HOTEL

聖地の気品をまとう、優雅なる湯宿へ
「ふふ 日光」

2021.1.22 PR
聖地の気品をまとう、優雅なる湯宿へ<br>「ふふ 日光」

「ふふ 日光」が佇む場所には、知れば自然に襟を正すような、奥深い文化や伝統を携える脈々と継がれる歴史物語が存在します。特別ないわれをあえて唱えずとも、空気感は確かにほかとは違っています。

モダンな優雅さを兼ね備えた、
格式ある空間

「ふふラグジュアリープレミアムスイート(137.35㎡)」のリビングルーム。館内最高級の客室で贅沢な2部屋が揃う。リビングルームには自然との一体感がたまらないテラスのしつらえがある

世界遺産の町・日光には「日光東照宮」が鎮座している。秋が速足で深まりゆく10月後半、街から中禅寺湖までのつづら折りの道“いろは坂”は、日本有数の絶景を魅せる紅葉のために、狂喜乱舞する観光客の車で埋め尽くされるのだ。そして、かつて多くの宰相や武士、天皇がこの地に惹かれ足跡を残した由緒ある土地でもある。いまなお自然豊かな環境は清爽な空気に包まれ、まばゆい姿に修復された日光東照宮とともに確実にオーラを発し続けている。

私たちが訪れた初秋は、まだ紅葉のはじまりの頃だった。東照宮にも近く、かつて大正天皇の夏の御用邸だった敷地に隣接した地を訪れた。ここには日光田母沢御用邸記念公園も整備され、まさにその公園に寄り添うように、2020年10月2日、「ふふ 日光」が開業した。

全館で2室揃う「ふふラグジュアリープレミアムスイート」(137.35〜143.02㎡)。温泉が満ちる半露天石造風呂と円形の檜の内風呂を備えた贅沢な客室

田母沢は東照宮にも近く、前述のように、紅葉の美しさで名高い“いろは坂”を上る少し手前の一角に広がるエリアである。「ふふ 日光」が建つこの地は、由緒ある土地柄として知られ、澄んだ水をたたえる清流があり、東照宮とともに神聖な空気に包まれている。100年の歴史から大正期の姿によみがえった田母沢御用邸や記念公園周辺は、まるでそれらを守るかのように、見事な日光杉が天空に向かってまっすぐに伸びる森に包まれている。海抜634m、東照宮と同じ海抜という田母沢にも、土地が醸すDignity(尊厳)が感じられる。この環境に静かに佇む「ふふ 日光」の姿は、豪奢な邸宅のように見える。ロビーには心鎮まるクラシック音楽が流れ、“温泉宿”というにはあまりにモダンなリゾートである。

すべての部屋に自家源泉から温泉が引かれ、贅沢な湯船にゆったりと浸かり、温泉ざんまいも、しばし非日常の癒しの時も好きなだけ……。客室は全24室、すべてが異なる意匠のスイートルームである。日本家屋の建築美を残し、同時に、近代化へと移る明治・大正期、先人たちが西洋から学んだ快適さや贅沢な調度品もアンティークとしてしつらえ、また、地元産の大谷石や杉材、日光松などが巧みに使われている。まさに「East meets West」の融合美が「ふふ 日光」の魅力なのだ。

和と洋を融合させた、
優雅な晩餐

焼き物。コースのハイライト。とちぎ和牛のヒレ肉を低温(約63℃)でロースト。黒コショウソース、ボルドレーズソース、赤ワインソース(マッシュルーム+エシャロット入り)で

すべての「ふふ」を訪れてみると、どこも食に対して並々ならぬ力を注いでいるのがわかってくる。もともと飲食にはじまる運営会社であることへの誇りと自信は、「一つとして同じものはない」と言い切るラグジュアリーホテルのコンセプトにも現れている。それぞれの土地に纏わる伝統や食文化を学び、「ふふ」としてつくられる斬新な料理が、毎回、私たちを大いに驚かせ歓ばせてくれるのだ。

オリジナリティに富んだ食事は、「ふふ 日光」のレストランでも同様だ。ここでは、日本料理と鉄板焼きでゲストをもてなしている。こだわりは「二十四節気」と「七十二侯」という日本古来の旧暦で季節をとらえ、豊かな季節感を繊細に料理に表していることだ。そこには、人々の日常生活の多幸を祈念する気持ちを食に表現し“徳を積む”基本がある。

