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人気書店が選ぶ
いま読んでおきたい100冊
– MUSICS –

2020.6.16
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おうち時間はとっておきの読書チャンス。人気書店のあの人から、いまおすすめしたい一冊をジャンルごとに選んでもらった計100冊を一挙大公開。今回は「音楽」に関する本を選書していただきました。

音楽家やアーティストの人生など、音楽を題材にした書籍をご紹介。曲を聴きながら読むのもいいですが、文字から曲を思い浮かべて読み進めるのも本ならではの楽しみ方。

81.『旅に倦むことなし アンディ・アーヴァインうたの世界』

アイルランド伝統音楽のミュージシャンであり、77歳の現在も活動を続けるアンディ・アーヴァイン。彼の21の楽曲(オリジナル11曲、伝承曲10曲)を、柴田元幸さんが翻訳した対訳歌詞集。アンディ自身による解説も見どころだ。

▼恵文社 一乗寺店/鎌田 裕樹さんのオススメ
この本にあるような、いい翻訳からはリズムが見えます。歌の詞を訳したものであればなおのこと。言葉や文字にも音楽を感じる人に、ぜひ手に取っていただきたいです。

著者:アンディ・アーヴァイン
価格:1760円
発行:ヒマール(2020年)

82.『ロックで独立する方法』

ナイーブな感性と強烈な反骨精神を併せもち、それを死ぬまで貫いた不世出のバンドマン・忌野清志郎。「成功」でなく「独立」という、真の自由を手に入れるための方法をインタビュー形式で掲載。熱い思いが込もる言葉にのせて届けていく。

▼ブックスキューブリック/大井 実さんのオススメ
若い頃、夢中になって聴いていたRCサクセションの忌野清志郎。死後10年が過ぎ、状況がどんどん悪くなっている現代だからこそ、その存在感はますます輝きを増している。困難な時期を乗り越える心構えや、行動、スピリットに関する話は、清志郎ファンのみならず自由に生きたいと願うすべての人に届くメッセージだと思う。

著者:忌野清志郎
価格:693円
発行:新潮社文庫(2019年)

83.『クラシック音楽全史 ビジネスに効く世界の教養』

紀元前から現代まで、クラシック音楽の流れや歴史を知ることができる。バッハやモーツァルトなど偉大な音楽家のエピソードも盛り込まれ、ビジネスに生きるトピックスが満載だ。

▼ジュンク堂書店 池袋本店/森 暁子さんのオススメ
家にいる時間が長いからこそ、この本を通じて作曲家や曲の時代背景を知れば、よりクラシック音楽が楽しめるはず。教養書としてもおすすめです。

著者:松田亜有子
価格:1760円
発行:ダイヤモンド社(2018年)

84.『電話・睡眠・音楽』

東京のナイトクラブを舞台に独り暮らしの女性の日常を描いた表題作「電話・睡眠・音楽」を収録した短編漫画集。淡々と流れる時間でふいに訪れる刹那的な瞬間が、はかなくも美しい。

▼plateau books/出原 日向子さんのオススメ
厳密には音楽の本ではないのですが、音楽をテーマのひとつとして扱った本として選びました。東京で生きる上で、慰めになるものが見つかるきっかけを与えてくれる本ですね。些細で少し不思議な14編のストーリーが収録されています。

著者:川勝徳重
価格:1430円
発行:リイド社(2018年)

85.『ニッポンのマツリズム』

著者は世界各地の音楽や地域文化を追いかけるライターの大石始さん。日本各地の13の盆踊り・祭りを、地元の人々へのインタビューや臨場感あふれる写真とともに丁寧に紹介。

▼双子のライオン堂/竹田信弥さんのオススメ
日本の祭り・盆踊りにおける歴史や音楽的なおもしろさを探求した一冊。本書は、旅行ガイドであり、民俗学研究でもある。お祭りは、もっともリアルな存在じゃないだろうか。祭りを再び行うために、それを希望にしていまはじっとする、次の祭りのために。

著者:大石 始
価格:2200円
発行:アルテスパブリッシング(2016年)

86.『悲しい曲の何が悲しいのか 音楽美学と心の哲学』

心の哲学を利用し、音楽美学へアプローチした一冊。人はなぜ悲しい音楽を聴くのか、音楽と情動はどのように結び付いているのか、“聴く”とは何かなどを考察していく。

▼文喫 六本木/清水勇気さんからのオススメ
音楽は閉塞感を紛らわしてくれるもの。しかし「気に入っている音楽は自分のどのような心が選んでいるのだろう」という哲学的な問いに答えてくれます。

著者:源河 亨
価格:2750円
発行:慶應義塾大学出版会(2019年)

87.『作曲家◎人と作品シリーズ ベートーヴェン』

ベートーヴェンの人間像に迫りながら、音楽性、難聴との戦い、かなわぬ恋など、彼の生涯を丁寧に描き出している。著者独自の視点で解釈された「作品編」も読みどころだ。

▼紀伊國屋書店 新宿本店/池上 晃子さんのオススメ
曲は耳にしたことがあっても、ベートーヴェン自身をよく知らない方は多いはず。ベートーヴェン生誕250周年を迎える2020年、あらためて彼に触れてみては?

