ART

企画展《大工の手》
手仕事の復権と豊かな心をつくるデザイン活動

2021.10.13
企画展《大工の手》<br><small>手仕事の復権と豊かな心をつくるデザイン活動</small>

⽇本デザインコミッティーは、第775回デザインギャラリー1953企画展として、「⼤⼯の⼿|⼿仕事の復権と豊かな⼼をつくるデザイン活動」を、2021年11月8日(月)まで開催中。

「⼤⼯の⼿」とは、⼿仕事の復権を⽬指し、全国の⼯務店59社とデザイナー・建築家が協働する⼀般社団法⼈「わざわ座」の活動の⼀端。

⾼度経済成⻑期以降、⼤⼯を含め⽇本の⼿仕事の多くが、⽣きがいとしての仕事ではなく、数字と時間を追いかける作業となってしまっている。そんな中「⼤⼯の⼿」は、⽣活の根幹となる家づくりを担う⼤⼯たちが、誇りを持って活き活きとワクワク仕事をする仕組みをつくり、豊かな暮らしを思う気持ちを育む活動をしている。

志⾼い⼤⼯たちの⼿によって作り出された家具や彼らが中⼼となって⾏った活動の数々を紹介。そこに込められた、⼿仕事の⼤切さ、⾯⽩さ、⼯夫、創造の喜びなどを感じられるだろう。

この展覧会では、下記のような4つのテーマを設け、ものづくりの「途中」に工夫を凝らした活動を展開。会期中には、実際に「大工の手」の活動を体験する「大工の手ツアー」や、三谷龍二さんと小泉がオンラインでものづくりについて語り合う、「三谷龍二×小泉誠のものづくりオンライントーク」も開催。

1.大工の得意
 大工でしかできない建具枠をベンチにした「窓ベンチ」や「舎庫|大きな家具」。

2.大工がつくる
 大工が、手に触れる家具をつくることで、住み手と大工に生まれる気持ちづくり。

3.大工が考える
 大工が楽しくデザインを行う機会を設けて、つくる楽しみを一層深める。

4.大工と楽しむ
 大工が子ども達と一緒に椅子を作り、椅子とともに素材、技術、心意気を伝える。

第775回デザインギャラリー企画展「大工の手|手仕事の復権と豊かな心をつくるデザイン活動」
会期|〜2021年11月8日(月)※最終日午後5時閉場・入場無料
会場|松屋銀座デザインギャラリー1953
※開催時間等については、松屋銀座のWebサイトにて、営業日・営業時間を参照ください。
https://designcommittee.jp/gallery/2021/08/dg775.html

大工の手ツアー
日時|10月23日(土)13:00〜15:30 終了予定
場所|つむじ(http://tsumuji.life/東京都東村山市久米川町4丁目34-6
アクセス|西武新宿線「東村山駅」東口より徒歩12分
TEL|042-395-4181(代表)
定員|15名(満席になり次第締め切ります)
参加費|無料

 

東京のオススメ記事

関連するテーマの人気記事