ARTS & CRAFTS

多彩な釉薬が織りなす新しい陶器たち
「青木良太」

2019.12.13
多彩な釉薬が織りなす新しい陶器たち<br class=“none” /><b>「青木良太」</b><br class=“none” />

日々の暮らしに彩りを添えてくれる銘品を紹介していく《渋谷PARCOで買える、暮らしの銘品図鑑》。第1回は陶芸家・青木良太さんの作品。なお紹介する銘品はすべて、渋谷PARCOにオープンした「Discover Japan Lab.(ディスカバー・ジャパン ラボ)」で購入することができますので、ぜひご覧ください。

 

ブリンブリンのマグカップL

黒く仕上がる釉薬をテスト中、金箔っぽい部分が発現したのを機に、かつて試した18金を使わないゴールド表現に挑んだ作品。ザラザラした手触りも特徴的。ブリンブリンはヒップホップ用語で「煌びやか」を表す。

Since : 2017年
Size : φ100(取っ手135/底50)×H100㎜ 開あり
Material :
Price : 8800円

 

Luxury Bowl

日本美術の継承をコンセプトに、金箔・銀箔を一枚ずつ貼り付けた。その豪華な見映えを支えるうつわは、焼く際に歪みが出やすい、紙のように薄い生地を用いている。デザインと手間に惜しみない労力を注いだ作品。

Since : 2003年
Size :
φ190(底35)×H100㎜
Material :
Price : 75万6000円

 

王様のワイングラス(黄金)

誰もつくれなかった陶器のワイングラスは、10年の研究期間を経て完成した「世界で青木さんしかつくれない」もの。製法は秘密。それを用いて自分が大好きなゴールド仕上げを施した。王様は金色なのだそうだ。

Since : 2008年
Size : φ60(底70)×H220㎜
Material :
Price : 11万円

 

デュラカップ ヴェンティ

フランス発のデュラレックス製カップをオマージュした作品。焼くと2割ほど縮まる陶器の特性を計算し、本物と同サイズになるよう製作。学生時代に発案した、磁器に釉薬を混ぜる手法を採用。すべすべの肌触り。

Since : 2005年
Size : φ95(底60)×H140㎜
Material :
Price : 9900円

 

神様のシャンパングラス

一度ゴールドを焼き付けた上にグラス全域にわたってスワロフスキーを(もちろん手貼り)で敷き詰めた、神様にこそふさわしい仕上げとしたグラス。スワロフスキーはナイフで削いでも取れないほどの強度をもつ。

Since : 2018年
Size : φ45(底65)×H175㎜
Material : 磁器土
Price : 440万円

 

天空の盃

一見するとごく普通の白い磁器だが、暗闇でほのかに光る蓄光の技術を釉薬に取り入れた、まさに青木良太にしか発案できない盃。当人いわく、テクノロジーの進化も取り込むのが21世紀の陶芸。

Since : 2012年
Size : φ90(底20)×H40㎜
Material : 磁器土
Price : 16万5000円

 

女王様の盃(足長)

漆のようだといわれるが、これまた陶芸では困難とされる赤く発色する釉薬を研究して完成させた逸品。飲み口の薄さも特徴。ちなみに赤は女王で、金は王様。銀は王子という位に合わせているそうだ。

Since : 2003年
Size : φ90(底20)×H25㎜
Material : 磁器土
Price : 1万9800円

 

青乳瓷BOWL

初期の個展から発表し続けているアートピース。これはスカイブルーと名づけた美しい色合いの作品。周囲の黒いタレは釉薬の作用で実現させているが、焼きで仕上がり方が異なり、ふたつと同じものはできないという。

Since : 2003年
Size : W200×D165(底35)×H90㎜
Material : 磁器土
Price : 22万円

 

Venus Bowl

初期の個展から続く足の長いボウルには、惑星シリーズという別名がある。シンプルな美しさを求めた形状に、化粧品のようなラメの輝きを与え、かつ全体にまだら模様を施したこのうつわは金星をイメージした。

Since : 2002年
Size : W190×D170(底30)×H80㎜
Material :
Price : 16万5000円

 

深海瓷ボナペティ9プレート

釉薬の調合で繊細な濃淡を表した深海という名の皿。グラデーションの制御は特に難しいと言う。にも関わらず、紫系の紅水瓷、赤系の女王様、緑系の大地瓷など、濃淡が美しいほかの色合いもつくられている。

Since : 2017年
Size : φ270(底170)×H30㎜
Material : 磁器土
Price : 5万5000円

文=田村十七男 写真=鈴木規仁

2019年12月号特集「人生を変えるモノ選び。」

《渋谷PARCOで買える、暮らしの銘品図鑑》
1|多彩な釉薬が織りなす新しい陶器たち「青木良太」
2|刀鍛冶の技が生んだ包丁とカトラリー「淺野鍛冶屋」
3|高山の木工技術が生んだオーバルボックス「まる工芸」
4|スタンダードな魅力あふれるガラス「木下 宝」
5|多孔質な土が料理を美味しくする「圡楽窯」
6|時代の奥行きを感じるラインアップ!「カジュアル骨董」
7|普遍的かつ上質な素材でつくるコートとストール「cantáte」
8|心も一緒に届ける唐紙「かみ添」