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『瓢亭』話題のローストビーフを名物と一緒に
名店の味をお持ち帰り

2020.10.27
『瓢亭』話題のローストビーフを名物と一緒に<br><small>名店の味をお持ち帰り</small>
内容/瓢亭玉子、鯛求肥巻、帆立松風、栗蜜煮、銀杏、湯葉、小芋餅粉揚げ、串刺し 鮑 胡瓜、揚げ粟麩田舎煮、絹さや、利休麩と菊菜の胡麻和え、ローストビーフ、トマト鬼灯、山葵、生姜、茗荷、大葉のけん、松茸ご飯、菊花寿司  鯛 車海老、寿司生姜、じゃこえのき 、西瓜奈良漬。5000円※2個から注文可

一度は訪れたい憧れのお店の味を気軽なお弁当で楽しんでみてはいかが。今年はお持ち帰り品が充実。新作から読者限定のお弁当まで選りすぐりの8軒を紹介します。今回は、ローストビーフ弁当「瓢亭」を紹介します。

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10/6発売 Discover Japan最新号「あたらしい京都の定番か、奈良のはじまりをめぐる旅か。」

店の名と瓢箪を染め抜く小旗が軒先で小さく揺れ、わらじや露地傘を掛けた佇まいに元禄中期の茶店の歴史をとどめている。1837(天保8)年に料理屋の看板を掲げてからは、数多の文化人が訪れ、名物瓢亭玉子は多くの作品に描かれてきた。風味に優れる瓢亭玉子はこの店の味の記憶に欠かせないひと品。懐石料理や別館のお弁当、朝粥はもちろんのこと、今秋からはじまる「ローストビーフ弁当」にも詰められている。茶懐石の老舗がつくるローストビーフと聞くだけで、多くの人の食指が動く。それを主役にした今春限定のお弁当は大きな反響を呼んだという。その様子を見た15代髙橋義弘さんは「これからはいろんな方に楽しんでもらえるようなメニューをもっと増やしていきたいですね」と未来予想図を描く。葛でとろみをつけたソースがかかるローストビーフは、生姜、茗荷、大葉のけんも添えた和食らしい仕立て。全体にボリュームがあり、老舗との縁を結ぶ味になるに違いない。

 

瓢亭
住所|京都市左京区南禅寺草川町35
Tel|075-771-4116
営業時間|本館11:30〜、17:30〜。別館8:00〜10:00(L.O.)、12:00〜14:30(L.O.)
定休日|本館は水曜休、別館は木曜休
http://hyotei.co.jp

お持ち帰り
受取可能時間|11:00〜17:00
予約方法|Tel:075-771-4116
予約期日|前日17:00まで
その他|折詰7000円、折詰1万円
地方発送|不可
京都市内配達|不可

※価格は税別。食材の仕入れの関係で内容は変更の可能性あり

《名店の味をお持ち帰り》
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7|話題のローストビーフを名物と一緒に『瓢亭』
8|川魚生洲料理の老舗の味を詰め合せて『美濃吉本店 竹茂楼』

text: Mayumi Furuichi photo: Mariko Taya
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