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西村青のうつわ
「リサイクルガラスを原料にした、美しきテーブルウェア」
喫茶のひとときを豊かにする作家のうつわ

2021.10.5
西村青のうつわ<br>「リサイクルガラスを原料にした、美しきテーブルウェア」<br><small>喫茶のひとときを豊かにする作家のうつわ</small>

日々の余白、喫茶のひとときこそ、現代ではとても贅沢な時間です。そうした時をともに過ごすうつわこそ、本当にお気に入りのものを選びたい。
富山県を拠点に作陶する西村青さんに注目し、制作背景とうつわの魅力を紹介します。

西村青(にしむら せい)
1990年、奈良県生まれ。高校卒業後にイタリアへ語学留学した後、富山ガラス造形研究所に入所。修了後の2014年よりPeter Ivy 工房「流動研究所」に勤務し、吹きガラスによる作品づくりに取り組む

蛍光灯のリサイクルガラスを原料に
吹きガラスで生み出すテーブルウェア

ボディの真ん中に細いスリットを入れた「Tumbler-slit-(4400円)」、卵型をした丸いフォルムの「Cup-egg-(4180円)」

高校時代からものづくりに興味を抱いていたという西村青さん。「ガラスの道へ進んだきっかけは、身近に存在する工芸品の中で僕にとって一番謎の多い存在だったから。冷たい質感のガラスのカップがどうやったらこの形状になるのか想像できず、その謎を解きたいと思ったんです」

富山ガラス造形研究所で吹きガラスの技術を学び、修了後は「師匠と呼べる作家のもとで技術をさらに磨きたい」とガラス作家のピーター・アイビー氏の工房に勤務。蛍光灯のリサイクルガラスを原料に、光と影が揺らめく美しいシルエットのテーブルウェアを制作している。

「吹きガラスでは1200度の溶解炉で溶かしたガラスを鉄パイプの先端に巻きつけ、中に息を吹き入れてうつわをつくります。作業中にガラスが冷めればすぐに割れるし、少し触れるだけでも変形します。もちろん、手で直接触って造形することもできません。そういった制約のかかる作業の中で自分が思い描くうつわをつくるには、ガラスとの対話が大事だと感じます。ガラスにも自然となりたいかたち、動きやすいかたちがあるのでその声に意識を傾けながら、自分がつくりたいデザインを表現していきます」。

掌に収まりやすい美しいフォルムのボウルやカップをはじめ、ボディの真ん中にスリットを入れたタンブラーも西村さんの作風を象徴する作品のひとつだ。この細いスリットは手仕事の証。「自分の手から生まれた痕跡を作品に残したい」という西村さんの想いがそこに刻まれている。

タンブラーを成形し、サンプルと照らし合わせる工房での制作風景
飲み口を薄く成形するための作業


口当たりをシャープに仕上げた「Tumbler-slit-」にシュワシュワと泡立つジンジャーエールを注いで

スイーツを包み込むように広がるリムが特徴の「Palm Bowl S(4950円)」

西村青さんのうつわを
オンラインで購入いただけます!

渋谷パルコのDiscover Japan Lab.および公式オンラインショップにて、西村青さんの作品を販売中! ぜひ実際に手に取ってお愉しみください。

 

 

 


 

西村青の作品一覧
 

Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00~20:00
定休日|なし
Instagram|@discoverjapan_lab
※うつわはすべて数量・期間限定販売
※営業時間の変更の場合がありますので、最新情報は渋谷PARCOの営業時間(https://shibuya.parco.jp)をご確認ください

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喫茶のひとときを豊かにする作家のうつわ
1|松本かおる
2|沼田智也
3|土本製陶所
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5|田村一

text: Mimi Murota photo: Shimpei Fukazawa
2021年11月号「喫茶のススメ」

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