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時代の奥行きを感じるラインアップ!
「カジュアル骨董」

2019.12.13
時代の奥行きを感じるラインアップ!<br class=“none” /><b>「カジュアル骨董」</b><br class=“none” />

日々の暮らしに彩りを添えてくれる銘品を紹介していく《渋谷PARCOで買える、暮らしの銘品図鑑》。第6回は日本各地から集めてきたカジュアルな骨董品をご紹介します。なお紹介する銘品は、渋谷PARCOにオープンした「Discover Japan Lab.(ディスカバー・ジャパン ラボ)」で購入することができます!

小鹿田焼大鉢

 

小鹿田の名工・柳瀬朝夫氏による大鉢。小鹿田焼の代表的な技法・指かきが均等に配される。それを覆う絶妙なバランスの刷毛目。「とにかく美しい。朝夫さんの人柄が出ているような作品」と郷古さん。

Since : 昭和中〜後期
Size : φ434×H95㎜
Category : 陶器
Price : 1万9800円

 

上田恒次 練上鶉手深皿

上田恒次作の深皿。河井寬次郎の作品によく見られる「練り上げ」の技法だが、弟子として寬次郎からその技法を継いだのが上田。両サイドに花咲く、菊紋が印象的なうつわは、毎日の食卓を華やかにしてくれそう。

Since : 不明
Size : φ263×H45㎜
Category : 陶器
Price : 4万1800円

 

運び盆

「民藝」の父・柳宗悦に共鳴した吉田璋也が、地元鳥取県でプロデュースした運び盆。「立ち上がり部分が特に美しいですよね。小さいサイズをずっと探していて、調味料などをのせるのにちょうどよいと思います」。

Since : 不明
Size : W273×D228×H173㎜
Material :
Price : 3万3000円

 

小鹿田焼 山道大徳利

山道のようなうねりの柄を施していることからその名がついた徳利。そのくびれはひもを掛けるためもので、実用性も兼ね備える。「ところどころに『火ぶくれ』と呼ぶ膨らみがあり、その表情がまたおもしろい」。

Since : 昭和中〜後期
Size : φ135×H280㎜
Category : 陶器
Price : 1万9800円

 

銚子

茶懐石などに使用される銚子。上で紹介した「山道」のかたちが特徴。「おそらく東北地方のものではないかなと思います。東京の骨董市で発掘したものです。とにかくこのかたちにひと目惚れしました」。

Since : 1881年
Size : W275×D220×H255㎜
Material :
Price : 4万4000円

 

福助人形

博多人形の一種で、愛嬌たっぷりの顔がポイント。郷古さんは大きさ、迫力、耳の具合などの細部に至るまでじっくりと観察し、好みの福助を見つけ出す。「着物のドット具合も絶妙。商売する方の手元へぜひ!」

Since : 不明
Size : W230×H215㎜
Material :
Price : 1万9800円

 

高松張子 奉公さん

香川県・高松市の郷土玩具・張り子人形。100歳を超えても現役だった宮内フサさんの作。晩年は人形の背面に製作時の年齢を書いて長寿のおすそ分けとしていた。「柔らかで温かい表情は宮内さんにしか出せません」。

Since : 1963年
Size : W153×H295㎜
Material :
Price : 1万3200円

 

船型ボトル特大

郷古さんが鳥取県の骨董店で見つけたもの。船形の珍しい大きさとかたちのガラス製品。出どころや年代は不明。水草と一緒にメダカや金魚を入れてインテリアの一部として楽しむのがおすすめ。

Since : 不明
Size : W412×H245㎜
Material : ガラス
Price : 2万2000円

文=編集部 写真=伊藤大作

2019年12月号特集「人生を変えるモノ選び。」

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