FOOD

料亭との距離が縮まる新たなお弁当
『たん熊北店 本店』
名店の味をお持ち帰り

2020.10.13
料亭との距離が縮まる新たなお弁当<br>『たん熊北店 本店』<br><small>名店の味をお持ち帰り</small>
内容/きのこご飯 軸三つ葉、ゆかりご飯俵形、出し巻玉子、ほうれん草と白舞茸の胡麻和え、栗甘露煮、子持ち鮎甘露煮、粟麩田楽、鶏松風、焼蒲鉾、サーモン砧巻、鴨ロース燻製、銀杏あんぺいの松葉刺し、カラスガレイ、味噌漬け、南瓜、巻湯葉、三度豆、秋茄子揚煮 茗荷、玉締め、紅葉麩、小芋含め煮、鰊甘露煮。観月弁当 2500円。※2個から注文可

一度は訪れたい憧れのお店の味を気軽なお弁当で楽しんでみてはいかが。今年はお持ち帰り品が充実。新作から読者限定のお弁当まで選りすぐりの8軒を紹介します。今回は、料亭との距離が縮まる新たなお弁当「たん熊北店 本店」を紹介します。

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街の喧騒を鎮めるように走る高瀬川のせせらぎ。そのほとりで昭和3年に創業し、食に明るい谷崎潤一郎や花街を詠んだ吉井勇といった文人墨客がひいきにしてきた。引き戸を開けてすぐの左手にはカウンター席があり、食通はここで杯を重ねながら板前割烹を堪能している。1、2階の座敷は長い年月が醸す木造建築ならではの趣をたたえ、2階からは時代とともに変わる町の様子が見て取れる。

祖父や父の仕事を見てきた3代当主・栗栖正博さんは、優れた美感で懐石料理に見せ場をつくる料理人。この店の味を求めるのは地元客のみならず、他府県で物産展があればお弁当でその期待に応えてきた。今年4月から新たにはじめた2500円のお弁当(写真)は、そんな交流に思いを馳せながら考案したもの。「たとえばご家族4人でお召し上がりになるときに、気軽に何度でも買えるものにしたいと思いました」と栗栖さん。10月いっぱいは「観月弁当」の名で練り物や生麩で秋の景色をつくりながら、日本料理に期待する出し巻玉子や焼き魚もしっかり詰め、手のひらで感じる重さからも盛りだくさんの内容が伝わってくる。価格を抑えるためにあえて簡易包装にしたといい、屋外などで食べることを想定して、衣服の汚れを防ぐナプキン替わりの不織布で包んだ配慮もうれしいところ。11月は染まりゆく山々の色を映した「紅葉狩り弁当」を予定している。

たん熊北店 本店
住所|京都市中京区西木屋町四条上紙屋町355
Tel|050-3503-6990(予約専用)
営業時間|12:00〜13:30(入店)、17:30〜19:30(入店)
定休日|不定休
www.tankumakita.jp/kyotohonten

お持ち帰り
受取可能時間|11:00〜17:00
予約方法|Mail:tankuma1@gojoryoin.gr.jp
Tel|075-221-6990
Fax|075-221-6991
※MailまたはFaxで予約の場合は確認の返信または電話が入る
予約期日/2日前まで その他/高瀬川弁当3750円、味暦弁当5000円
地方発送/不可 京都市内配達/可(配達エリア等は応相談/配達料1組550円)

※価格は税別。食材の仕入れの関係で内容は変更の可能性あり

《名店の味をお持ち帰り》
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text: Mayumi Furuichi photo: Mariko Taya
2020年11月号 特集「あたらしい京都の定番か、奈良のはじまりをめぐる旅か」


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