はじめての抹茶の点て方。
お茶のエスプレッソ「濃茶の練り方」編

自宅にいる時間が増えたいま、心を落ち着かせられる茶道を気軽に楽しんでみませんか？　今回紹介するのは「濃茶」の練り方。濃茶は“おこい”とも呼ばれ、「点てる」とはいわず「練る」といいます。濃厚かつ抹茶の味をより楽しめる贅沢な一杯をお試しあれ。

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監修
うおがし銘茶　茶の実倶楽部
住所｜東京都中央区築地2-11-12
Tel｜03-3542-2336
https://www.uogashi-meicha.co.jp

用意するもの

・抹茶
・抹茶茶碗
・茶せん
・茶杓（ちゃしゃく）※スプーンで代用も可
・お湯をいれる茶碗
・手ぬぐい
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濃茶を練ってみよう！

①
薄茶のときのように抹茶茶碗を温め茶さじ3盛を入れる（3人分。1人分は2盛）。

②
湯冷まし茶碗にお湯を入れる。

③〈Point〉
まず1/3くらいのお湯を抹茶茶碗に移す。

④
茶せんで抹茶とお湯をなじませるように練る。

⑤〈Point〉
とろみを調整するためのお湯を追加で入れる。

⑥
さらに練るように混ぜる。

⑦〈Point〉
温めておいた一口サイズのカップは滑りをよくするため拭かない。

⑧
カップに一口分の濃茶を取り分けたら、でき上り。

うつわに付いた抹茶は……

抹茶茶碗に残った（付いた）抹茶は、お湯を加えて攪拌（かくはん）すれば薄茶としていただける。濃茶は一度で二度おいしいのが魅力でもある。

正しい作法では、ひとつの碗に人数分の濃茶を練って、順番に味わって次の人へ回していきますが、自宅では効率重視でもOK。気兼ねなく抹茶の味を堪能しましょう。

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text:Discover Japan　photo:Kenta Suzuki
2013年12月号「コーヒーとお茶」