TRAVEL

建築家・藤本壮介がおすすめする
見ておきたい木造建築

2025.10.18
建築家・藤本壮介がおすすめする<br>見ておきたい木造建築

2025年「大阪・関西万博」で会場デザインプロデューサーを務め、世界最大の木造建造物「大屋根リング」をつくり上げた建築家の藤本壮介さん。小さな茶室から大きな神社仏閣まで、日本の伝統的な木造建築は空間デザインとしても、技術的な面にしてもあらゆるスケールにおいて世界最高峰だ、と藤本さんは語る。そんな藤本さんがおすすめする、見ておきたい木造建築をご紹介!

藤本壮介(ふじもと そうすけ)
1971年、北海道生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。現在は東京、パリ、深圳に設計事務所を構え、個人住宅から巨大複合施設まで、世界各地でプロジェクトを展開。2031年には宮城・仙台にて、音楽ホールと東日本大震災のメモリアル拠点との複合施設の竣工を予定している。

≪前の記事を読む

みんなの森 ぎふメディアコスモス
うねるような木造のフレームが必見!

写真提供=みんなの森 ぎふメディアコスモス

みんなの森 ぎふメディアコスモス内にある「岐阜市立中央図書館」。近未来的な建物の中に、大きな傘のようなテキスタイルによるグローブがいくつも配され、日本家屋のような風通しのよい空間が広がる。

写真提供=みんなの森 ぎふメディアコスモス

岐阜市立中央図書館
住所|岐阜県岐阜市司町40番地5
Tel|058-262-2924
開館時間|9:00~20:00
休館日|毎月最終火曜日 年末年始(12月31日~1月3日)
https://g-mediacosmos.jp/lib/

《日下部民藝館》
飛騨の職人の技と心を間近に堪能

©Junichi Yamamoto

江戸時代の高山の町家づくりの特色をとどめる日下部民藝館。一部吹き抜けの総檜造りで、梁と束柱の木組みが力強い。明治建築の民家としてはじめて国の重要文化財に指定され、一般に公開されている。

line

©Junichi Yamamoto

日下部民藝館
住所|岐阜県高山市大新町1-52
Tel|0577-32-0072
開館時間|10:00~16:00
休館日|毎週火曜日を休館(祝日の場合は翌日)
https://www.kusakabe-mingeikan.com/

建築家・藤本壮介に聞く
木と建築のいい関係

01|「森」をつくる建築デザイン
02|未来の森と建築のビジョンを大公開!
03|藤本壮介の〈木の建築作品〉 6選
04|藤本壮介がおすすめする木造建築

text: Yukie Masumoto photo: Norihito Suzuki

2025年9月号「木と生きる2025」

岐阜のオススメ記事

関連するテーマの人気記事