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界 鬼怒川に息づく、
自然と手仕事を体感。

2019.11.20 PR
<b>界 鬼怒川に息づく、</br>自然と手仕事を体感。</b>

関東屈指の温泉地として知られる鬼怒川温泉。渓流沿いの温泉宿で四季の移ろいを映し出す美しい自然と、栃木のモダンな手仕事の品々に触れ合う心豊かな休日を堪能した。

〈体験人〉
CLASKA Gallery & Shop “DO”
ディレクター・大熊健郎さん
1969年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、「IDÉE」 に入社。2005年に退社後、全日空の機内誌「翼の王国」の編集者を経て目黒CLASKAのリニューアルに携わる。Gallery & Shop“DO”をプロデュースし、現職に。

自然の森と工芸品が彩る、
非日常を誘う空間へ

鬼怒川温泉駅から車で約5分、私道の突き当たりの小高い丘に一軒の温泉宿が佇んでいる。星野リゾートが展開する「界 鬼怒川」だ。大谷石の建物の先で待つのはスロープカー。ここから別世界の扉が開かれる。空中散歩をしばし楽しみ、エントランスホールに到着すると紅葉に染まる中庭の景色が目に飛び込んだ。宿を訪ねたCLASKA Gallery & Shop“DO”のディレクター・大熊健郎さんは「自然の森が広がる景色で、気持ちが一気に非日常の世界へ引き込まれました」と高揚した表情を見せた。

風情ある夜の館内。日暮れとともに灯籠に明かりが灯る回廊を通って大浴場へ。ふと中庭を見ると景色が一変し、夕闇迫る幻想的な風景に胸を打たれる

中庭とともに館内を彩るのが手仕事の品々。客室はすべて「とちぎ民藝の間」としてゲストを迎え、栃木を代表する工芸品に触れながら旅の時間を過ごせるのが魅力となっている。「職人の手から生まれるうつわや布が温もりを添える心地よい空間ですね」と大熊さん。手にした益子焼のカップから漂うコーヒーの香りに癒されながら「実用品にこそ美しさがある」と説く民藝の心を体感した。

館内のそこかしこにある
栃木の手仕事

益子焼、黒羽藍染などが空間に心地よさをつくり出す。手仕事の温もりを伝える栃木のモダンな工芸品をチェック!

湯上がり処の壁面を飾る黒羽藍染のうちわ。扇ぎながら、益子焼のグラスで飲み物も楽しめる
益子焼の水琴窟。心地よい風が吹き抜けるAエントランスロビーに柔らかく澄んだ音色が響き渡る
麻の葉の吉祥文様をデザインした鹿沼組子のベッドボード。ベッドルームを和モダンな雰囲気に演出
飛びカンナの技法を用いた陶板アート。各客室では益子焼の作品を飾ったしつらいでゲストをお迎え

益子焼の巨匠作品に感銘
夕食後は益子焼ナイトも!

ロビーの一角に展示された益子焼の巨匠作品。柳宗悦、河井寬次郎とともに民藝運動を提唱した人間国宝の濱田庄司などの作品を鑑賞できるほか、購入もできる。「こんなに近くでじっくりと鑑賞できるのは貴重です」

「中庭のこたつには驚きましたが、黒羽藍染の布団に足を入れた途端、森の景色に溶け込むようにまったりとしてしまいました」と笑う大熊さん。このこたつをはじめ、「界 鬼怒川」ではゲストの滞在の楽しみが広がるアクティビティが用意されている。そのひとつが毎日開催される「益子焼ナイト」。大熊さんも夕食後に参加し、益子焼マイスターによる益子焼の歴史の紹介、益子焼の太鼓と笛の演奏に耳を傾けながら秋の夜長を堪能。

全国各地の豆皿300枚を集めたギャラリーも見どころ。「益子焼ナイト」では好きなうつわを選び、お菓子の盛りつけを楽しめるほか、益子焼と他産地の焼物との違いもレクチャー。益子焼の太鼓と笛の演奏も楽しみ

「ロビーに全国各地の豆皿が並ぶ一方で益子焼の巨匠の作品も展示され、実際に購入できるのもこの宿ならでは」と大熊さん。うつわ鑑賞を楽しみ、温泉に浸かり、日々の喧騒から解き放たれ、ひとときの休息を満喫したようだ。

星野リゾート 界 鬼怒川
住所:栃木県日光市鬼怒川温泉滝308
Tel:0570-073-011(界予約センター)
客室数:48
料金:1泊2食付2万4000円~(税別・サ込)
IN:15:00 OUT:12:00
アクセス:車/日光宇都宮道路今市ICから約30分
電車/東武鉄道鬼怒川温泉駅から車で約5分
※冬季のみ無料送迎バスあり(要予約)
施設:大浴場、トラベルライブラリー、ショップ
https://kai-ryokan.jp/kinugawa

文=室田美々 写真=山平敦史

Discover Japan12月号『人生を変えるモノ選び。』