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日光国立公園(福島·栃木·群馬)
|この夏に出かけたい国立公園㉑

2026.9.9
日光国立公園<small>(福島·栃木·群馬)</small><br>|この夏に出かけたい国立公園㉑

自然だけではなく、その土地の歴史や文化を含む日本の国立公園は、「アドベンチャーツーリズム」の旅先にぴったり。自然、文化、アクティビティの3要素を軸に、国立公園を海と山に分けて、見どころや特徴を紹介する。

山岳信仰と避暑地文化が息づく

〈体験〉箒川沿いを歩く「塩原渓谷トレッキング」。初心者向けから健脚向けまでコースが整備され、渓谷美や豊かな森、温泉の魅力をまとめて体感できる
写真提供=塩原温泉ビジターセンター

日光連山や那須連山に代表される火山群、中禅寺湖や湯ノ湖などの湖沼、戦場ヶ原や小田代原の湿原、鬼怒川や塩原の渓谷、甲子地域のブナ林など、多様で変化に富んだ景観を有している。標高約2500ⅿ級の山岳を源とする清流は渓谷美を形成するとともに、下流まで豊かな生態系をもたらしている。奥日光や塩原渓谷などでは自然を身近に感じられる環境が整備され、人々に自然との触れ合いを提供している。また、人々の往来と交流を支えてきた鬼怒川、文人墨客に愛された塩原、御用邸をはじめとする避暑地文化が息づいた那須などでは、火山の恵みと信仰が結び付き、病気平癒への祈りや療養の場として湯治場や温泉地が発展してきた。こうした自然への畏敬を背景に育まれた地域文化は、日本の自然観や精神性を培ってきた。

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〈文化〉奈良時代に開かれた日光山信仰の中心寺院「日光山輪王寺」。山々と一体となった信仰空間は、日光国立公園における自然と文化のつながりを象徴している
写真提供=日光山 輪王寺
〈動植物〉奥日光や那須連山などの森林に生息する、日本固有の霊長類「ニホンザル」。四季を通じて活動し、ハイキング中にその姿を見掛けることもある

景勝地 |那須岳、華厳滝、塩原渓谷
文化施設|日光東照宮、日光二荒山神社、日光山 輪王寺、那須温泉神社
動植物 |ニホンザル、ヒメマス、ニッコウキスゲ
郷土料理|日光湯波、那須和牛料理、しんごろう

日光国立公園
指定年|1934年
面積|11万4908ha
問い合わせ先|日光国立公園管理事務所
Tel|0288-54-1076
www.env.go.jp/nature/nationalparks/list/nikko

日光山輪王寺
問い合わせ先|日光山 輪王寺
Tel|0288-54-0531

塩原渓谷トレッキング
問い合わせ先|塩原温泉ビジターセンター
Tel|0287-32-3050

〈日本の国立公園35〉
01|知床国立公園
02|三陸復興国立公園
03|小笠原国立公園
04|伊勢志摩国立公園
05|山陰海岸国立公園
06|瀬戸内海国立公園
07|足摺宇和海国立公園
08|西海国立公園
09|霧島錦江湾国立公園
10|奄美群島国立公園
11|慶良間諸島国立公園
12|西表石垣国立公園
13|利尻礼文サロベツ国立公園
14|阿寒摩周国立公園
15|釧路湿原国立公園
16|大雪山国立公園
17|日高山脈襟裳十勝国立公園
18|支笏洞爺国立公園
19|十和田八幡平国立公園
20|磐梯朝日国立公園
21|日光国立公園
22|尾瀬国立公園
23|上信越高原国立公園
24|妙高戸隠連山国立公園
25|秩父多摩甲斐国立公園
26|富士箱根伊豆国立公園
27|中部山岳国立公園
28|白山国立公園
29|南アルプス国立公園
30|吉野熊野国立公園
31|大山隠岐国立公園
32|雲仙天草国立公園
33|阿蘇くじゅう国立公園
34|屋久島国立公園
35|やんばる国立公園

text: Natsu Arai
2026年8月号「海へ 山へ」

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