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〈2025年〉この夏に行きたい!
「日本三大花火大会」とは?
その歴史や魅力、見どころをご紹介!

2025.6.26
〈2025年〉この夏に行きたい!<br>「日本三大花火大会」とは?<br>その歴史や魅力、見どころをご紹介!

夏祭りの主役のひとつである花火。花火は海外からの献上品として、江戸時代のごく初期に伝来してから、今でもなお夏の風物詩として愉しまれている。全国で毎年多くの花火大会が開催されているが、今回は「日本三大花火大会」である「新潟県・長岡まつり大花火大会」、「秋田県・大曲の花火」、「茨城県・土浦全国花火競技大会」を歴史や見どころをご紹介。

新潟県《長岡まつり大花火大会》
日本最大級!100万人が感動する平和と復興のシンボル

現在、全国で行われている花火大会の中でも、屈指の規模を誇るのが、信濃川河川敷で繰り広げられる「長岡まつり」こと長岡の花火大会。例年100万人が来場する大規模イベントだが、実はその原点は慰霊と復興——。

終戦直前に大規模な空襲を受けた長岡市。その慰霊と平和への祈りが込められた花火や平成16年に発生した中越大地震からの復興の祈りを込めて誕生した「復興祈願花火フェニックス」など、想いを乗せた数々の美しい花火が打ち上げられる。

長岡まつり大花火大会
開催時期|8月2日・3日 ※2025年は8月2日(土)~3日(日)にて開催(少雨決行/荒天順延)
会場|新潟県長岡市長生橋下流信濃川河川敷周辺
アクセス|電車 JR長岡駅より徒歩約30分/車 関越自動車道長岡ICから国道8号・351号経由で約4km
Tel|0258-39-0823(一般財団法人 長岡花火財団)
https://nagaokamatsuri.com

 


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秋田県《大曲の花火》
花火師が技を競う花火界のオリンピック

世界で最も質の高い花火が見られると人気を集める大曲花火。「大曲の花火」というのは通称で、正しくは「全国花火競技大会」。その名の通り、花火師にとって日ごろ磨いた技の成果を競う技術発表会であり、全国の花火師たちが目指す、最高峰の花火競技会。

花火大会といえば夜から人出がはじまるところ、大曲では昼から観客が集まり、夜の競技のラストまで数えると打ち上げ発数1万8千発、約4時間という長丁場の花火の祭典を楽しむ。

競技大会の合間に特別プログラムや大会提供の花火も上がる。音楽に合わせて打ち上げるワイドスターマインなど、競技とはまた違った見どころがあり、多くの観客を魅了する。

全国花火競技大会「大曲の花火」
開催時期|毎年8月最終土曜 ※2025年は8月30日(土)に開催予定
会場|秋田県大仙市大曲雄物川河畔(大曲の花火公園)
アクセス|電車 JR大曲駅より徒歩約30分/車 秋田道大曲ICより約10分 ※当日は市内で車両通行止めなど交通規制あり
Tel|0187-88-8073(大曲商工会議所)
https://www.oomagari-hanabi.com/index.html

 


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茨城県《土浦全国花火競技大会》
秋の夜空を彩る地域活性化を願う花火

毎年秋の11月に夜空を彩る「土浦全国花火競技大会」。花火師の技術向上だけではなく、霞ケ浦海軍航空隊殉職者の慰霊や地元商工会の活性化、さらには秋の実りを感謝する五穀豊穣の祈りなどの想いが込められている。

大曲では参加できる花火業者を事前に選定する指定制を採用しているが、土浦はそうした枠はない。また、全部門参加が絶対条件ではなく、10号玉だけ、創造花火だけなど自由度が高いのも特徴。特に、花火師にとって土浦の花火競技大会でスターマイン部門の優勝を勝ち取ることは、名誉もひと際と言われているため、多種多様な花火を組み合わせた土浦仕様のスペシャルバージョンを見ることができる。

東京から特急電車で小一時間ほどという距離の近さもあり、関東近県を中心に多くの観光客が集まる、秋の夜長の風物詩となっている。

土浦全国花火競技大会
開催時期|11月第1土曜日 ※2025年は11月1日(土)17:30スタート(荒天の場合は11月8日(土)に延期)
会場|土浦市桜川畔(学園大橋付近)
Tel|029-826-1111
https://www.tsuchiura-hanabi.jp/

 


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