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ニセコの夏遊びでインスピレーションを得る。

2020.7.11
ニセコの夏遊びでインスピレーションを得る。
鏡沼はニセコアンヌプリの北東斜面中腹、標高570mのところにある高層湿原。風がないときはまさに鏡のように周りを映す

いま世界が注目するニセコエリアをショウヤ・グリッグさんに案内してもらう《世界が憧れるニセコの夏遊び》。第2回は自然の中で過ごす時間を大事にしていると言うショウヤさんに、おすすめの過ごし方を教えてもらいました。

ショウヤさんの美意識は、プリミティブな感覚を大切に、自らの内なる声を聞く、ということに裏打ちされている。

「まず自分の心のもちようが大事。そして“solitude”が大切だと思う。日本語だと孤独、という訳になるけど、独りになる時間て大事だと思う。街で過ごすと雑音が多いからね。夏のニセコは混んでいないし、リフレッシュするには最高の穴場だよ。暑くなくて過ごしやすいしね。自然の中に身を置けば、自分の声が聞けると思う」。

登山道に生えるウドの香りを確かめる

おすすめはトレッキングだという。中でも気軽なお気に入りコースを教えてもらった。「ちょっと歩きたい人におすすめなのが鏡沼。穴場なので、人で混まないのもいい」。鏡沼の周りは木道で舗装されており、歩きやすい。ところどころベンチも設けられている。

「朝早く起きて、一人でコーヒーを持ってきてゆっくりすることもあるよ。早朝もいいけど夕方もきれい。そして天気が悪いときも、山に入りたくなる。霧が出たり、天気が変わるのは刺激的。天気がいいとリラックスできるけど、悪いときに山に入ると周りに対しての感覚が研ぎ澄まされるんだ」。

自然からインスピレーションを得るというショウヤさんには大切なひととき。自然は五感を刺激し、六感を開かせるキーなのだ。

text : Discover Japan photo : Mizuaki Wakahara
2018年8月号 特集「あの憧れの楽園へ。」


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《世界が憧れるニセコの夏遊び》
1|人気が高まるニセコエリアの夏の魅力
2|自然の中でインスピレーションを得る
3|夏ならではのアウトドア体験

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