著者:平野 昭
価格:2200円
発行:音楽之友社(2012年)

88『レコード・コレクターズ増刊 アルバム・セレクション・シリーズ ジャパニーズ・ロック80’s』

BOØWY、レベッカ、佐野元春など、日本のロックが浸透した1980年代の音楽を、現代の視点でとらえ直したガイドブック。メジャーからインディーズまで240点以上のアルバムを収録。

▼ホホホ座 浄土寺店/山下賢二さんのオススメ
1980年代の日本のロックをあらためて音楽的に評価しています。どメジャーはもちろん、インディーズや廃れたジャンルの作品まで取り上げた稀有な内容で、色眼鏡を外す意味で重要な一冊ですね。

監修:池上尚志
価格:1650円
発行:ミュージック・マガジン(2020年)

89『ベートーヴェン捏造』

1977年、「楽聖ベートーヴェン」のイメージの崩壊に等しい会話帳改ざん事件が勃発。犯人はベートーヴェンに忠義を尽くした男だという。その真相に迫る歴史ノンフィクション。

▼ブックスルーエ/花本 武さんのオススメ
ダントツにおもしろいベートーヴェン本だ!なんやかんやと色んなことを言われがちな楽聖の実像を弟子リースの目から描ききる一冊。リースの悪事(?)の是非を読者に問い掛ける構成がサスペンスフルなのです。

著者:かげはら史帆
価格:1870円
発行:柏書房(2018年)

90.『フライデー・ブラック』

アメリカの人種差別問題をユニークな手法で表現したベストセラー。「フライデー・ブラック」を含む全12編を収録し、近未来的なディストピアを描くことで人類に問いを投げる。

▼六本木 蔦屋書店/佐々木貴江さんのオススメ
資本主義がもたらした格差社会の先にある暴力と差別は、対岸の火事ではないのかもしれません。HIP HOPのリリックを丁寧に読んでしまう人へ。

著書:ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー
価格:2420円
発行:駒草出版(2020年)

 

SELECTOR

※各店舗は状況により休業している場合があります。
また営業時間・定休日は随時変動しているため、ウェブサイト等をご確認ください
国内ほか海外にも店舗をもつ大型書店
『紀伊國屋書店 新宿本店』

住所:東京都新宿区新宿3-17-7
Tel:03-3354-0131
営業時間:10:00〜21:00
定休日:なし
www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/

世界の美しい10の本屋に選ばれた京都の名店
『恵文社 一乗寺店』

住所:京都府京都市左京区一乗寺払殿町10
Tel:075-711-5919
営業時間:10:00〜19:00
定休日:なし
www.keibunsha-books.com

専門書なども多数取り揃える
『ジュンク堂書店 池袋本店』

住所:東京都豊島区南池袋2-15-5
Tel:03-5956-6111
営業時間:10:00〜21:00
定休日:なし
https://honto.jp/store/detail_1570019_14HB320.html

作家や研究者によって選書された本が並ぶ個性派
『双子のライオン堂』

住所:東京都港区赤坂6-5-21-101
Tel:050-5276-8698
営業時間:15:00〜21:00
定休日:日・月・火曜
https://liondo.jp

“ゆっくり本を読む”を提供する新刊書店
『plateau books』

住所:東京都文京区白山5-1-15 ラークヒルズ文京白山 2F
営業時間:12:00〜18:00
定休日:月〜木曜
https://plateau-books.com

本との出会いが楽しめる本屋
『文喫 六本木』

住所:東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビルディング1F
Tel:03-6438-9120
営業時間:9:00〜22:00(L.O.21:30 )
定休日:不定休
https://bunkitsu.jp

地域に根差した小さな総合書店
『ブックスキューブリックけやき通り店』

住所:福岡市中央区赤坂2-1-12
Tel:092-711-1180
営業時間:11:00〜19:00
定休日:月曜(祝日の場合は営業)
www.bookskubrick.jp

「花本棚」と呼ばれる独自の棚づくりが評判
『ブックスルーエ』

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-3
Tel:0422-22-5677
営業時間:9:00〜22:30
定休日:なし
www.books-ruhe.co.jp

全国10店舗、さまざまな形態で展開する本の多いお土産屋
『ホホホ座 浄土寺店』

住所:京都市左京区浄土寺馬場町71
Tel:075-741-6501
営業時間:11:00〜19:00
定休日:元日
http://hohohoza.com

アートやカルチャーの洋書ならまずここへ
『六本木 蔦屋書店』

住所:東京都港区六本木6-11-1 六本木ヒルズ 六本木
けやき坂通り
Tel:03-5775-1515
営業時間:7:00〜24:00
定休日:不定休
https://store.tsite.jp/roppongi/

文=大森菜央、中森葉月、成田美友、山本章子 写真=山平敦史

2020年6月号 特集「おうち時間。」

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