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滋賀の文化に欠かせない
うつわギャラリー《NOTA_SHOP》
空間コーディネーター・石村由起子さんが行く
“発酵”と“食”でととのう滋賀旅

2022.5.24
滋賀の文化に欠かせない<br>うつわギャラリー《NOTA_SHOP》<br><small>空間コーディネーター・石村由起子さんが行く<br>“発酵”と“食”でととのう滋賀旅</small>

滋賀に来たなら、名産である焼物の存在も忘れてはならない。せっかくならば近年注目のプロダクトを手に入れに、足を延ばしたい。

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ニュートラルな魅力を放つプロダクトの数々

滋賀は豊かな発酵文化が根づく一方で、日本六古窯のひとつである信楽焼の産地。約1000年の歴史をもつ信楽焼の多くがいまも生み出される、滋賀県甲賀市信楽町。石村さんが目指したのは「NOTA_SHOP」。陶器を軸としたライフスタイル全般のデザイン・制作を行うNOTA&designのショップ兼製陶所だ。

代表・加藤駿介さんは以前より石村さんと親交があり、「湖のスコーレ」内に製造所を構える味噌工房の味噌つぼはNOTA&designが担当。さらに、打ち合わせを重ねるうちに「湖のスコーレに彼の遊び心をぜひとも取り入れたい」と感じた石村さんは、加藤さんの案内で各地の古道具ディーラーを回り、一緒に選んだアンティークの什器を湖のスコーレのストアに導入した。二人のコラボから今後何が生まれるのか? 大いに期待したい。

ショップ隣の製陶所ではNOTA&designの製品が生み出される
店内には陶器やガラス、木工品のほか、再生粘土でつくられたセラミックストーンなどが整然と並ぶ
TONNE ROPE
2万7500円
NOTA designの陶器製スツール。マットな質感とロープ製の持ち手が特徴。持ち運びも可
今日もすてきな眼鏡との出合いがあり、早速買い求めた石村さん。旧知の加藤さんと、思わずガス窯の前で話し込む

NOTA_SHOP
住所|滋賀県甲賀市信楽町勅旨2317
Tel|0748-60-4714
営業時間|11:30〜18:00
定休日|火曜・不定休
nota-and.com/shop

《空間コーディネーター・石村由起子さんが行く “発酵”と“食”でととのう滋賀旅》
1|約480年の歴史をもつ老舗の酒蔵「冨田酒造」
2|琵琶湖食材を再構築した究極の鮒寿し懐石「湖里庵」
3|滋賀の熟成チーズを牽引する湖華舞・古株牧場の「つやこフロマージュ」
4|滋賀×江戸前を発信する寿司店「京極寿司」
5|発酵をテーマとした商業文化施設「湖のスコーレ」
6|滋賀の文化に欠かせないうつわギャラリー「NOTA_SHOP」

text:Makiko Shiraki(Arica Inc.) photo:Yayoi Arimoto
Discover Japan 2022年4月号「身体と心をととのえる春旅へ。」

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