良」を開業予定だ。

メルキュール東京羽田エアポートのラウンジ

04|ECONOMY

エコノミーに位置づけられる「イビスホテル」は、スマートな滞在を実現する「イビス」、クリエイティブなデザインと遊び心をもつ「イビススタイルズ」、街の中心部にホテルを構える「イビスバジェット」という3つのブランドがある。ベストプライスで快適なステイがかなう。それぞれ札幌、東京、名古屋、京都、大阪と、日本を代表する大都会と観光地を中心に展開している。

イビススタイルズ名古屋のマーケットストリート

ALL – ACCOR LIVE LIMITLESS
ライフスタイルを重視したロイヤリティプログラム。アコーが展開する5500以上のホテルで最大10%のディスカウントやリワードポイントの付与など、無料のメンバー登録で多様な特典がある。合計滞在日数が増えるにつれステータスレベルが上がり、ウェルカムドリンク、アーリーチェックインまたはレイトチェックアウト、客室のアップグレード、エグゼクティブラウンジへのアクセス、週末の朝食無料サービスなど、より多くの特典が利用可能に。リワードポイントはホテルだけでなくレストランやバーでも貯めることができ、宿泊やその他の体験に使用できる

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ホテルブランド大解剖
ヒルトン編

 
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text: Nao Ohmori
Discover Japan 2024年5月号「進化するホテル」

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