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《グリーンクリエイティブいなべ》の理念を世界へ!
ノアソビSDGs/三重県いなべ市

2023.3.31 PR
《グリーンクリエイティブいなべ》の理念を世界へ!<br> <small>ノアソビSDGs/三重県いなべ市</small>

ノアソビ(野遊び)とは、豊かな自然と四季を身近な存在として親しんできた日本独自の文化であり、心の安らぎや充足感、ストレスの解消などを自然環境の中で得る営み。「野遊び」を中心に地方創生を目指すプロジェクトが「ノアソビSDGs」です。その活動に参画する4つの自治体のひとつが三重県いなべ市。今回はいなべ市ならではの、“野遊び”な地方活性につながる取り組みの詳細をお届けします。

いなべのビジョンを
一緒に創造しあえる関係づくり

いなべの未来について話す行政の加藤雄介さん(左)とGCI(一般社団法人グリーンクリエイティブいなべ)の一橋俊介さん(右)

三重県いなべ市は8年前の2015年から「グリーンクリエイティブいなべ」を理念としたまちづくりに取り組んでいる。にぎわいの森を核とした地域の活性化を目指し、いなべ市のSDGs未来都市のテーマである“山辺”エリアを中心に整備を進めている。
山辺の魅力の発見や新たな価値の創造、地域の抱える課題を洗い出すため、国内外の旅のプロフェッショナルを対象としたモニターツアーも複数開催しており、地域資源の磨き上げにも余念がない。

『グリーンクリエイティブいなべ』とは、いなべの豊かな自然、里山、農産品等の地域特有の資源(=グリーン)を都会的なものに磨き上げていく感性(=ローカルセンス)によって、都会の人々を魅了するモノ・コト・トキに創りあげること(=クリエイティブ)を指し、平成27年にいなべ市のまちづくり理念として掲げられた。この理念を推進するために設立されたのが、地域商社・DMO・まちづくりの機能をもった(一社)グリーンクリエイティブいなべ(略してGCI)だ。

「私たちは市民を主役とした、新しいいなべの価値や魅力を創出し、地域の活性化を目的に活動しています。常に様々な場に顔をだし、現場の空気を常に感じ続けることを意識しています」
そう話すのはGCIで専務理事をつとめる一橋俊介さんだ。2022年にノアソビSDGs事業の担当となったいなべ市の商工観光課の加藤雄介さんはGCIと連携することでスムーズに取り組むことができているという。

一橋俊介さんは平成18年のいなべ市役所に入庁。以来、広報担当として地域内を駆け回るほか各種地方創生施策を実施。令和2年4月に、まちづくりの原動力となる「一般社団法人グリーンクリエイティブいなべ」を設立し、派遣で専務理事に就任。行政の持つ人、物、金、情報、信頼などの資源を生かし、プロモーション、イベントの企画立案・実現、地域誘客等の事業を回し、地域住民・事業者が活躍できるまちづくりに邁進している。

「GCIの皆さんは常日頃地域の色んな人と繋がっている上、その人たちを繋げる役割も得意としているので本当に信頼しています。昨年は私たちが推進するノアソビSDGs事業と絡めて、一橋さんたちと切磋琢磨しながら国内外でモニターツアーを実施しました。参加者の反応も上々で、魅力的な観光資源がある中でも山辺のコンテンツは世界で戦えるんだと可能性を感じましたね」
そう語るのは、いなべ市役所勤務の加藤雄介さん。グリーン・ツーリズム事業、フェアトレード事業などに携わってきたほか、グリーンクリエイティブいなべ推進事業や野遊び推進事業など等でも活動。

フランスの旅のプロフェッショナルを招いて、いなべの魅力をプレゼン
現在、同市では地域の活性化事業の一環として地域の食材を活かした開発などにも力を入れており、新たに誕生した商品がいなべ菓子「ののか」だ

「いなべは企業誘致で大きくなった市ということもあり、観光文脈はまだまだ薄く、強化している途中の地域です。そのような中で、恵まれた自然の豊かさをもっと知ってもらえるための独自の手土産があったら良いよねという声もあり、新たな手土産を創り出すプロジェクトが始まりました。構想がスタートして2年、商品化するには様々なハードルがありましたが、官民の垣根を超え、同じビジョンに向かって一緒に悩み、一緒に喜びながらつくりあげました」

荒木 愛美さん。三重県いなべ市出身。県外で広告代理店、出版社での勤務経験を積み、2017年にUターン。現在は、いなべ市を舞台にさまざまな企画、プロデュース、地域デザインを行う

