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《NOMURA SHOTEN》
おすすめの國酒11選
|いま飲むべき「國酒」②

2024.1.19
《NOMURA SHOTEN》<br>おすすめの國酒11選<br><small>|いま飲むべき「國酒」②</small>

創業100年を超える老舗から新鋭の角打ちバーまで、 日本酒、蒸溜酒、クラフトビールなど、日本の酒のいまを知る個性あふれる酒販店が、おすすめの國酒をセレクト。
 
今回は東京・蔵前で角打ちバー「NOMURA SHOTEN」を営む野村空人さんに、注目の國酒11本を挙げてもらった。

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<この冬 イチオシ!>
01|FOREST GIN

木を食に用いることを試みている、日本草木研究所による「木で酔う」ジン。野村さんの友人のブランドで、里山に眠る食材を発掘する集団だという。ソーダ割り、または冷たい緑茶割りが、香りを楽しむのに最適

価格|7300円/500㎖
原材料|杉、鼠刺、楢(なら)、唐木、高野槙(こうやまき)ほか
アルコール度数|45度
問い合わせ|スティルダムサガ
Tel|0952-37-6926
www.stilldam.saga.jp

02|AROMATA GIN

開店1周年記念で、虎ノ門蒸留所とのコラボレーションで誕生したNOMURA SHOTENオリジナルのジン。「“風呂上がりに一杯”のジンがあってもいい」がコンセプト。爽やかな柑橘の味わい

価格|8800円/500㎖ 原材料|河内晩柑(かわちばんかん)、ユズ、杉、檜
アルコール度数|53度
問い合わせ|虎ノ門蒸留所
Tel|03-6205-7285
https://toranomondistillery.jp

03|THE OKINAWA ISLANDS RUM Blended

沖縄の離島8島(粟国島、伊江島、伊平屋島、西表島、小浜島、多良間島、波照間島、与那国島)の黒糖でおのおのラムを造り、その8種をブレンドしたのがこの一本。瑞穂酒造が結成したONERUMというチームが手掛けた

価格|4500円/720㎖
原材料|黒糖
アルコール度数|40度
問い合わせ|瑞穂酒造
Tel|098-885-0121
https://mizuhoshuzo.co.jp

04|ACOU RUM AGRICOLE WHITE

鹿児島・指宿の大山甚七商店によるクラフトラムは、100%のサトウキビジュースをそのまま発酵・蒸溜するアグリコール製法で造られている。野村さんは2023年2月、サトウキビの刈り取り作業に立ち会ったそうだ

価格|4500円/500㎖
原材料|サトウキビ
アルコール度数|50度
問い合わせ|大山甚七商店
Tel|0993-25-2410
www.jin7.co.jp

05|青鹿毛

馬の毛色の一種である「あおかげ」と同じ漢字を当てた、宮崎県の柳田酒造が造る大麦焼酎。ここで酒造りをしている方はエンジニア出身だとか。ほかにはない麦感の明確さと、ロースト香の強さが特徴

価格|2000円/720㎖
原材料|麦、麦麹
アルコール度数|25度
問い合わせ|柳田酒造
Tel|0986-25-3230
www.yanagita.co.jp

<自宅で毎日飲みたい>
06|いちご

2020年、東京・虎ノ門に誕生した虎ノ門蒸留所が毎年発売する季節限定のクラフトジン。非常にわかりやすいイチゴのフレーバーで、甘めの酒が好きな人にはトニックウォーターのカクテルをすすめたいという

価格|6300円/500㎖
原材料|とちおとめジュニパーベリー、チコリルート
アルコール度数|45度
問い合わせ|虎ノ門蒸留所
Tel|03-6205-7285
https://toranomondistillery.jp

07|HOLON GIN ORIGINAL

企画や味決めに野村さんがかかわった、一日の終わりにととのうためのクラフトジン。数多くのハーブを使ったボタニカルな風合いの中でも、特にパンダンリーフ独特の甘い香りが特徴的。野村さんが推すのはお茶割り

価格|5800円/500㎖
原材料|ジュニパーベリー、リンデン、ハマナス、アンゼリカルート、ローズマリーほか
アルコール度数|35度
問い合わせ|エシカル・スピリッツ
Tel|非公開
https://ethicalspirits.jp

08|松露 Colorful 2023

野村さんがよく意見交換をする同い年の蔵元がいるという松露酒造の芋焼酎。従来の焼酎のイメージとは一線を画す軽快なラベルデザインが目を引く。焼酎としては低めのアルコール度数のため、毎日飲みにも最適

価格|2000円/720㎖
原材料|サツマイモ、米麹
アルコール度数|30度
問い合わせ|松露酒造
Tel|0987-72-0221
https://shouro-shuzou.co.jp

<大切な人への贈り物>
09|WELLNESS GIN

日本のウェルネスブランド「REUNION」が企画し、鹿児島県で1908年に創業した佐多宗二商店が製造を請け負う。メインのボタニカルは、免疫力向上などの効能をもつ国産素材の霊芝(れいし) を採用している

価格|8000円/500㎖
原材料|サツマイモ、霊芝
アルコール度数|45度
問い合わせ|佐多宗二商店
Tel|0993-38-1121
www.satasouji-shouten.co.jp

10|KOKUTO DE LEQUIO

沖縄の泡盛をベースに、西表島と与那国島の黒糖から生まれたラム。泡盛と黒糖で造ったラムを原料としたリキュール開発は世界初だという。低アルコールのため、ビギナーにも贈りやすい。 菓子づくりにもおすすめ

価格|4000円/500㎖
原材料|ベーススピリッツ、黒糖
アルコール度数|20度
問い合わせ|瑞穂酒造
Tel|098-885-0121
https://mizuhoshuzo.co.jp

11|和花 High Proof 果

旬の果実、野菜、ハーブをブレンドしたリキュール。野村さんのバーテンダー仲間が、故郷の岩手に戻って造っているそう。ストレート、ロック、ソーダ割りなど、カクテルの材料に使える酒造りはバーテンダーらしい発想

価格|3300円/500㎖
原材料|リンゴ、ユズ、ショウガ、香草、甜菜糖(てんさいとう)
アルコール度数|24度
問い合わせ|K.S.P
Tel|080-4510-4636
www.kspyakusou.com

※価格はNOMURA SHOTENの店舗価格になります。

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text: Tonao Tamura photo: Kazuya Hayashi
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