日本の食の聖地
若狭・敦賀の美味しい旅
古から食文化を支えてきたルーツの地へ|後編
「御食国(みけつくに)」伊勢、志摩、淡路と並び、古くから海の幸が豊かな若狭(福井県)。北前船の交易によって発展した敦賀と併せて、先人たちが築き上げた食文化の軌跡をたどってみたい。
今回は、敦賀・若狭の食文化を楽しめるお店や、郷土の文化と歴史を知れる博物館など、敦賀・若狭を訪れたら絶対行きたいおすすめスポット4つを紹介します。
01|日向へしこ酵房 日の出屋
滋味深い自家製へしこを多彩なレシピで
かつて人気旅館を営んでいた加藤美樹子さんが、同名のへしこ工房と茶屋をオープン。窓から日向湖を一望できる空間で、へしこをさまざまにアレンジしたメニューを展開する。へしこは在庫があれば購入可能。姿(1本)2430円。見学や料理体験も開催中。
日向へしこ酵房 日の出屋
住所|福井県三方郡美浜町日向41-19
Tel|0770-32-0361
営業時間|11:00〜14:00
定休日|不定休 ※要事前予約
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02|敦賀昆布
ふわりと空気をはらむ繊細なおぼろ昆布
普段使いしやすい手頃な価格のものから、現代の名工がじっくり寝かせた昆布を削るプレミアムな一品まで、さまざまなおぼろ昆布を扱う。昆布飴などおやつ類も充実。店内では熟練の職人による手すきの実演が見られるほか、体験も可能(要予約)。
敦賀昆布
住所|福井県敦賀市本町1-21-2
Tel|0770-47-5852
営業時間|9:00〜17:00
定休日|水曜
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03|UMIKARA
漁港に隣接した魚介特化型マーケット
朝捕れの魚介が自慢のフードマーケット、オリジナル特産品などお土産向きの商品を揃えたセレクトショップ、鮮魚メニューを中心に提供する「うみから食堂」からなる複合施設。2階「UMIKARA TERRACE」(5〜10月営業)ではお魚スナックなどが楽しめ、夏期はBBQ&ビアガーデンがオープンする。
若狭の美味をお土産に!
UMIKARA
住所|福井県大飯郡高浜町塩土5-1
Tel|0770-72-3528
営業時間|マーケット9:00~19:30、うみから食堂10:00~15:30(土・日曜10:00~15:30、18:00~22:00)
定休日|なし
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04|福井県立若狭歴史博物館
知るほどに興味が深まる、郷土の文化と歴史
若狭の文化、それらを育んだ歴史を豊富な資料と多様な展示方法でわかりやすく紹介。御食国や北前船、鯖街道といった食文化にまつわる展示も見逃せない。絵巻のマスキングテープなど、ユニークなオリジナルグッズを揃えたミュージアムショップもぜひ。
福井県立若狭歴史博物館
住所|福井県小浜市遠敷2-104
Tel|0770-56-0525
開館時間|9:00〜17:00
定休日|第2・4月曜、臨時休館あり
料金|310円
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北陸新幹線敦賀開業に合わせて、福井県では「青々吉日 TURUGA WAKASA」周遊キャンペーンと題して、“北陸新幹線の最果ての聖地 敦賀・若狭”の魅力を紹介する様々なプロモーションを展開している。
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text: Aya Honjo photo: Sadaho Naito
Discover Japan 2024年4月号「日本再発見の旅」