Discover Japan 2025年11月号
「実は、スパイス天国ニッポン」
〝スパイス〞というと、異国のもののような印象がありますが、実は日本にも古くからあるものでした。そんな日本とスパイスの歴史から、いま注目の世界が認めるスパイスを駆使した美味しい名店など幅広くご紹介!そして、日本各地に七味唐辛子や山椒、からしをはじめ、地域色豊かな和スパイスがあることも注目しています。
ちなみに表紙のライス&カリーは、日本人のスパイス先駆者が営む「HOPPERS by Spice Cafe」のもの。イワシの干物がアクセントです。暮らしにちょっと刺激を与え、楽しくしてくれる日本ならではのスパイスの魅力と可能性をご紹介いたします。
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フードディレクターの寺本りえ子さん×パフォーミングアーティストのアオイヤマダさん
和のスパイスラボ!

日本ならではの和スパイス、柚子胡椒、からし、山椒。フードディレクターの寺本りえ子さんとパフォーミングアーティストのアオイヤマダさんに、柚子胡椒のつくり方、粉がらしの使いこなし方、挽きたて山椒など、簡単なアレンジアイデアから、レシピまで提案してもらいました。いずれも身近なスパイスですが、ちょっと食べ方の工夫をするだけで、和スパイスの新しい魅力に出合える、目からウロコの企画です。
スパイス×米料理の可能性
ビリヤニを知っていますか?

インドやパキスタンで愛されるスパイスを使った炊き込みご飯、ビリヤニ。同じ米食文化ながら、日本ではこれまで馴染みが薄かったビリヤニに、いま熱い注目が集まっています。その立役者の一人・大澤孝将さんが営むのが「ビリヤニ大澤」。『ミシュランガイド東京2026』ではビブグルマンに選出されています。一度食べたら忘れられない。また食べたくなる…。そんな大澤さんのビリヤニを通じて、ビリヤニの日本での可能性を、作家で料理家の樋口直哉さんが探ります。
年間360食以上カレー!
歌舞伎役者・尾上右近さんが語るカレー愛!

年間約360食のカレーを食べ、歌舞伎界随一のカレー好きとしても知られる尾上右近さん。今回は、東銀座にある行きつけのカレー店「薬膳Dining&Bar 銀座しんのう」で、カレーへの熱い思いを語っていただきました。お気に入りの店やレトルトカレーから、自宅で楽しむ「あいがけ」の極意や道具のこだわり、そしてカレーと歌舞伎の意外な共通点まで! 右近さんのカレー愛をたっぷりお届けします。
徳川家のお墨付き
七味唐辛子

塩やコショウと並んで、日本の食卓の定番調味料といえば七味唐辛子。実はこの七味唐辛子は、約400年前の江戸で生まれた混合スパイスでした。そもそもどんな7種のスパイスが使われていて、そしてどのように定番の調味料となっていったのでしょうか? 徳川家にも認められた、七味唐辛子の発祥の老舗「やげん堀」を訪ねました。
あの料理上手も愛用する
ニッポンのスパイス43

食文化の発展とともに数々のスパイスを用いてきた日本人。多様な食の選択肢がある現代に、料理のプロから料理愛好家まで8名が愛用するスパイスを、唐辛子・和がらし・山椒・柚子・シークヮーサー・わさび・梅・ピパーチ・ゴマのジャンル別にご紹介します。
パフォーミングアーティスト アオイヤマダさん/うつわ作家 阿部春弥・みかさん/江戸料理料理人 うすいはなこさん/造形作家 キクタヒロコさん/フードディレクター 寺本りえ子さん/作家、料理家 樋口直哉さん/フォトジャーナリスト 森枝卓士/料理研究家、国際中医薬膳師 ワタナベマキさん
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