4/6発売 Discover Japan 最新号 「美味しいニッポントラベル」
いま日本各地で魅力的なレストランが次々にオープンしています。その地域の食材にほれ込んで、移住して開業するシェフたちが増えているのです。シェフたちは食材の生産者たちと密接にコミュニケーションをとり、その時期にある食材の美味しさを存分に引き出すのはもちろん、土地の食文化や自然環境までも盛り込んだ料理をつくりあげてます。なかには宿の機能も備えていたりするところも。美味しいものを食べて、そこに泊まれる。これも、うれしいポイントです。
“美味しい”はもちろん、地域全体を元気にするローカル・ガストロノミー。これから、ますます地域のポテンシャルが食から紐解かれていきそうです。
これからの宿は“地域全体を元気する”がキーワード
アマンの創業者として知られ、リゾートづくりの名手であるエイドリアン・ゼッカ氏が出掛けた日本旅館がこの3月に開業を迎えました。場所は瀬戸内。レモンの島として知られる生口島に誕生した「Azumi Setoda」の魅力とは? 地域全体が活性化することを考えた宿の魅力に、ホテルジャーナリストせきねきょうこさんが迫ります。
雲仙から広がる美味しいオーガニックの輪
長崎県雲仙に「種をあやす」農家さんがいます。花を咲かせ、種をとり、在来種の野菜を育て続けています。もちろん、農薬や肥料は一切つかっていません。その花が咲き誇る畑と野菜、農家さんの考え方に魅かれた人々が、いま雲仙に集ってきています。「オーガニック直売所 タネト」やレストラン「BEARD」、「小浜温泉」や「雲仙温泉」の宿、若手農業者……。これからの食のあり方を考えるきっかけとなるであろう、雲仙のいまをしっかりと掘り下げました。
いま、ローカル・ガストロノミーが熱い!
いま、都市を離れ生産現場に近いローカルへと向かう料理人が増えています。伝統や文化は人の営みから生まれ、「食」とはその最たるもの。地元の食材や調理法でつくる料理人のひと皿にこそ、地域の在り方が表現されているといっても過言ではありません。ローカルレストランに行けば、究極の文化体験が待っているはず。これからの旅の目的は、レストランにあり!
掲載レストラン|石川県七尾市「villa della pace」/長野県松本市/「松本十帖 三六五+二(367)」/佐賀県鹿島市「草庵 鍋島」
浅田政志さんが撮る三重の文化を支える人々
心温まる家族写真を撮り、映画『浅田家!』のモデルとしても知られる写真家の浅田政志さん。三重県津市出身の浅田さんに三重の文化を受け継いでいる人々を撮影していただいています。今回は「伊勢神宮」の森を護る方々、「熊野古道 伊勢路」の魅力を伝えている方々、それぞれを撮影していただいています。どのように携わっているのか、その想いもしっかり紹介しています。
うつわ作家の食卓。
うつわが変われば、食卓も気分も変わる。 うつわの楽しみ方のコツを探るべく、作家さん本人の食卓をのぞかせてもらいました。 自身が手掛けたうつわに盛られるのは、自作の料理。 うつわ選びや日々の献立のヒントが満載です。 紹介したうつわの一部は、渋谷PARCOのDiscover Japan Lab.店頭とオンラインサイトで購入できます。
参加作家 圡楽・福森道歩/岩崎龍二/八田 亨/Kanoco+うつわ作家・青木良太のうつわと料理
公式オンラインショップでは、雑誌が送料無料でご購入いただけます。ぜひチェックを!
≫富山県南砺市利賀村「L’évo レヴォ」一軒のレストランが地域を変える