《一度は食べたい沖縄そば10選》
高江洲そば、鶏そば屋いしぐふー 港川店 etc.
|定番系 or アレンジ系!?沖縄そばカタログ⑥
沖縄独自の麺を使用した沖縄そば。伝統の味が魅力の老舗から、アレンジを加えた新店舗まで、沖縄そば発信家のさんぺいさんがご案内します。
今回は、定番系3店舗、アレンジ系3店舗に加え、島ごとに異なる沖縄そばの多様な食文化が感じられる4店舗をまとめて紹介。
01|高江洲そば【定番系】
「ゆし豆腐そば」の元祖
いまでは沖縄そばの定番メニューとなったゆし豆腐そばは、「高江洲そば」が発祥。ゆし豆腐は、豆腐に固まる前のふわふわの状態のもので、沖縄では伝統的に食べられてきた。これを、沖縄そばにのせたのがゆし豆腐そばだ。人気の秘訣はバランス。ゆし豆腐、麺、スープ、具が一体となることで相乗効果を生み出し、美味しさとなっている。
<さんぺいPOINT!>
フワフワゆし豆腐と沖縄そば、至福の組み合わせがたまりません
高江洲そば
住所|沖縄県浦添市伊祖3-36-1
Tel|098-878-4201
営業時間|10:00〜15:30(L.O.)(売切次第終了)
定休日|日曜
02|鶏そば屋いしぐふー 港川店【アレンジ系】
鶏出汁で味わう新感覚そば
出汁としては豚と鰹が主体の沖縄そばの中で、鶏出汁をメインにした珍しい店。地元のやんばるハーブ鶏を用い、具材も鶏肉と、鶏にこだわった沖縄そば。年数を経ることで次第に受け入れられ、いまでは多くのリピーターが。コクがありながら、マイルドでやさしいスープにコシのある自家製生麺の組み合わせ。一度食べたらハマってしまう美味しさがある。
<さんぺいPOINT!>
旨みの凝縮された鶏のスープは、飲み干してしまう美味しさ
鶏そば屋いしぐふー 港川店
住所|沖縄県浦添市港川2-13-6 カンサスストリート40
Tel|098-879-7517
営業時間|10:00〜15:00、土・日曜、祝日は〜16:00(売切次第終了)
定休日|月・火曜
www.ishigufu.jp
03|麺家 丸翔【定番系】
豚肉を塩漬けした三枚肉が目玉
2017年創業と比較的新しいものの、沖縄そばファンの間で話題の実力店。鰹節を用いた魚介系主体のスープは、シンプルに塩中心で味つけされ、出汁の旨みがストレートに感じられる。自家製麺はコシのある絶妙な歯応え。スープ、麺、具と三拍子が揃っている。豚肉を塩漬けした三枚肉が目玉。
住所|沖縄県うるま市勝連平敷屋430-2
Tel|098-978-8922
営業時間|11:00〜14:30(売切次第終了)
定休日|木・金曜
Instagram|@menya_marusho
04|玉家そば 本店【定番系】
細麺が特徴の人気店
沖縄そばの人気投票をやると必ず名前が挙がる名店。老若男女、幅広い層に愛される沖縄そば店だ。特徴は、細麺ストレートの亀浜製麺所の麺と、鰹節を利かせたスッキリとしたスープ。飽きのこない味わいで、明日も食べたいと思わせるまさに沖縄そばのお手本のよう。
住所|沖縄県南城市大里字古堅 913-1
Tel|098-944-6886
営業時間|10:30〜17:00
定休日|なし
www.tamaya-soba.jp
05|貝出汁沖縄そば キセキ.【アレンジ系】
貝出汁と白湯が唯一無二
いま、沖縄で行列が絶えないと話題の店。貝出汁と、豚骨の白湯を合わせたスープを用いている。旨みが凝縮された濃厚なスープに特注の平打麺を合わせ、具材に揚げゴボウや紅芯大根、紫タマネギを使うなどバラエティ豊か。鮮やかさと美味しさが地元民を魅了している。
住所|沖縄県浦添市仲間3-22-5 たいら園茶山ビル102
Tel|098-988-0419
営業時間|11:00〜15:00(L.O.)、18:00〜20:45(L.O.)
