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京最大の寺院街からはじまる商業の道・寺町通。
京都主要通り街歩きガイド

2019.9.3
京最大の寺院街からはじまる商業の道・寺町通。<br>京都主要通り街歩きガイド
約80もの寺とその塔頭が整然と並ぶ寺町通。織田信長終焉の地としても知られる本能寺もこの通り沿いに建ち、国内外から大勢の参拝客が訪れる

星の数ほどある京都の通りの中でも、特に歴史背景がおもしろく、京都らしい店が建ち並ぶ通りを厳選して紹介する全6回の《京都主要通り街歩きガイド》。第1回は寺町通を紹介する。それぞれの通りには、地元で愛される名店も揃っているので、ゆっくりと歩きながら楽しんでみてほしい。

新島旧邸
寺町通丸太町上ル。同志社の創立者である新島襄と妻、八重の私邸。1878(明治11)年竣工

いまではそう広くもない通りだが、元は平安京の東京極大路にあたる。光源氏のモデルの一人として有名なの河原院をはじめ、貴族や武家の屋敷が並ぶ高級住宅地だった。ところが15世紀後半の応仁の乱により道のほとんどが焼失。

村上開新堂
1907(明治40)年創業と、京都で最も古い洋菓子店。ソフトな焼き菓子「ロシアケーキ」や「クッキー詰め合わせ」が人気。みかんをそのままゼリーにした「好事福盧」は11~3月限定/ロシアケーキ(1個)205円、好事福廬508円、クッキー詰め合わせ(要予約)5832円

ここを「寺町」として再生したのが、京都の都市改造を行った豊臣秀吉だ。洛中に散在していた寺院を、再建した通りに移転させたのである。やがて寺院関係の商家や職人などが集まりはじめ、商店街を形成。明治期には、当時の流行の最先端だった牛鍋や洋菓子店、写真館が誕生し賑わいを見せる。

スマート珈琲店
1932(昭和7)年創業の「スマートランチ」が戦後コーヒー専門店に。レトロ感漂う店内は1972(昭和47)年の改装。自家焙煎コーヒーに合うスイーツや2階の洋食ランチも人気/珈琲500円、ホットケーキ650円、ランチ1200円

昭和に入ると四条通よりも南側に電器店街が出現。また、御池通から四条通の間にはアーケードが設けられ、ギャラリーや古書店などが建ち並ぶ賑やかな商店街になった。寺院と流行店が共存し、多彩な顔をもつ魅力的な道だ。

編集協力=チキスクリプト
Discover Japan_TRAVEL「プレミアム京都 2019」

寺町通
全長:約4.6㎞ 北は鞍馬口通から南は五条通まで
開通:天正年間(1590年以降)。元は平安時代の東京極大路
建築物・史跡:藤原定家一条京極邸址、大久保利通邸址、紫式部邸址、本能寺、三嶋亭など

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