じんわりほっこり、湯浴みが愉しい宿９選

湯に身体をうずめると日頃のあれこれも長旅の疲れもじんわり溶けていく……。旅の醍醐味はやっぱり湯浴みにあり！　全国から厳選した極上を味わえる湯宿を紹介していこう。

身体にじわりと染み込む名湯
群馬「つつじ亭」

草津温泉「つつじ亭」には貸切風呂「玉の湯」がある。広々とした浴場は１時間を限度として借り切りが可能（申し込み制・宿泊客無料）。宿の外に広がる深くて濃い緑に包まれながらの名湯独り占めをお試しあれ。

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茶褐色の湯×意匠の面白さ
群馬「香雲館」

群馬からもう一軒のエントリーは伊香保温泉「香雲館」だ。大浴場「あうるの湯」は茶褐色の湯が特徴。また、こちらで楽しみたいのが館内のあちこちで見られる、工夫を凝らしたデザインだ。大浴場は男湯・女湯を上から見るとフクロウ（あうる＝Owl）の顔が浮かび上がるのだそう！

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蔵王連峰を一望
山形「名月荘」

「名月荘」では大浴場や部屋風呂もいいが、蔵王連邦が一望できる貸切露天風呂もぜひ体験してほしい。ちょっと変わった湯舟は蔵王岩をくり抜いたというから驚きだ。湯浴みのあとはカウンタースタイルで夕餉をいただくことができるのも嬉しい。

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露天風呂で乾杯
福島「花かんざし」

開湯1200年の岳温泉にある「花かんざし」。レトロなタイル貼りの大浴場が2か所、片方には露天風呂も付いており、まさに湯三昧！　しかも大浴場では地酒のサービスも。湯めぐり好きのみならず、酒好きにもお勧めの宿だ。

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箱根の山々に癒しをもらう
神奈川「奥の樹々」

ちょっと一息つきたい、そんな時に選びたいのが都心からアクセスしやすい箱根エリア。「奥の樹々」は樹木造りでおおらかな雰囲気の宿。箱根の山々を眺め、湯に浸かりながら愉しめる自然豊かな景色は、新宿から90分とはにわかに信じ難い。アーバンライフのご褒美にリストイン間違いなしだ。

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そこにあるのはのびのびした開放感
円かの杜

手足を存分に伸ばせるような大浴場、それが部屋の露天風呂なら申し分ない。そんなワガママにも応えてくれるのが「円かの杜」。全20室に個室露天風呂に加え、２つの大浴場を設けている。箱根の木々と一体になるような“開放感”が味わえる。

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瀟洒な内湯は必見
長野「村のホテル 住吉屋」

大正ロマン風のステンドグラスに瀟洒なデザイン。野沢温泉「村のホテル 住吉屋」の内湯は、のぼせも構わずじっくり見入ってしまいそう。もちろん上質な湯のすばらしさは言わずもがな。湧き出る湯を身にまとうと、何もかもが溶け出ていきそうだ。13か所ある共同湯めぐりも愉しみたい。

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豊かな湯量に身をゆだねる幸せ
石川「あらや滔々庵」

“滔々”という名の通りふんだんな湯の恵みを味わえるのが、石川県・山代温泉の「あらや滔々庵」。わずか数十mの地下からは1日あたり約10万ℓもの湯が沸き、檜の湯船にヒバの壁の大浴場は、木のぬくもりも心地よい。宿に残る北大路魯山人ゆかりの品々も堪能できる。

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“足元湧出”の湯を体感
岡山「奥津荘」

加水・加温や循環は一切なく、足元から直接源泉が湧き出る“足元湧出”。「奥津荘」は、この“足元湧出”が体験できる稀有な宿だ。深い湯船の底から湧き出る湯は、あぶくを立てて湯を揺らし、なんとも濃密な空気が漂う。

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宿の数だけ湯浴みのスタイルがあるが、共通するのは湯につかれば身も心もゆるゆるとほどけていくということ。冬に向かう季節、寒さで縮こまった心身をほぐしにでかけたい。

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