左上)お椀。那須御養玉子と菊花の擦り流しに、黒湯波 茗荷と鯛の真丈 柚子が入った香り高い汁物。身体だけでなく心も温まる絶品の美味しさ。湯葉は日光随一の名産品。
左下)お造り。香蘭社の鳳凰皿に本マグロ、甘鯛の羅臼昆布仕立て、焼き甘鯛と香菜浸しの3種。土佐醤油 煎酒を添えて。鳳凰の皿は“平安"を表し、皇室では大切な宴にしばしば使われる。
右上)食事。阿寒湖エクルビス(ザリガニ)のばら揚げ、アーティチョーク、大葉紫蘇 針生姜 鬼おろし大根、塩海苔。大正天皇即位の祝宴でも使われた高級食材ザリガニを使った贅沢な料理。
右下)彩。ホワイトアスパラガス剣巻きにオランデーズソース、とろ鯖コンフィ青銅鏡蕪乗せ、勾玉たいら貝の酢ジュレ掛け、鶉のパリ焼き、キャビアとひじき麺の胡麻和え

日本料理「節中」では、数々の雅な世界観を表現するうつわを用いて、周辺の田母沢や東照宮など日光を感じて欲しいと、「ふふ 日光」独自の懐石料理が提供される。ここでまず驚かされたのは、数々の華麗な“うつわ”の選び方である。思わず私たちが声を上げた絢爛なうつわは、料理を引き立て、また確かに料理もうつわを見事に引き立てていた。

うつわと料理のからみ合いは、日光東照宮の黄金に輝く建物を想わせ、日光の歴史物語に誘われるようであった。食材も全国から厳選される四季折々の旬や、栃木の名産品、さらに徳川家に献上されていたという雲丹、唐墨、海鼠腸という「日本三大珍味」も登場。それらが「世界三大珍味」のキャビア、フォアグラ、トリュフと饗宴する贅沢な料理が供される。

朝食にも栃木に所縁のある食材が登場する。湯葉、納豆、もろみ、漬物、焼き魚、たっぷり具が入った味噌鍋など、栃木メイドの名産品がずらり。肩の力を抜いていただく和朝食が元気な一日のはじまりとなる。

厳しい冬を迎える土地柄、ラウンジには暖炉が点され、温もりが心地いい。手摘みのオリジナル・ブレンドティーやハーブティーのほか、清楚なアフタヌーンティーが楽しめる。まさにリゾートとして貴重な“静”の喜びに包まれるひとときだ。

8時からレストラン「節中」ではじまる和朝食。具だくさんの味噌鍋、湯葉、マグロ納豆、八潮鱒のみそ焼き、漬物などなど目覚めの和の小鉢がずらりと並ぶ楽しみな朝食
全室温泉付き。優雅でモダンな客室
「プレシャススイート」はワンルームタイプ。花頭窓の雪見障子、寄せ木の床が印象的
緑に囲まれた大浴場の露天風呂
川のせせらぎ音を聞きながら浸かる快適な露天風呂。自家源泉“田母沢温泉 ふふ日光の湯”はアルカリ性単純温泉。客室の温泉もうれしいが、大浴場は内風呂も露天風呂も開放感が違う
季節感が宿るスタイリッシュな庭
エントランス、ラウンジを抜けて宿泊棟へ向かう途中、建物の中央部につくられている庭園は、緑のグラデーションが美しい苔とともに植栽が季節を彩る。墨色の宿泊棟はスタイリッシュ
入り口にはシンボルのような巨石
「ふふ 日光」のコンセプトは「高貴な香り 優雅なるとき 開かれた聖地」。エントランス前の巨石は初代ふふ「熱海 ふふ」にあったもので初代ふふのDNAは継がれている

ふふ 日光
住所|栃木県日光市本町1573-8
Tel|0288-25-5122
客室数|24室
料金|1泊2食付3万8650円〜(税・サ・入湯税込)
カード|AMEX、Diners、DC、JCB、UC、VISAなど
IN|15:00 OUT|11:00
夕食|日本料理または鉄板焼き(レストラン)
朝食|和食(レストラン)
アクセス|車/東北自動車道宇都宮ICから約30分 電車/東武日光駅またはJR日光駅からタクシーで約10分
施設|レストラン、ラウンジ、大浴場、ショップ
www.fufunikko.jp

text: Kyoko Sekine photo: Atsushi Yamahira
2021年2月号「最先端のホテルへ」


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