定休日|なし
Instagram|@kiseki__okinawa
06|シラノ【アレンジ系】
元フレンチシェフが手掛ける
元フレンチシェフが手掛ける店舗。パンの販売も行っており、既存の枠にとらわれない店づくりが魅力だ。こだわりは自家製麺で、小麦の風味が感じられるもっちりとした食感が絶妙。店舗はレストランのような雰囲気で、いつもとは違うスペシャルな沖縄そばを味わえる。
住所|沖縄県中頭郡沖縄市高原1-4-29
Tel|098-989-9919
営業時間|11:00〜20:00(売切次第終了)
定休日|水曜
Instagram|@cyrano_soba_pan
<島によって異なる、沖縄そばの多様な食文化>
07|古謝そば屋【宮古そば】
自家製麺を使った伝統の宮古そば
1932年創業の宮古そばの老舗。看板の宮古そばは、澄んだ美しいスープが特徴。鰹節主体のあっさりとしたスープ。自家製の麺は、中細のストレートで口当たりがなめらか、のど越しのよさが魅力だ。具材は、昔ながらのスタイルで、豚肉に、かまぼこ、ネギ。地元で愛され続けるシンプルで味わい深い宮古そばだ。
古謝そば屋
住所|沖縄県宮古島市平良字下里1517-1
Tel|0980-72-8304
営業時間|11:00〜16:00(L.O.)(売切次第終了)
定休日|水曜
https://kojasoba.com
08|八重山そば処 来夏世【八重山そば】
香辛料ピパーチをかけて食べたい
八重山そばを代表する人気店。スープは、動物系をベースに上品な味つけで、スッキリとした印象。麺は、八重山そば特有のストレートの丸麺で、ソフトな口当たり。具材は定番の豚肉とかまぼこの細切り。シンプルな構成だが、圧倒的なスープと麺の美味しさで物足りなさはなく、満足感がしっかりとある。
八重山そば処 来夏世
住所|沖縄県石垣市石垣203
Tel|0980-82-7646
営業時間|10:00〜14:00(売切次第終了)
定休日|水・木・日曜
Instagram|@kunatuyu
09|あらかわ食堂【八重山そば】
石垣島のトレンド「牛そば」
石垣島で注目すべきトレンドが、牛そばを扱う店舗の増加。濃厚な牛汁に地元の八重山そばの麺を合わせた料理だ。中でもおすすめなのが「あらかわ食堂」。ゴロゴロと入った赤身の牛肉は食べ応え抜群で、コクのあるスープに八重山そばの丸麺がベストマッチ。石垣島へ行ったら、絶対に食べてほしい石垣グルメの逸品。
あらかわ食堂
住所|沖縄県石垣市新川2376-16
Tel|0980-83-7422
営業時間|11:00〜16:00、17:00〜19:30、土曜11:00〜16:00(売切次第終了)
定休日|日曜
10|やん小〜【久米島そば】
久米島特産の味噌が決め手のそば
基本、塩と醤油で味つけする沖縄そばでは珍しく、味噌で味つけされた「島味噌もやしそば」。久米島特産の味噌を用い、地元産のもやしがのった、まさに島の恵みでつくられたそば。鶏と豚骨、鰹、昆布の出汁に、味噌の旨みが加わりコクを増したスープ。さらに、もやし炒めのニンニクが合わさり多層的な美味しさに。
やん小〜
住所|沖縄県島尻郡久米島町仲泊509
Tel|080-3226-3130
営業時間|11:30〜13:30(売切次第終了)
定休日|日曜
Instagram|@soba.dokoro.yngwa
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01|沖縄そば発信家・さんぺいが案内する沖縄そばの最前線
02|きしもと食堂 本店【定番系】
03|OKINAWA SOBA EIBUN【アレンジ系】
04|首里そば 本店【定番系】
05|金月そば 読谷本店【アレンジ系】
06|一度は食べたい沖縄そば10選
Text: Sanpei photo: Wataru Oshiro, Tsunetaka Shimabukuro
Discover Japan 2024年7月号「沖縄」