「いなべ市とGCIにはそれぞれの強みがあります。さらに価値を高めていくために、ノアソビSDGs事業を活用しながら地域資源を点ではなく面で捉えることによって、山辺の魅力をしっかりと伝えながら幸福度の高いまちづくりを一緒につくりあげていきたいと思っています」

「いなべ」という地域と共に創る未来

自身で運営しているアトリエショップY/Yで、作品についてたのしそうに話す川瀬知代さん

「都会のように便利ではないかもしれないけれど、自然の豊かさが身近にある。選択肢は東京の方が多いかもしれないけど地域とのつながりは断然多い。わたしはそれがいなべの魅力だと思っています」
そう語るのは、いなべ市で生まれ育ち現在イラストレーターとして活躍している川瀬知代さんだ。東京でアート活動と並行して『粒粒』というフードの活動も行うなど充実した暮らしをしていたが、コロナの蔓延がきっかけでUターン。昨年は、市内にY/Yというアトリエショップも構え、現在は拠点を完全にいなべに移している。
GCIの荒木さんから商品開発の相談があったのは、移住して間もない頃だ。

「いなべの食材を詰め込んだお菓子を一緒につくりませんか?とお声がけいただいて。もともとイラストレーターの活動と並行してケータリングを中心としたフードの活動を東京でも行っていたこともあり、いなべの地に戻ったあとも食に関わるお仕事ができることにワクワクしました」

『ののか』の商品ができるまで大変だったことやたのしかったエピソードを話してくれた

地域資源の魅力を広く伝えるために『ののか』にはいなべならではの食材をふんだんに使用している。原材料は国産にこだわり、生産者さんの想いや製作環境、いなべの自然環境までも広く想像できるよう、さまざまな議論を重ねて完成した。
「元々いなべの資源はとても豊富です。いなべは県境という場所柄もあり、いろんな文化や思想が混じっていて、それがとても面白い場所。これからもどんどん地域の人と繋がっていいものづくりをしていきたいと思っています」

川瀬さんは、いなべ市が発行する「いなべ暮らしを旅する2022」冊子の表紙や中面のイラストの他、「いなべ暮らしの市」や「inabeNOWTO」のロゴなども手がける。また、アパレルブランドのテキスタイルや、日本橋高島屋ショーウィンドウに壁紙展示を行うなど、全国でも活躍

ちょうどいい。
「いなべ」の玄関のような役割を担う

松風カンパニーの取締役兼『上木食堂』のオーナーである松本耕太さん

松本さんは、有機野菜の栽培を行う「八風農園」や、古民家を改装して自分たちが育てた野菜を中心としながら地元の食材を丁寧に料理する「上木食堂」、ドイツパンのお店「フライベッカーサヤ」、カジュアルなフレンチが楽しめる「nord」など、一次産業から六次産業、ローカルフェアトレードに至るまで幅広い事業を展開している。いなべの魅力を食の視点から創出し続ける松本さんは、同市についてどう捉えているのか。

「僕は移住者なんですが、いなべはとにかくちょうどいいんです。サイズ感も人との関係性も都会との距離や自然が手に届く範囲にある感じ。仕事も仲間もやりたいこともここにはあるし、ないものは自分たちでつくればいい。どこかが秀でてというわけでは正直ないけど、この空気感がちょうどよくて、それでいて心地いいんですよね」

行列ができるほどの人気の上木食堂のランチメニュー

会社を立ち上げてからおよそ10年。松風カンパニーは、食だけに限らず様々なクリエイターとの偶発的な出会いを楽しむことのできるアートギャラリー「岩田商店」も手がけている。
「最初、僕たちも一つの畑と一つの食堂からスタートしました。こんな場所があったらいいよねといった対話から結果として事業が拡大していきました。岩田商店も県外の人たちとも触れ合える場が少ないなと思っていたので、寄れるきっかけみたいなものがつくれたらと思ったことがきっかけです。あったらいいなと思うものを自分たちで生み出していったら、思ったより大きくなったなという感覚です」

観光客はもちろん、何より地元の人の拠りどころとなっている上木食堂

松本さんはいなべを「挑戦できるまちでもある」と話す。
「移住者の僕たちをまちはあたたかく迎え入れてくれた。何かチャレンジする時も地域の人は嫌な顔せず応援してくれる。そういう地域だからこそ、仲間もどんどん増えてきた。ノアソビとかSDGsといった言葉は結果の一つだと思います。自分たちはあえてそれらを意識せず、まずやってみることを大切にしています。言葉よりも前に行動でこれからも示し続けていきたいです」

読了ライン


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