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阿蘇くじゅう国立公園(熊本·大分)
|この夏に出かけたい国立公園㉝

2026.9.13
阿蘇くじゅう国立公園<small>(熊本·大分)</small><br>|この夏に出かけたい国立公園㉝
Ⓒ環境省

自然だけではなく、その土地の歴史や文化を含む日本の国立公園は、「アドベンチャーツーリズム」の旅先にぴったり。自然、文化、アクティビティの3要素を軸に、国立公園を海と山に分けて、見どころや特徴を紹介する。

世界最大級のカルデラを
有する火山地帯

〈体験〉通常立ち入ることのできない草原エリアをガイドとめぐる「牧野ライド」。ツアー参加費に含まれる牧 野保全料は、草原の保全活動に還元されている
写真提供=道の駅阿蘇

大カルデラにそびえる阿蘇山、くじゅう連山などの火山群、そしてその周囲を包み込むように広がる約2万2000haもの雄大な草原は、人の営みによって1000年以上にわたり維持されてきた。普段は立ち入り禁止の夜峰山をガイドとめぐる「南阿蘇夜の山散歩」や、火山の息吹を感じる「阿蘇草原トレイルランニング」などのアクティビティでは、悠久の時を全身で体感できる。また、くじゅう連山のふもとに湧く「男池湧水群」や、秘湯「地獄温泉青風荘」などに代表される自然の恩恵に加え、高原野菜や、火山灰土壌で育つ伝統野菜などの食文化も忘れてはならない。食文化と自然解説を掛け合わせた「ガストロノミーツーリズム」の創出にも取り組むなど、大自然の驚異と恵みを味わい尽くす、新たな国立公園の楽しみ方も提案している。

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〈文化〉阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と融合した「阿蘇神社」 。例年7月には豊作を祈願する「御田祭(おんだまつり)」が開催される
写真提供=阿蘇神社
雄がもつ瑠璃色の羽が特徴的な「オオルリシジミ」。 草原で育つ多年草「クララ」のみを食べて育つ、この地でしか生きられない絶滅危惧種である
Ⓒ環境省

景勝地 |タデ原湿原、マゼノ渓谷、押戸石の丘
文化施設|阿蘇神社、野外劇場 TAOの丘
動植物 |オオルリシジミ、ミヤマキリシマ
郷土料理|あか牛料理、高菜めし、高森田楽

阿蘇くじゅう国立公園
指定年|1934年
面積|7万6289ha(陸域のみ)
問い合わせ先|九州環境局
Tel|096-322-2412
www.env.go.jp/nature/nationalparks/list/aso-kuju//a>

〈日本の国立公園35〉
01|
知床国立公園
02|三陸復興国立公園
03|小笠原国立公園
04|伊勢志摩国立公園
05|山陰海岸国立公園
06|瀬戸内海国立公園
07|足摺宇和海国立公園
08|西海国立公園
09|霧島錦江湾国立公園
10|奄美群島国立公園
11|慶良間諸島国立公園
12|西表石垣国立公園
13|利尻礼文サロベツ国立公園
14|阿寒摩周国立公園
15|釧路湿原国立公園
16|大雪山国立公園
17|日高山脈襟裳十勝国立公園
18|支笏洞爺国立公園
19|十和田八幡平国立公園
20|磐梯朝日国立公園
21|日光国立公園
22|尾瀬国立公園
23|上信越高原国立公園
24|妙高戸隠連山国立公園
25|秩父多摩甲斐国立公園
26|富士箱根伊豆国立公園
27|中部山岳国立公園
28|白山国立公園
29|南アルプス国立公園
30|吉野熊野国立公園
31|大山隠岐国立公園
32|雲仙天草国立公園
33|阿蘇くじゅう国立公園
34|屋久島国立公園
35|やんばる国立公園

text: Natsu Arai
2026年8月号「海へ 山へ」

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