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心躍る、鈴木マサル「富山もよう展」が開催!

2021.4.16
心躍る、鈴木マサル「富山もよう展」が開催!

テキスタイルデザイナー 鈴木マサル氏は、富山県富山市で、5月17日(月)〜6月22日(火)の期間、富山県美術館1階 TADギャラリーを会場に「富山のいいもの、もようにしたら、もっと富山を好きになる」を合い言葉として、2014年に始まった「富山もよう」の世界観を空間いっぱいに表現する「鈴木マサルのデザインとみんなの富山もよう展ー暮らしに溶け込むアート&デザイン」展を開催する。

富山を代表する地域資源をテキスタイル化することで、土地の魅力を伝える富山もようプロジェクトの醍醐味とともに、生活にとけこみ、創造力を喚起するアート&デザインの本質的な力が体感できる展覧会。ここ数年、鈴木氏は、色、柄による空間へのアプローチを積極的に取り組んできた。2021年はテキスタイルという二次元から飛び出し、空間全体で、色、柄で「気分が上がる!」体験、体感できる展覧会を開催していく。

テキスタイルデザイナー
鈴木マサル
多摩美術大学染織デザイン科卒業後、粟辻博デザイン室に勤務。1995年に独立し、2002年有限会社ウンピアット設立。2004年からファブリックブランドOTTAIPNUを主催。色鮮やかなハンドプリントによるファブリックを中心に、タオルやバスマット、ハンカチ、傘など、生地本来が持つ魅力にあふれたコレクションを展開。自身のブランド以外にも、マリメッコ、カンペール、ユニクロなど、国内外の様々なブランドからテキスタイルプロダクトを発表。またテキスタイル以外にも、様々なプロジェクトに参画し、ファニチャーや建築空間など様々なシーンに向け、パターンデザインや自身のテキスタイルを軸にしたデザインを提供している。

2014年からスタートした富山の魅力をテキスタイルデザインで表現した「富山もようプロジェクト」が第35回新聞広告賞を受賞。2016年4月にイタリア・ミラノで開催された展覧会「Imagine New Days」(主催 アイシン精機株式会社)に参画、Milano Design Award 2016 “BEST ENGAGEMENT by IED” を受賞。2016年8月には初めての書籍「鈴木マサルのテキスタイル」(誠文堂新光社刊)を上梓した。東京造形大学造形学部デザイン学科 教授。http://masarusuzuki.com/

Exhibition |
富山県美術館1階 TADギャラリー
鈴木マサルのデザインとみんなの「富山もよう展」
ー暮らしにとけこむアート&デザイン

古今東西、さまざまな「もよう」が生みだされてきた。身近な自然や動物などがモティーフとなったもようは、地域の特色の発見であり、表現。日々の時間を彩る色とかたち。

「富山のいいもの、もようにしたら、もっと富山を好きになる」を合い言葉として、2014年に始まった「富山もよう」。テキスタイルデザイナーの鈴木マサルが、五箇山の合掌づくりや、立山連峰など、富山の豊かな自然や文化を鮮やかなもようで表現、すでに12柄が発表されてきた。デザインの視点で地域の魅力を共有する提案としても評価され、グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」に選出されるほか、美術の教科書にとりあげられるなど、広く注目を集めている。

展覧会は、富山もようの世界観をTADギャラリーの空間いっぱいに表現するもの。鈴木マサル氏が手がけるインスタレーションでは、代表的なもようが大胆なスケールで登場する。生活にとけこみ、創造力を喚起するアート&デザインの本質的な力を、体感できる場となっている。

鈴木マサル氏からのメッセージ

「『富山もよう』がスタートしたのは2014年。富山をイメージした模様で富山の地方紙、北日本新聞をラッピングして配達するという企画でした。

毎朝ポストにはグレートーンの新聞が入っている日常に、ある朝いきなりカラフルな模様の新聞が届けられたのです。朝一番に目に飛び込んできた色と柄。それは富山の人たちに驚きと高揚感をもって迎え入れられました。

最初の配達から7年、富山もようは地域の人たちに愛され続け、これまでに12種類のもようが生まれています。今回の地元富山で開催する展覧会では、初めて見る人には気持ちを高揚させるカラフルな色柄の空間体験を。新聞を手にしたことがある人には初めて見た時の喜びの記憶を。そしてこのもようを、色を、富山の人たちがどのように生活に取り入れて楽しんで来たのかを提示していきます。

気持ちがグレーになりがちな今この時に色鮮やかな富山もようの世界に触れ、新たな視点に気付き、様々なことを考えるきっかけになることを願って」。

どこをとってもフォトジェニックで心躍るデザイン心の栄養にしてみては。

「富山もよう展」
開催期間|2021年5月17日(月)〜6月22日(火)※毎週水曜日休館
営業時間|9:30〜18:00 ※入館は17:30まで
会場|富山県美術館1階 TADギャラリー
住所|富山県富山市木場町3-20
観覧料|無料
Tel|076-431-2711(富山県美術館)
https://tad-toyama.jp


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