FOOD

『祇園 川上』暖簾を託された当主の腕を
特別な秋の味覚弁当で味わう
名店の味をお持ち帰り

2020.10.9
『祇園 川上』暖簾を託された当主の腕を<br>特別な秋の味覚弁当で味わう<br><small>名店の味をお持ち帰り</small>
内容/上段:出し巻玉子、菊菜と菊葉の浸し、茄子旨煮、鱒幽庵焼き、蕪味噌田楽、車海老姿煮、六方人参旨煮、しめじ旨煮、絹さや地漬け、揚げ銀杏、蕎麦松葉、鶉玉子旨煮、酢取茗荷、鱧鳴門揚げ、栗甘露煮、長芋甘酢漬け、紅葉麩旨煮 下段:松茸ご飯、奈良漬け、鯖寿司、サーモン手毬寿司、蒲鉾、丸十レモン煮、枝豆、新生姜。3800円〔税込)※1個から注文可。

一度は訪れたい憧れのお店の味を気軽なお弁当で楽しんでみてはいかが。今年はお持ち帰り品が充実。新作から読者限定のお弁当まで選りすぐりの8軒を紹介します。今回は、暖簾を託された当主の腕を特別なお弁当で味わえる「祇園 川上」を紹介します。

《↓こちらも合わせてご覧ください》
10/6発売 Discover Japan最新号「あたらしい京都の定番か、奈良のはじまりをめぐる旅か。」

昭和35年、祇園の真ん中で創業した松井新七さんは、包丁仕事のみならず食の専門誌にエッセイを寄せるなど文化人としての顔も併せもっていた。その下でかつて修業した加藤宏幸さんが返り咲き、店を継いだことはひいき筋の枠を越えて話題をさらった。それから約10年の時を経て、創業来大切にしてきた「親切・センス・鮮度」の精神を守りつつ、当主らしさが出てきたと常連客は言うそうだ。

新たにはじめたお弁当の上にも個性は花開き、今回読者限定で用意したお弁当は、満月風の二段重に紅葉の掛け紙をかけて秋を誘い込む。うつわや掛け紙にまで心を配るのは、京都の祇園で暖簾を継承したから。加藤さんは磨かれたものに日々関心を寄せ、目の利く客がまた店を育てている。祇園の割烹と聞くだけで気後れするかもしれないが、それは杞憂に終わる。「何度でも気軽に利用してもらいたいですね」と加藤さん。多彩なお弁当を用意しながら、新たなお客との交流も楽しみにしている。

祇園 川上
住所|京都市東山区祇園町南側570-122
Tel|075-561-2420
営業時間|12:00〜13:30(L.O.)、17:00〜21:00(入店)
定休日|不定休
http://gion-kawakami.co.jp

お持ち帰り
受取可能時間|11:00〜16:00
お持ち帰りの予約方法|Tel:075-561-2420 ※予約の際は「ディスカバー・ジャパンに掲載されていた3800円の秋の味覚弁当」と伝えてください
お持ち帰り予約期日|2日前まで
お持ち帰りメニューのバリエーション|鰻弁当3800円(税込)
地方発送|不可 京都市内配達/不可

※価格は税別。食材の仕入れの関係で内容は変更の可能性あり

《名店の味をお持ち帰り》
1|馴染みの味のスペシャル版をお届け『魚三楼』
2|暖簾を託された当主の腕を特別なお弁当で『祇園 川上』
3|料亭との距離が縮まる新たなお弁当『たん熊北店 本店』
4|歌舞伎役者も愛した老舗が新たな試み『京料理ちもと』
5|祇園の割烹でオーダーメイド風の折詰を『松むろ』
6|温め直しもできる鰻弁当『清和荘』
7|話題のローストビーフを名物と一緒に『瓢亭』
8|川魚生洲料理の老舗の味を詰め合せて『美濃吉本店 竹茂楼』

text: Mayumi Furuichi photo: Mariko Taya
2020年11月号 特集「あたらしい京都の定番か、奈良のはじまりをめぐる旅か」


≫伊勢志摩の新鮮な魚介を使った『鳥羽国際ホテル』のレストランの味を自宅で堪能!

≫名旅館と一流ホテルのお取り寄せ

京都のオススメ記事

関連するテーマの人気記事