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サウナが地方創生に!?
仕掛け人が語る2019サウナ予想

2019.10.1
<b>サウナが地方創生に!?</b><br>仕掛け人が語る2019サウナ予想
ロッジサウナ
洞爺湖畔にある松尾さんのプライベートサウナ。雪が降る北海道のロケーションと、簡潔な設計は、まさにフィンランドのサウナそのものだ

“サウナシュラン”の立ち上げなど、サウナブームを先導してきた、”ととのえ親方”こと松尾大さんと、”サウナ師匠”こと秋山大輔さん。昨今のサウナブームを振り返り、今後の動向を予想してもらった、《仕掛け人が語る2019サウナ予想》の後編。

松尾:サウナーのイメージを変えるために考えたのが、Tシャツなどを展開するブランド「TTNE PRO SAUNNER」です。フィンランドの旅行中に、「サーファーにはサーファーのブランドがあるのに、サウナーにサウナーのブランドがないのはおかしい!」と秋山君と盛り上がって、帰国して2カ月後、2017年に立ち上げました。

秋山:僕はファッションブランドやフェスなどのイベントにかかわってきたので、自然な流れでした。フィンランドにはイケてるサウナーが多くいるので、日本の若者、特に女性にも波及させたいという想いがあったのです。サウナに入っていることを隠す女性、すなわち“隠れサウナー”は多いですから、堂々とサウナーと主張できるブランドを目指しました。

松尾:いまでは、このブランドがサウナー同士の出会いのツールにもなっていますよ。また、コロナ・エキストラさんと2017年12月に東京の下北沢で開催した「コロナ ウィンターサウナ」は、若い女性にも大人気のイベントです。2019年1~3月に再び開催されますが、サウナのイメージがリ・ブランディングされるのでないか、というほど話題です。

TTNE PRO SAUNNER
サウナーによるサウナーのためのファッションブランド。「スタイリッシュにデザインされたサウナ文化を根づかせたい」という想いが結実

秋山:松尾さんは北海道の洞爺湖畔に自前のサウナ小屋を持っています。ロケーションを生かして、2019年中に“湖に浮かぶサウナ”をつくりたいと考えています。また、温泉旅館には優れた建築がたくさんありますが、サウナにデザインの視点が入ったことってないですよね。幸いにも、建築家の方々にサウナーが増えていますから、この勢いでスタイリッシュなサウナを設計してほしいです。

松尾:2019年は、国内のホテルからプロデュースの話がきているので、衝撃的でおもしろいサウナをつくりたいと考えています。サウナって、温泉施設のおまけという印象が強いですよね。そんな中に突き抜けたデザインのサウナができたら、絶対に話題になりますよ。温泉よりも安く施工できるので、地方創生につながる可能性もあります。僕たちの活動で、日本のサウナをおもしろくしていきたいです。

秋山:鎌倉の由比ヶ浜の近くに、日本庭園を見ながら入れる「ZENSAUNA」をつくりました。サウナはユニークで、エンタメであることを認知していただきたいですね。ぜひ、僕たちにサウナをプロデュースさせてください!

 《仕掛け人が語る2019サウナ予想》
前編|いまなぜ若者の間でサウナがブームに?
後編|サウナはユニークでエンタメになる!

文=山内貴範 写真=服部希代野
2019年2月号 特集「この冬、心ほどける温泉へ」