ART

MOA美術館「粋と艶 ─ 江戸のトップスターたち ─」開催

2021.4.17
MOA美術館「粋と艶 ─ 江戸のトップスターたち ─」開催
七代目市川團十郎の三浦荒男之助 歌川豊国

静岡・熱海のMOA美術館は展覧会「粋と艶 ─ 江戸のトップスターたち ─」を2021年4月23日(金)〜6月8日(火)まで開催する。

江戸風俗図巻(部分)菱川師宣 江戸時代 17世紀

江戸時代に入り、大都市では芝居町や遊里などで活気あふれる町人の娯楽文化が開花した。芝居の世界では特に中村座、森田座、市村座の江戸三座の興行から数々の名優たちが誕生し、遊里では、美貌だけでなく、高い教養・芸事等に優れた高位の遊女がもてはやされた。

芝居や遊里が人々の関心を集めるなか、東洲斎写楽や喜多川歌麿、葛飾北斎といった浮世絵師たちは、人気歌舞伎役者の姿や演目内容、評判の遊女や茶屋で働く看板娘を数多く描きました。この展覧会ではこれらの浮世絵をコレクションの中から紹介し、粋と艶の美意識が高揚した江戸時代におけるトップスター達の姿に迫る。

みどころ

四代目松本幸四郎の山谷の肴屋五郎兵衛 東洲斎写楽 寛政6年(1794)

1|現代に受け継がれる歌舞伎の名跡を紹介
役者を描いた浮世絵は、芝居に合わせて制作され、特に市川團十郎、松本幸四郎、岩井半四郎、坂東三津五郎ら名優の姿は様々な絵師によって取り上げられた。展覧会では、歌川豊国の「役者舞台の姿絵 やまとや」「役者舞台之姿絵 高らいや」、「七世市川團十郎の三浦荒男之助」、東洲斎写楽による「四世松本幸四郎の山谷の肴屋五郎兵衛」などを展観し、人気浮世絵師による名優たちの華々しい活躍の様子を見ることができる。

見立玉川美人図 喜多川歌麿 寛政8年(1796)頃

2|花魁や芸者など遊里で評判を集めた美人たちを紹介
美人画ははじめ花魁や芸者を主題に発展し、後に盛場や水茶屋で働く看板娘など、市井の人気者も取り上げられるようになった。展覧会では葛飾北斎の重要文化財「二美人図」や喜多川歌麿の「見立玉川美人」など、評判を集めた美人たちを紹介。

名所腰掛八景 喜多川歌麿 寛政8年(1796)

3|粋で艶やかなスターのファッション
江戸時代の流行は、大名や貴族などの上層階級だけでなく、経済力をつけた新興の町人たちが積極的にかかわり生み出されてきた。そこに大きな影響を与えたのが芝居町や遊里だった。遊女や歌舞伎役者は当時のファッションリーダーとして注目され、勝山髷や市松模様など遊女や役者の名前に由来するモードも創出された。展覧会では、歌舞伎役者や遊女たちが好んだ粋なファッションを紹介。

粋と艶 ─ 江戸のトップスターたち ─
開催期間|2021年4月23日(金)〜6月8日(火)
会場|MOA美術館 展示室1 – 3
住所|静岡県熱海市桃山町26-2
Tel|0557-84-2511
開館時間|9:30〜16:30(入館は16:00迄)
休館日|木曜日(4月29日、5月6日は開館)
観覧料|一般1600(1300)円/高大生1000(700)円・要学生証/中学生以下無料/65才以上1400円・要身分証明
※( )内は10名以上の団体料金
※障がい者手帳をお持ちの方と付き添い者(1名のみ)半額
アクセス|JR東海道新幹線・東海道線 熱海駅下車、駅前バスターミナル⑧番乗り場よりMOA美術館行 約7分終点下車
http://www.moaart.or.jp


≫虎屋 京都ギャラリー虎屋所蔵品展「年中行事 めぐり」

≫「最後の浮世絵師 月岡芳年展」が金沢21世紀美術館にて開催

静岡のオススメ記事

中部エリアのオススメ記事