《肉 6選》
プロ厳選の美味しいお取り寄せ
自宅で楽しむ贅沢グルメ&ギフト①

全国の美味しいものを、自宅で手軽に楽しめるお取り寄せ。この冬味わいたい逸品を、ニッポンの美味を知り尽くすスペシャリストである、日本料理人・うすいはなこさん、料理家・飛田和緒さん、『味の手帖』編集顧問・マッキー牧元さんに教えてもらった。家族や仲間と楽しむ冬のだんらんのお供に、大切な方へのギフトに……。美味しさの理由やおすすめのポイントとともにご紹介!

(左)うすいはなこさん
日本料理人、食文化講師。料理教室を主宰しながら、さまざまなメディアで活躍。著書『干物料理帖』(日東書院本社)はグルマン世界料理本大賞Fish&Seafood部門グランプリを受賞した。
(真ん中)飛田和緒さん
料理家。東京都生まれ。高校時代を長野県で過ごし、現在は神奈川県・三浦半島で海の見える家に暮らす。著書は100冊以上。地元の食材を使ってつくるシンプルな料理や保存食が人気。
(右)マッキー牧元さん
タベアルキスト、食ジャーナリスト、『味の手帖』編集顧問。居酒屋からフレンチ、スイーツまで、国内外の飲食店を年間700軒ほど食べ歩き、さまざまなメディアでリポートしている。
鹿児島県《ふくどめ小牧場》
サドルバックしゃぶしゃぶセット
ヨーロッパで幻の豚とされる稀少種を部位ごとに

日本各地の料理人が絶賛する「ふくどめ小牧場」。イギリス原産で日本唯一とされる品種「サドルバック」と、サドルバックを掛け合わせた「幸福豚」を飼育している。サドルバックは成長の時間がとても長い。暑さに弱いために豚舎ではなく放牧が必要で、大変な手間がかかるが、ふくどめ小牧場では清潔な環境で、人間も口にできるほど安全な餌と新鮮な地下水でのびのびと育てる。
それゆえに「脂に旨みと甘みがある。それでいてくどくないのです」とマッキーさん。大切に育てた命は使い切るという信念の下、ハムやソーセージなどの加工品も手掛ける。これらドイツ仕込みのシャルキュトリーにもファンが多い。(マッキー)

サドルバックしゃぶしゃぶセット
価格|5500円
内容|バラ、ロース、肩ロース計700g
賞味期限|製造から90日(要冷凍)
問い合わせ|ふくどめ小牧場
住所|鹿児島県鹿屋市獅子目町81-1
注文方法|WEB、電話
Tel|0994-48-2324
https://fukudomesmallfarm.com
※12月は繁忙期のため売り切れの可能性あり
滋賀県《サカエヤ》
和牛もつ鍋セット
甘く上品なもつの旨みが鍋中に広がる
近江牛の新鮮なもつを特製スープで

肉好きの聖地として知られる名店。骨付きの枝肉で仕入れる近江牛は店内の4つの冷蔵庫に吊るして熟成させ、最適な状態に仕上げる。その熟成肉が有名だが、「サカエヤ」の魅力はそれだけではないとマッキーさん。もつ鍋セットは「もつがどれだけ美味しいかを知らしめる逸品。噛むほどに旨みと脂の甘みが広がります」。
屠畜後すぐに届けられる近江牛ホルモンの柔らかい小腸を丁寧に洗い、食べ応えがあるよう大きめにカット。すぐに真空冷凍するため鮮度抜群だ。鍋スープは鶏や鰹節、昆布の旨みを生かし、脂のりのよい近江牛ホルモンとの相性を考えてつくったもの。もつの甘みがスープに広がり、キャベツやニラにも染みていく。(マッキー)

和牛もつ鍋セット
価格|3456円
内容|近江牛ホルモン(小腸)500g、もつ鍋スープ(しょうゆ味)
賞味期限|出荷から30日(要冷凍)
問い合わせ|サカエヤ
住所|滋賀県草津市追分南5-11-13
注文方法|WEB、電話
Tel|077-563-7829
www.omi-gyu.com

山形県《なみかた羊肉店》
生ラムチョップステーキ
ソテーはもちろん網焼き、カツレツにしても美味

山形県米沢市の「なみかた羊肉店」は、全国でも珍しい羊肉専門の精肉店。1958(昭和33)年の創業当初は、厚切り肉のジンギスカンのみを扱っていたが、“羊肉の美味しさを広めたい”と、現在では定番部位から稀少部位までを提供している。「こちらの羊肉は臭みがまったくなく、ミルキーな味。羊肉が苦手という人にこそ食べてほしい」とうすいさん。「生ラムチョップステーキ」は仔羊の骨付きロース肉で、フライパンで調理できる。(うすい)
生ラムチョップステーキ4本セット
価格|3500円
内容|4本(360g以上)
賞味期限|冷蔵で5日、冷凍で2カ月
問い合わせ|なみかた羊肉店
住所|山形県米沢市東2-1-30
注文方法|WEB
Tel|0120-355-229
www.umai.co.jp
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01|海鮮①
02|海鮮②
03|海鮮③
05|お肉①
06|お肉②
07|青果・漬物①
08|青果・漬物②
09|調味料①
10|調味料②
11|豆製品
12|米・麺・穀物
13|菓子
14|チーズ
text: Miyu Narita, Yukie Masumoto photo:Shimpei Fukazawa, Gorta Yuuki Stylist: Yuko Yamaguchi
2025年1月号「ニッポンのいいもの美味いもの」