INFORMATION

世界の造形文化を旅する
『世界の民芸玩具―日本玩具博物館コレクション』

2020.10.10
世界の造形文化を旅する<br>『世界の民芸玩具―日本玩具博物館コレクション』

日本玩具博物館の9万点を超える所蔵品のなかから、世界各地で作られた玩具や人形、宗教的な装飾物を紹介する書籍『世界の民芸玩具―日本玩具博物館コレクション』が大福書林より刊行されました。民芸玩具をめぐる世界の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

世界の民芸現具地図
パゴダの町の土人形ヨウ

この本では、日本玩具博物館が所蔵するアジア・オセアニア、中近東・アフリカ、ヨーロッパ、北米・中南米の玩具コレクションの中から魅力あふれる56種類の玩具や人形、また宗教的な装飾物を選び、鮮やかな写真と解説によってそれらが誕生した背景や成り立ちを紹介しています。

また、民芸玩具を数多く有する5つの国を取り上げ、それぞれの玩具文化について概説するほか、国境をこえて同じような姿形をもつ作品を集め、10のテーマで民芸玩具の普遍性と産地の個性を探っています。

リーフ地方の素焼きの動物造形
メテペック陶芸のアヒルの貯金箱

魅力的な民芸玩具の数々――それらをめぐる解説を読めば、作り手の祈りが込められていることに気づかされます。例えば、子宝を授かることへの祈り、自然への畏れ、神々への憧れ、病魔への恐怖、豊かな暮らしへの渇望、次代を担う子どもたちへの希望・・・。この本を通して、色や形に表現された作り手の精神に触れることで、風土も歴史も大きく異なる遠い国々の文化に敬意と親しみを抱き、民芸玩具を大切に作り伝えてきた人々と心を通わせることができるのではないでしょうか。

時代の大きな転換点に立たされている今、人々の幸福への祈りとともにあった20世紀のこころ優しい玩具たちからのメッセージがそっと届くことでしょう。これまでありそうでなかった一冊、ぜひご覧ください。

アルマジロの造形 中南米の人々に愛される動物

『世界の民芸玩具―日本玩具博物館コレクション』
尾崎織女(日本玩具博物館学芸員)著/高見知香写真/軸原ヨウスケデザイン/大福書林刊
※B5 160頁 オールカラー/定価3,000円+税

日本玩具博物館
住所|兵庫県姫路市香寺町中仁野671-3
Tel| 079-232-4388
FAX|079-232-7174
開館時間|10:00~17:00
休館日|毎週水曜日(但し、祝日は開館)
入館料|大人600円・高大生400円・子ども(4才以上)200円
アクセス|JR姫路駅から播但線に乗り継ぎ、香呂駅で下車、東へ徒歩15分、播但連絡道路/船津ランプから西へ5分
https://www.japan-toy-museum.org

日本玩具博物館ミュージアムショップ
E-mail|info@japan-toy-museum.org
http://daifukushorin.com/gangusp.html(特設ページ)
https://daifukushorin.stores.jp(ショッピングページ)
※大福書林の特設ページ&ショッピングページ


≫山田遊さんと岐阜県 飛騨高山で自由な民藝に出合う。

≫北海道・阿寒湖でアイヌの美意識に触れる。

RECOMMEND

READ MORE

メールマガジン購読