《OMO5熊本 by 星野リゾート》
「1人前食堂」Maiさんが行く
ホテルとめぐる九州はしご酒の旅|前編
旅先でふらりとBARに入ってみたり、奥深い焼酎の世界に触れてみたり……。少し背伸びをした大人な旅に憧れる、YouTube「1人前食堂」主宰・松本舞さんが、「OMO5熊本 by 星野リゾート」で九州の酒文化に出合う。
松本 舞
2019年より、自分が食べるものを自身でつくるといった、何げない日常をつづるYouTube「1人前食堂」を主宰。チャンネル登録者数は95万人超。食と暮らしと健康のよい関係性を模索し、映像や言葉を通じて提案を行う
OMOを拠点に
熊本の“わさもん”カルチャーに浸る
熊本には「わさもん(新しもの好きな人)」という方言があるように、時代の最先端を取り入れることで発展してきた。目新しさを柔軟に取り入れる県民性ともいえるが、メインストリートとして栄えた通町筋は、江戸時代から変わらない。賑わう城下町の目抜き通りは、時代を超えて地続きなのだ。
そんな熊本の一等地に2023年4月に開業したホテルが「OMO5熊本 by 星野リゾート」。OMOは「テンションあがる『街ナカ』ホテル」をコンセプトに、星野リゾートが全国15施設を展開する新感覚ホテルだ。九州初の開業地であり、「えんたくルーム」や「うつわルーム」といった、ブランド初の客室も登場。3階パブリックエリア「OMOベース」は、地下1階~2階の商業施設からシームレスにつながり、市民の憩いの場にもなりつつある。
この日、OMO5熊本を訪れたのは、日々の料理をつづるYouTube「1人前食堂」を主宰する松本舞さん。「地産の食材で料理をするだけでも、その土地のカルチャーやマーケットを知ることができますよね」と語り、ひと息入れたOMO CAFEでも、レシピの参考にとイラスト入りでメモを取った。
今回の旅の目的は、ホテルを拠点に熊本のBAR文化に触れること。知らない街でBARに飛び込むのは少々ハードルが高いが、地元を熟知したホテルスタッフがゲスト好みの店をおすすめしてくれることもあり、デビューに最適。「洋服を買いに行くための洋服がない。そんなおしゃれさからBARには行ったことがない」とはじめは語っていたが、和食店からバーへとはしごをして、熊本の夜を満喫したようだった。
ホテル、居酒屋、BAR……
熊本ははしご酒が愉しい
<客室はデザインと仕掛けで選びたい>
<居酒屋で熊本ワインと創作料理を味わう>
<ご近所BARのカクテルをホテルで試飲!>
<〆は熊本食材を使う隠れ家的なバーへ>
<たっぷり飲んだ翌日はホテルでのんびり朝食を>
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OMOレンジャーと温故知新な街歩きへ
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text: Natsu Arai photo: Norihito Suzuki
Discover Japan 2023年10月号「私を癒す15の旅。/九州」