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縄文型ビジネス最強説!
ビジネス成功の秘訣は、縄文時代にあった。

2020.9.4
縄文型ビジネス最強説!<br>ビジネス成功の秘訣は、縄文時代にあった。

BBT大学 准教授で、INSPIRE 代表理事を務めるビジネスプロデューサーの谷中修吾さんの著書、「縄文型ビジネス最強説」から、令和時代も“縄文的な視点”を取り入れることで、ビジネスの現場でもっと自由にワクワクする仕事ができるようになる。そして、人と自然が調和したポジティブな社会をつくることができる。その「秘密」を惜しみなくご紹介します。

BBT大学 准教授 谷中修吾さん(やなか・しゅうご)
ソーシャルスタートアップの専門家。環境省「グッドライフアワード」、地方創生イノベータープラットフォーム「INSPIRE」、復興支援プロジェクト「道のカフェ」など、多数の事業創出を手掛ける

縄文型ビジネスの4原則

縄文型ビジネス

▶︎直観的
縄文人は、その日の啓示で狩りに出掛け、獲物が捕れても捕れなくても、それがその日のベストと考える。“ビジネスモデルはもつが、事業計画はつくらない”からアドリブが利く

▶︎協調的
縄文人には、所有という概念がない。そのため争いごとがなく、皆で協力する。“競合他社という概念をもたず、すべてのステークホールダーでコラボする”のが縄文流

▶︎フリーダム
火焔型土器などの縄文土器に見られる通り、縄文人は自由な発想で、文様の美を創造した。“常識にとらわれず自由な発想でビジネスを展開する”クリエイティブな人種なのだ

▶︎感謝オリエンテッド
縄文人は、自然や宇宙と一体化した世界の中に生きており、何事にも感謝して人生を送っていた。“一期一会に感謝しながらビジネスを紡いでいく”のが縄文的視点

 

「日本のビジネス界は長らく、縄文的な視点を無駄と見なしてきました。でも実はそれが大事だった。今、“縄文的な視点”をもつ人々がビジネスを成長させていて、よい社会をつくるトリガーになることに、世の中が気づきはじめています」と谷中修吾さん。

2000年代、M&Aや企業再生等ビジネス案件の戦略コンサルティングに携わっていた谷中さんは、クライアント企業の現場で活躍するトップセールスマンから、ある事実に気づく。
「エクセルでガリガリと売上管理する個人プレイかと思いきや、チームプレイで一つひとつの案件を大切にし、お客さまへの感謝も忘れない。現場でブレイクしていたのは、合理主義のドライな人ではなかったのです」

そこから谷中さんが導いたのが「縄文型ビジネスの4原則」。もともと縄文好きだった経緯もあって誕生したこの4原則は、ビジネススタイルを縄文型と弥生型に分けて整理したものだ。

「いまや国のトレンドも縄文的。従来の管理経済にほころびが出ていて、自由度を高める『働き方改革』も提唱されています。これまでは事業計画に向かってノルマを達成させるのがわかりやすかったし、是とされてきました。けれど、『本当にそれでいいんだっけ?』、『そもそも売上も昨年と同じでもいいし、富のカタチもいろいろあるよね』と、資本主義社会に、世の中が行き詰まりを感じていた。そこに震災が重なって、見直しが加速化した一面があると思います」

縄文型ビジネスには、ゆるく事業を成長させるための示唆が詰まっている。
「縄文的な人は、事業計画は立てませんが、ビジネスモデルはもっています。モデルがないと、お金は稼げません。でも事業計画を立てて売上目標をつくると、いつまでにいくら稼がないといけない、と苦しくなる。多くの企業が事業計画に縛られて苦しんでいます。私が伝えたいのは、縄文への回帰ではなく、縄文的な視点をもつこと。ビジネスがうまくいくときは、明快なビジョンの下、縄文と弥生がハイブリッドになっています。両方の視点がバランスよく必要なのです」

弥生型ビジネス

▶︎計画的
弥生人は、安定的に稲作で収穫物を得るために、緻密に計画を立てて農業を営み、確実にアウトプットを手にする。“事業計画をきっちりつくり、進捗を管理していく”人種だ

▶︎競争的
富を所有するようになり、格差が生じた弥生時代。富の大きさに応じて、弥生人は相対的な力関係をもつ。“競合他社との差別優位を確立する”のが弥生型ビジネスの特性である

▶︎コンプライアンス
稲作が普及し、集落を形成していった弥生人。秩序を求め、それに則った社会をつくる。“基本的な社会ルールに則ってビジネスを展開する”ので、突拍子もないことはしない

▶︎期待オリエンテッド
弥生人は自然を管理して稲作を営んでおり、計画遂行に対する対価を期待する。“投資に対するリターンを求めてビジネスを経営していく”ことを重視する

注目の縄文型ビジネス

日本最大のカメラ女子サークル

カメラガールズ
約6000人のカメラ女子が参加する、今注目のサークルコミュニティ。今年、農林水産省とのコラボ企画も実現。事業計画を遂行する企業体とは異なり、一定のゆるさをもつサークルという組織体で、自由で身軽な協業を実現している。

設立|2013年
Tel|03-6809-7678
www.camera-girls.net

竹あかりの文化を世界へ

CHIKAKEN
竹あかりを通じて人と人、人とまち、人と自然をつなぐ。2016年の伊勢志摩サミットなど各方面で演出を手掛ける。「竹あかりを新たな日本の文化に。」をコンセプトに、収益ありきではなく、共感と実績が次々と事業を広げる好循環を実現。

設立|2007年
Tel|0968-82-8440
http://chikaken.com

まさに次世代型の猟師集団

猪鹿庁
岐阜県郡上市を拠点に、狩猟の六次産業化を目指す。「クラウドハンター」、「狩猟サミット」、「日本猪祭り」など、縄文的な自由な発想で、これまでにない狩猟の体験や自然教育を提案。今や“狩猟といえば猪鹿庁”といわれるほどに。

設立|2010年
Tel|050-5308-7785
http://inoshika.jp

注目の縄文型ビジネス

あのスタバも実は縄文的?

道のカフェ
スターバックス、キヤノン、松下政経塾という異業種3社のコラボによる復興支援プロジェクト。東北で被災地のコミュニティ再生を支援。発起人の谷中さんによると、スタバの店舗でのサービスも、縄文4原則に通じているようだ。

設立|2011年(道のカフェ)
www.michinocafe.com

text: Discover Japan
2018年9月「縄文人はどう生きたか」


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