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《首里そば 本店》
あっさりした沖縄そばの王道【定番系】
|定番系 or アレンジ系!?沖縄そばカタログ④

2024.8.6
《首里そば 本店》<br><small>あっさりした沖縄そばの王道【定番系】<br>|定番系 or アレンジ系!?沖縄そばカタログ④</small>

沖縄独自の麺を使用した沖縄そば。伝統の味が魅力の老舗から、アレンジを加えた新店舗まで、沖縄そば発信家のさんぺいさんがご案内します。
 
今回は、王道の沖縄そばが堪能できる「首里そば 本店」を紹介。店内に飾られた工芸品や、使用する伝統的な箸にも注目です。

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【定番系】首里そば 本店

首里そば(中)/500円
三枚肉、赤肉、かまぼこ、ネギに刻みショウガがのる端正なルックス。紅ショウガではなく刻みショウガを使うのがこだわりだ

首里城の近くで営む「首里そば」。住宅街にあるこぢんまりとした店ながら行列が絶えない。
 
伝説の沖縄そば店「さくら屋」の味を引き継ぎ、いまでも手打ちで麺づくりを行っている貴重な店。限られた量しか生産できず、お昼には売り切れてしまう。
 
麺は、ほかの沖縄そばと比べ硬くコシがかなり強い。プツンと切れるような食感で、口に触れた感じ、すすり心地、噛み締めたときの感じ、いずれも独特の美味しさ。
 
スープは、鰹節と豚肉から出汁を取っていて、鰹節が主体。あっさりとしているが、とても豊かな出汁の味わい。余計なものが入っておらず、出汁の美味しさがストレートに感じられる。シンプルだけど力強い出汁に、はじめての方はきっと驚くはず。簡素だが完成された美味しさがある。いまの沖縄そばを語るなら欠かせない一杯。

<さんぺいPOINT!>

味の染みた三枚肉、大根、豆腐などが入った「煮付け」は多くのお客が頼む人気メニュー。上品に味つけされたじゅーしーが、沖縄そばのスープとよく合う

名店「さくら屋」の味を引き継ぐ麺は絶品。ほかにない美味しさ。

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【アレンジ系】
金月そば 読谷本店

 
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店内には沖縄の伝統的な工芸品が飾られている。焼物や琉球ガラスなど、どれも素朴な沖縄の工芸のよさを感じさせる
「うめーし」は沖縄の方言で箸を指し、伝統的に黄色と朱色に塗られている箸が用いられてきた。小物までこだわった店づくりも魅力だ

首里そば 本店
住所|沖縄県那覇市首里赤田町1-7
Tel|098-884-0556
営業時間|11:30〜14:00(売切次第終了)
定休日|木・日曜
https://shurisoba.live-web.jp

Text: Sanpei photo: Tsunetaka Shimabukuro
Discover Japan 2024年7月号「沖縄」

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