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AGASATO<アガサト>
伝統を守りながらライフスタイルに合う盆提灯。

2021.6.9
AGASATO<アガサト><br>伝統を守りながらライフスタイルに合う盆提灯。

株式会社若林佛具製作所は、オリジナルブランド「KAKEHASHI SERIES」より新作盆提灯「AGASATO(アガサト)」を発表。2021年6月3日(木)から、オンラインショップ「なごみ工房」各店で先行予約販売を開始。6月10日(木)から、なごみ工房各店、京都本店、築地店での販売を開始。

AGASATOは、「吾が郷(あがさと)」を意味する、家族と過ごしたかけがえのない日々と大切な思い出を象徴する盆提灯。故郷を思い浮かべる時、その風景や空気だけでなく、家族と過ごした時間がそこに確かにあったことの記憶が心を温める。KAKEHASHIシリーズならではの現代の多様なライフスタイルに溶け込むデザインと置き吊り両方で使える機能性を併せ持った、新しい盆提灯。

株式会社若林佛具製作所
天保元年(1830年)に京都で創業した仏壇・仏具メーカー。京都における職人の工芸は数多くの分業から成り立ち、数多くの職人と共に、寺院用仏具から内装工事・家庭用仏壇の製作を行っている。近年では、これまで積み重ねてきた技術を活かし、全国の国宝・重要文化財等歴史的建造物の修理も手掛けている。

盆提灯とは
故人や先祖の霊が迷わず帰ってくるための目印の役割を果たす。吊るす形状や床置き型の三脚形状など伝統的なデザインのものから、近年では卓上の置き型、初盆の時に用いる白提灯など種類も様々。盆提灯の用い方は地域や家庭の習慣によって異なりますが、いずれも「ご先祖様をお迎えするためのもの」であり先祖を大切に思い敬う気持ちが込められている。

お盆とは
故人や先祖の霊が一年に一度家に帰ってくるとされ、先祖の霊を迎えて、感謝・供養する期間と言われている。時期は7月のお盆(新盆、7月盆)、8月のお盆(旧盆、8月盆)と地域によって異なる。一般的なお盆の過ごし方は、お墓やお仏壇のお清め、お供えや提灯を飾り故人や先祖を迎え入れる準備をし、家族・親戚が集まり感謝や供養を行う。

伝統を守りながら
シンプルなデザインの三つ足に

近年、モダンなデザインや小型のお仏壇の人気が高まる一方、盆提灯は伝統的なデザインのものが中心でした。「和」の印象が強かった昔ながらの三つ足型の盆提灯(大内行灯)。

新作「AGASATO」は、三つ足型の特徴である脚をブラックスチールに置き換えることで、伝統的な様式を守りながら今のライフスタイルに合うデザインに仕上げた。

シチュエーションに合わせて使える
2wayスタイル

「AGASATO」は、置き型としても吊り型としても使える2wayスタイル。地域や慣習によって、用い方が異なる盆提灯。初盆の年の白提灯(*1)として、大切な家族・親族が集まる日は門前灯(*2)として玄関に吊り、普段の日にはお仏壇の前に置く盆提灯にと、シチュエーションに合わせて使える。

(*1)白提灯:初盆の家庭で使用する無地の白提灯。
(*2)門前灯:お盆に玄関先で焚く“迎え火” “送り火”の代わりとして、火を焚くことが難しい環境では「門前灯」を用いる。

家族と自宅で過ごすお盆に

伝統を守りながらシンプルに仕上げ、和室・洋室どちらのスタイルにも違和感なく飾れる。自宅で過ごす時間が増えた今、大切な家族や親族、自らのルーツである祖先とのつながりを再認識する行事として、昔から続く「お盆」を見直してみるのはいかが。

ライフスタイルや価値観が多様化する中、宗派や宗教にとらわれず大切な故人を想う機会を持つきっかけになればと。

AGASATO(アガサト)
販売価格|2万7500円(税込)
サイズ|φ360×H775(置き型)/H463(吊り型)
木部|センノキ
脚部|スチール
火袋|紙張り
ライト|電池式LED(単3電池2本)

柔らかなフォルムの盆提灯
「TSUDOI」

TUDOIは住空間にインテリアのように溶け込むとともに、現代的な小~中型のお仏壇に合わせたサイズ。家族でお盆を迎えたいけれど、スペースやお部屋の雰囲気で飾りにくいと言ったお声に応えて開発された。

家族や祖先、親戚とお盆に再会するとき、縁と心も集っている。集いの空間にぬくもりのある明かりを灯す、TUDOIは家族を象徴する盆提灯。

TSUDOI(ツドイ)
販売価格|1万2100円(税込)
サイズ|φ195×H320(置き型)/H465(吊り型)
木部|ムクゲ(外側)、合板(内側)
脚部|鉄線、ピンクゴールドメッキ加工
火袋|和紙
ライト|電池式LED(単4電池2本)

KAKEHASHI SERIES

「KAKEHASHI SERIES」は、1830年京都で創業の仏壇・仏具メーカー若林佛具製作所が新たに立ち上げた仏壇のオリジナルブランド。

KAKEHASHI SERIESデザイナー
清水慶太(しみず・けいた)
株式会社クリエイティブノルム 代表取締役/ 東京藝術大学 非常勤講師/more trees 賛同人
1974年東京都に生まれ、幼少期を米国で過ごす。東京藝術大学美術学部デザイン科を経て、2000年同大学院美術研究科修士課程修了。03年にイタリア・ミラノでの活動を開始し、06年に帰国。現在は吉祥寺に事務所を構える。グッドデザイン賞受賞、デザインレポートアワード(独)ノミネート。オリベデザインセンター(岐阜)やモンテレイ工科大学(メキシコ)、中国人民大学(中国)などでレクチャーやワークショップを行うなど、人材育成にも積極的にかかわっている。https://www.keitashimizu.com/

「仏壇」というと、昔ながらの金仏壇を思い浮かべる人もまだまだ多いと思う。お部屋に合わせてコーディネートしたり、インテリアショップで探したり。仏壇も家具の一部として考えてもらえるよう、KAKEHASHI SERIESは家具の5大産地である北海道・旭川で生産をしている。

「KAKEHASHI SERIES」は、その名の通りあらゆる物事をつなぐ架け橋。大切な人とあなたをつなぎ、思いや文化を過去から未来に橋渡しをする。お仏壇としての飾り方や様式、宗教に捕らわれず、ただ手を合わせて、縁を感じる空間と時間を暮らしの中に持っていて欲しい、そんな願いを込めて誕生した。

KAKEHASHI SERIES
https://www.wakabayashi.co.jp/project/kakehashi_vol1/


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