アルビレックス新潟レディース
《川澄奈穂美》
心身をリラックスさせる「香り」とは？
｜アスリートと香りのいい関係

お香や精油など、取り入れ方は無限大の“香り”。そんな香りと世界的アスリートのつき合い方とは？今回は、アルビレックス新潟レディースで活躍中の川澄かわすみ奈穂美なほみさんに、その秘密をうかがった。

アルビレックス新潟レディース
川澄奈穂美（かわすみ なほみ）
2011FIFA 女子ワールドカップ優勝メンバー。INAC 神戸レオネッサではリーグ３連覇に貢献。2014年からは活躍の場をアメリカへ移し、全130試合以上に出場。現在はアルビレックス新潟レディースで活躍中。

W杯前もオリジナルのバスオイルで、
心身をリラックスさせていました。

2011年のFIFA女子ワールドカップでは、「なでしこジャパン」のメンバーとして、優勝に貢献。現在は「アルビレックス新潟レディース」で活躍する川澄奈穂美さん。「香り」を意識するようになったのは、ワールドカップの少し前の頃だったという。

「INAC神戸 レオネッサに所属していた時に出合った“アロマコンディショニング”がきっかけです」
アロマコンディショニングとは、精油を含んだマッサージオイルで心身のケアを行うこと。INAC神戸 レオネッサでケアを担当する「キャラアロマテラピースクール」の施術で、香りの効果を実感した。

「リラックスできたり、身体がスッキリしたり。それを脳みそレベルで感じていたので、自分にとって絶対プラスになると思いました」

それ以降、アロマによる施術が難しい海外遠征時にもケアができるようにと、担当してくれた方がバスオイルをブレンドしてくれたそう。
「私の好きなユーカリとラベンダーをミックスした香りです。試合前後に使うと、本当にリラックスできました」

新潟のクラブに所属する現在でも、施術を受けているそう。
「その日の体調によって香りを選んでもらい、じっくりと丁寧にケアしていただくので、クラブのトレーナーによる整体を中心とした施術とはまた違った特別な存在になっていると思います」

川澄さんの愛用品とは？

家では、ピロースプレーや大ファンだというアーティスト·aikoさんのアロマグッズで香りを楽しんでいるそう。

「試合前に気合を入れるために好みの香水をつける選手もいます。ですが、私にとって香りは気持ちを高めるよりも、心を落ち着かせ、リラックスするきっかけになる存在です」

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text: Discover Japan
2025年5月号「世界を魅了するニッポンの香り」