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ラッパーACEは“お茶漬け”でできている

2018.5.28
ラッパーACEは“お茶漬け”でできている

迫力あるラップとワイルドな風貌とは裏腹な優しい笑顔。ラッパーACEさんは大のお茶漬け好き。決め手はさまざまな日本茶でした。

「お茶の楽しみ方もフリースタイルが俺流」

フリースタイルのラッパーとしてテレビやラジオで大人気のACEさん。ブラジル生まれ新宿育ちの彼がお茶漬けに出合ったのは小学校4年生のときだった。「テレビで永谷園のお茶漬けのCMを見て、何これ? メチャカッコいい! と影響を受けたのがきっかけです。そこからお店に買いにいって、子どもながらに自分でつくって食べたら美味しくて感動しました」。

ラップと同じようにフリースタイルでお茶漬けを食べるのもACEさん流。「最初はお湯をかけていましたが、しばらくしてお茶で食べてみたらさらに美味しくて。お茶の種類によって味わいが変わるのを発見してからは、歯磨きと一緒で食べないといられないくらい。それ以来大人になったいまでも食べ続けているんですよ」。

麦茶以外はお茶は飲まかったというACEさんだが、近頃は味覚と心境の変化も。「お茶漬けをきっかけに、最近はお茶を飲みたいと思うことがあり自分でも驚いています。お茶には健康になるという印象があって、普段たくさんお酒を飲むこともあり、デトックス的な感覚でいまではお茶自体も楽しむようになりました」

ツウはお茶で違いをつくる!

凝縮したお茶の旨み!
煎茶「狭山茶」×ワサビ
「狭山茶はじわっと凝縮された味わいでシンプルなワサビ味のお茶漬けによく合います」。薬味に本ワサビを使うこともあって、こだわればこだわるほど奥が深いところもお茶漬けの魅力だとか。

具によって良し悪しはっきり!
ほうじ茶×鮭
「ほうじ茶は具によって合う合わないがはっきりしているお茶です。鮭とほうじ茶はよく合いますね」。お米も日本米だけでなくインディカ米を試したり、お茶と米でアレンジして食べるのもACE流。

食べるために点てる!
抹茶×海苔

「海苔の風味が上品な抹茶によく合います。中学のときに茶道部に入って抹茶のトリコになりました」。アニメがきっかけで和とラップにハマったというACEさんにとってお茶漬けはまさに日常だ。

爽やかさが具を立てる!
宇治茶×紅ショウガ
「宇治茶自体が爽やかな風味で、ご飯と具がうまく混ざり合って美味しいんです」とACEさん。紅ショウガをのせて味にパンチを利かせるアレンジも。冷や飯のお茶漬けにも最近ハマっている。

ACEのお茶漬け即興ラップ

Yeah 約25年前に到着
俺は日本に来たかーちゃんに到着
それからいまは俺なら飲むぜ
麦茶そしてほうじ茶
茶々
チャチャと手をたたくよりも
俺は昔ハマったよ 永谷園も
間違いないあのテレビコマーシャル
いまは食べ過ぎてほんと困っちゃう
だけどのっかてっく わかりますか
ワサビの茶漬けが侘び寂び
間違いない寂しくはない
みんなで食べよう和気あいあい
つまりこれが文化 自分が選んだ
そしてまたブン 新しいブン
をつくって気分を
展開していくような状態
hey yo
わかるだろ
ブラジルの兄弟
君たちも茶漬け
インスタントラーメン
よりももっと早くできて召し上がれ
何をするかってこれはディスカバリー
ミスはない自ら踏みにじっていけ

ACE (エース)
ブラジル生まれ。3歳の頃家族で日本に移住。フリースタイルのラップや作曲も手掛ける。テレビのバラエティ番組でも活躍中。渋谷サイファーを主宰、ラップスクールの講師も務める。


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