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《菱屋 街道シェアオフィス&スペース》
福井のローカルに出合える場所

2022.5.14
《菱屋 街道シェアオフィス&スペース》<br><small>福井のローカルに出合える場所</small>

若狭と京都を結ぶ鯖街道の宿場町・熊川宿。この町のちょうど真ん中にある、築130年の大きな屋敷を改修し、オフィス、カフェ、シェアスペースなどが同居する複合施設「菱屋 街道シェアオフィス&スペース」へと生まれ変わった。菱屋は、若狭にサテライトオフィス、二地域オフィス、お店を持ちたい方の拠点であり、地域の豊かな環境、これからの暮らしのヒントになる人や仕事に出合える場所だ。

宿場町の空き家をリノベーションし、
新たな交流拠点に。

重要伝統的建造物群保存地区に選定された古い町並み

熊川宿は若狭と京都をつなぐ鯖街道沿いに発達した宿場町。京都市から車で約1時間の山間に、東西方向1kmにわたり江戸期に形成された町並みが残されている。これまでの保存のまちづくりが大きな成果を生み、1996年に重要伝統的建造物群保存地区に選定、2015年に日本遺産第一号に認定された。

外観

菱屋は、この宿場の中心となる「中ノ町」に位置する。外観は、約50mと横に長い建物に、美しいベンガラ格子。中に入れば、予想以上の広さと奥行き。軒を支える腕木の風情が美しく前川の流れと相まって、熊川宿の重要な景観を担っている。

2階建ての間取り

一時期、空き家になっていた問屋跡は2018年に、街道シェアオフィス&スペースとして生まれ変わり、全4区画の鍵付きシェアオフィス(全室入居済)と、ミーティングスペース、ギャラリー、チャレンジショップとして利用できるシェアスペースが設けられ、都市部と若狭エリアの人々が交流できる場を目指している。

風通しの良い和室スペースも利用可能。入居者以外も利用できる
(使用料金は1時間あたり1000円)
シェアオフィスのすぐ裏には気軽に自然を満喫できる「熊川トレイル」を整備。 仕事の合間に散策しながら、気分転換できる
1階の「SOL’S COFFEE LABORATORY」。若狭の天然水「瓜割の水」で淹れたコーヒーや自家製パンがオーダーできる

菱屋の1階には、すっきりとしたコーヒーが自慢の「SOL’S COFFEE」があり、仕事の合間の息抜きにもぴったり。

福井の伝統的な町並みを残す景観を眺めながら、心身ともにリフレッシュし、仕事のパフォーマンスをアップさせてみてはいかが。

菱屋 街道シェアオフィス&スペース
住所|福井県三方上中郡若狭町熊川30
Tel|0770-62-1777
時間|9:00~17:00
定休日|なし
料金|月3万7000円~
利用可能人数|2~4人
ワークスペースの座席数|2〜10席(会議室)
食事|なし(併設しているカフェを利用)
設備|Wi-Fi、コピー機、会議室、キッチン、カフェほか
https://hishiya-wakasa.com/

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